「レッドオーシャンに飛び込めとデータは言うけど」「ブルーオーシャンをデータだけで発見したいんだけど」よくこのような質問をされるかたがいます。ブルーオーシャンとは「青い海=利益率の高い競合相手のいない市場」のことです。一方、レッドオーシャンというのもあります。レッドオーシャンとは「赤い海=血で血を争う競合のたくさんいる市場」のことです。こんな夢なような市場をデータで創造するのは至難の業です。市場は無理でも、「ブルーオーシャンな時期」だったら見つかるかも。「ブルーオーシャンな時期」とは、競合が気付いていない利益率の高い時期のことです。これであればデータで見つかりそうです。販売データを分析すれば出てきそうです。粗利の高い商品がたくさん売れている時期を探せばよいのですから。
1. ブルーオーシャンな時期は、確かに見つかるけど
小売店であれば、日単位で売上と粗利、広告宣伝費&販促費(CMやチラシなど)などの額を集計して利益率を計算。
- 利益率=(粗利-広告宣伝費&販促費などのコスト)÷ 売上
とりあえず、その粗利率を時系列で眺めれば見えてきます。この時期の粗利率が高いとか、この時期の粗利率が低いとかが見えてきます。小売店チェーンの場合は決まって、バーゲンの時期と初売りの時期の利益率が悪い。利益率が高いのは、バーゲンの時期と初売りの時期以外の時期にある。「これぞまさにブルーオーシャンな時期だ!」と喜べるでしょうか? 閑散期にブルーオーシャンです。つまり、儲からない時期です。
2. 儲かる「時期」はレッドオーシャンという嫌な真実
小売店チェーンの場合、日別の売上の時系列で眺めれば、決まってバーゲンの時期と初売りの時期が売上が跳ねます。1週間単位で見れば、人が来やすい土日や祝日に売上が跳ねます。利益率とは逆の動きをします。なぜ小売店チェーンでは、売上と利益...






