今回も、前回に引き続き、「思い付く」ための「知識・経験を整理するフレームワーク」の中の、知識・経験を時系列で整理する「期」ついて解説します。
1. 市場の発展に伴う主導者となるプレーヤーの推移
マーケティングの重要な概念の1つに、市場の発展に伴う主導者の推移を表すものがあります。これは市場が形成され、成長し、成熟し、衰退するまでの時系列を、その各段階での主導者をイノベーター、アーリー・アダプター、フォロアー、ラガードという名称を付けられたプレーヤー(顧客でもある)で分類するというものです。
これは前回紹介した、揺籃期、成長期、成熟期、老衰期に近い(注:全く同じではない)期の概念に、それら期を主導するプレーヤーの名称(とその特徴)で整理したものです。市場が形成される前には、その市場を形成するための準備段階とそれを行うプレーヤーが必要であり、この概念ではそれらプレーヤーにイノベーターという名前がつけられています。
まさに市場がまだ存在しない段階で、新しいニーズを自ら認識し、さらにそこに止まることなく、自らが何らかの活動を行うのがこのイノベーターです。生産財の場合には自分達が自らの製品の...






