普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その188) 妄想を続けることで頭が良くなることを実感し妄想を好きになる

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普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その188) 妄想を続けることで頭が良くなることを実感し妄想を好きになる

・見出しの番号は、前回からの連番です。

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妄想はネガティブに捉えられがちですが、私は妄想はイノベーション創出において、極めて重要な役割を果たすものであると考えています。引き続き、妄想のすすめについて解説します。妄想をするには、それなりにエネルギーが必要になります。そのようなエネルギーを生み出すためには、それなりの心構えや工夫が必要になります。今回も引き続き、妄想を積極的に促す方法について考えてみます。

 

24. 妄想を積極的に促す方法(その24):妄想を続けることで頭が良くなることを実感し妄想を好きになる

妄想の習慣を持つことは、とにもかくにも、人の頭を良くすることに多いに貢献します。なぜそんなことが言えるのか?これは私の経験からです。私は20代までは、人並みには頭を使っていましたが、それはあくまで人並みです。しかし30代の前半に経営コンサルタントとなり、頭を使う頻度が各段にあがりました。経営コンサルタントの仕事の重要な部分が、限られた情報から妄想も含め何かを想定することがあります。もちろん妄想した後にその妄想が正しいのかどうかを検証するのですが、むしろその検証より妄想を通して創出した仮説がより重要です。そしてこの過程を続けることで、自分の頭が随分良くなったと実感しています。

 

自分の頭が良くなっ...

普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その188) 妄想を続けることで頭が良くなることを実感し妄想を好きになる

・見出しの番号は、前回からの連番です。

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妄想はネガティブに捉えられがちですが、私は妄想はイノベーション創出において、極めて重要な役割を果たすものであると考えています。引き続き、妄想のすすめについて解説します。妄想をするには、それなりにエネルギーが必要になります。そのようなエネルギーを生み出すためには、それなりの心構えや工夫が必要になります。今回も引き続き、妄想を積極的に促す方法について考えてみます。

 

24. 妄想を積極的に促す方法(その24):妄想を続けることで頭が良くなることを実感し妄想を好きになる

妄想の習慣を持つことは、とにもかくにも、人の頭を良くすることに多いに貢献します。なぜそんなことが言えるのか?これは私の経験からです。私は20代までは、人並みには頭を使っていましたが、それはあくまで人並みです。しかし30代の前半に経営コンサルタントとなり、頭を使う頻度が各段にあがりました。経営コンサルタントの仕事の重要な部分が、限られた情報から妄想も含め何かを想定することがあります。もちろん妄想した後にその妄想が正しいのかどうかを検証するのですが、むしろその検証より妄想を通して創出した仮説がより重要です。そしてこの過程を続けることで、自分の頭が随分良くなったと実感しています。

 

自分の頭が良くなったと、不遜な言い方に聞こえるかもしれませんが、このプロセスをたどることで「誰でも」自分の頭を良くすることができると思います。

 

そこには、脳科学的な裏付けがあるからです。脳科学者の青砥瑞人氏は、その著書「ブレインドリブン」(ディスカバートゥエンティワン」)の中で「神経細胞、特に脳の細胞は肉体の筋肉とよく似ている。神経細胞も使えば使うほど、神経細胞を取り巻く「ミエリン鞘」が少しずつ太くなり、レセプター受容感度が高まっていく。」と言っています。つまり脳は筋肉が使えば使うほど強くなるのと同様に、使えば使うほど良くなるのです。ですので、妄想の習慣を持つことで、誰でも頭を良くすることができるのです。

 

私の例では、幸か不幸か経営コンサルタントという仕事の中で、好き嫌い、得意不得意を言っている暇はなく、そこで生きていくためには絶対に妄想をしなければならない状況に投げ込まれ、サバイバルのためにそれをしてきました。しかし、普通の人は、通常そのような絶対に妄想しなければならない状況にはありません。

 

それでは、どうしたら「妄想を必要としているわけではない」ごく普通の人にとって妄想を習慣化できるのか?それは妄想を続けることで、そのプロセスで自分の頭が良くなったと実感し、そして妄想自体を好きになることと思います。ここでのポイントは妄想を「好きになる」ことです。

 

私は最近「生きのびるための事務」(坂口恭平原作、道草晴子漫画、マガジンハウス)という本を読みました。読むきっかけは、日経ビジネスに「今週の1冊」というコーナーがありますが、そこで一橋大学のビジネススクールの楠木教授が書評で本書を取り上げていて、面白そうだと思い購入したことです。あの楠木先生をして「22歳の僕も研究というフワフワした創造活動を仕事にしたいと夢想していた。当時の僕の中に事務という考えは一切なかった。しばしば、漠然とした不安に苛まれた。何もしないうちに途方に暮れていた。つくづく思う。その頃にこの本を読みたかった。」(日経ビジネス2024年11月4日号、P.90)と言わしめた本です。(皆さんの夢をかなえる、実践的なヒントを示してくれる良書です。漫画の形式をとっていて読みやすい本でもあります。)

 

この本の主旨は、自分に夢があれば、それを「事務」すなわち「毎日のルーティーン」に落とし、ひたすらそれを行うことで、その夢をかなえることができるというものです。ルーティーンは習慣に他なりません。その「事務」をひたすら行う必要がありますが、そこで極めて重要なことが「その事務が自分が本当に好きかどうか」にあるという内容です。今、解説している妄想の例でいうと、妄想が本当に好きかが、妄想を継続的に続ける前提となります。そこで私が強く思うことが、妄想をすると本当に自分の頭が良くなるので、好きにならない筈がないということです。

 

ここで重要なことが、どのような活動をルーティーンとするかですが、まさにその活動をこの一連の「妄想のすすめ」の中で議論をしています。皆さん方に合った方法をこの連載の内容から考えていただければ幸いです。

 

次回に続きます。

 

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この記事の著者

浪江 一公

プロフェッショナリズムと豊富な経験をベースに、革新的な製品やサービスを創出するプロセスの構築のお手伝いをいたします。

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