データ分析の力は「1→100」で発揮されるけど、データ活用のことはじめは「0→1」。0(ゼロ)から全く新しい価値を創造し仕組み化するイノベーション型の事業創出を「0→1」。その創出された事業を、改良したり効率化させながら拡大・発展させるのが「1→100」。「0→1」をするのが起業家、「1→100」をするのが事業家とも言います。では、データ分析の力が発揮されるのは、どちらでしょうか。今回は、データ分析の力は「0→1」ではなく「1→100」で発揮されるけど、データ活用のことはじめは「0→1」という現実について、お話しいたします。このややこしい捻じれを知っておくと、社内でデータ分析の活用を推し進めるとき、ちょっとスッキリし進めやすくなります。もし、社内データ活用が上手くいっていないと感じましたら、参考にして頂ければと思います。
1. データ分析:「0→1」ではなく「1→100」
いきなり結論を言います。私の経験から言うと、データ分析の力が発揮しやすいのは「1→100」です。端的に言うと、データ分析の力で効率化することができるからです。マーケティングや営業の分野で言えば、営業生産性と販促効率を高めるということです。
データを使って「0→1」を実現しようという動きは確かにあります。一昔前の2000年前後にあったデータマイニングブームです。仮説発見型のデータ分析と言われてました。そもそも論から申し上げると、データは未来ではなく過去の記録にすぎません。そこから未知の何かを発見するのは、至難の業です。
2. データ分析:得意な「1→100」に集中させた方がよい
製造現場のSQC(統計的品質管理)などのデータ分析に代表されるように、データ分析は、「データを上手く使うことで、課題解決を促し、より良いものに改良していく」のに向いています。マーケティングや営業であれば、効率化することで、同じ社内リソースで売上拡大を図ったり、売上を落とさずコストをカットしたり...






