データベースからの知識発見で、KKDの世界からKDDの世界へとはよく言われますが、先日、「データ活用してKKD(経験と勘と度胸)から脱却したい」と、ある企業の営業本部長からも言われました。KDDとは、Knowledge Discovery in Databases(データベースからの知識発見)のことです。集めたデータから人が気付かなかった知識を発見しビジネスに活用します。データマイニングと言われている分野です。夢のような世界です。今は、データマイニングではなく機械学習やAI(人工知能)という別の言葉で、このデータから得られるかもしれない夢を描いています。KKDとは、経験と勘と度胸の頭文字をとった造語です。長年の経験や過去の事例をベースに物事を判断し推し進めることです。一番の問題は、人の経験値や直感、才能、やる気、気分などによって左右されることです。経験は人によって違いますし、勘は日や気分によって冴えるときもあればそうでないときもあります。つまり、KKD(経験と勘と度胸)に頼った営業や販促では、人よってばらつきが大きく、同じ人でも日によってばらつくため安定しません。
1. データを活用して、ばらつきの少ない安定した営業をする
データ分析を営業や販促に活用することのメリットはなんでしょうか。今まで思いもしなかった新しいこと(知識)を発見することでしょうか。データをいくら分析しても、おそらく新しいこと(知識)はそうそう見つかりません。なぜ見つからないのでしょうか。それはデータは過去のことを記録したに過ぎないからです。
データを分析し今まで気づかなかったことが分かっても、大きなインパクトのあることはそうそう発見されません。見落としていたことに気づくだけです。自分が見落としていただけで、他の誰かは気づいていていたかもしれません。多くの場合、勘のいい人は気づいています。そして、あまり重要でないために口に出して言わなかったり、社内に言い出せる雰囲気がなく黙っていただけかもしれません。
つまり、データを集め分析しても、大きな...






