データ分析・活用の第一歩として「見える化」というキーワードがあります。まずはデータを収集し現状を「見える化」するところから始めましょう。というものです。立場によって「見える化」の意味合いが異なることがあります。今回は「『データによる見える化』で見たいものが異なる人々」というお話をします。
1.「データによる見える化」で見たいものが異なる人々
(1) システム側
システム担当者はデータを発生させ蓄積し、そのデータを加工・集計、何かしらの数値を表示させるシステムを構築することを「見える化」と言っていることでしょう。多くの人が持っているイメージもこちらに近いかもしれません。数値化さえすれば改善できると言わんばかりに、まずは数値が見えるようにしよう。といった感じです。
(2) マネジャー側
管理層などのマネジャー側が見たいのは、現在どうなっていて、今後どうなりそうか、ということでしょう。しかも細かいことではなく、ざっくりとしたことを知りたいのです。プロセス寄りの成果です。例えば売上予算に対する現在の達成度合いや、このままいった時に売上予算を達成できそうなのか、達成できそうにない時の対策案と、対策を打った際の予算の達成度合い、対策案そのものの妥当性などでしょう。成果の実績と予測、そして対策案まで「見える化」したいのです。成果の実績と予測といった定量的なものだけでなく、対策案という定性的な未来まで見たいのです。
(3) 現場側
現場側はどうでしょうか、データリテラシーに応じて異...





