
ステージゲート・プロセスを活用した研究開発テーマの評価・選定のマネジメント
~ステージゲート・プロセスの基本・本質の理解と研究開発での有効な運用方法~
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
「研究開発テーママネジメント、イノベーションマネジメント、技術戦略、マーケティング
そして事業戦略を統合した戦略的なマネジメント体系で、処方箋となりえるステージゲート・プロセス
その本質・本来的来的な意味、価値を再考し、それを踏まえた実際の運用活動・体制
曖昧、あるいは属人的な評価・意思決定ではなく、納得できる仕組みを構築し、運用していくために」
研究開発におけるあらゆる意思決定の場面でステージゲートを有効に機能させる、将来の不確実性に対応する、、、
評価視点の決定、意思決定の方法・プロセスの仕組みの構築と運用、導入事例、各ゲートでの議論の方法、
運用法・体制、関わる人数、中止後テーマの扱い、研究開発担当者の抵抗への対処法・・・
キーワード:ステージゲート,テーマ創出,テーマ評価,テーママネジメント,アイデア創出
日時
【Live配信受講】 22025年9月25日(木) 10:30~16:30
【アーカイブ受講】2025年9月26日(金)~10月2日(木)
セミナー趣旨
本セミナーではこのようなステージゲート・プロセスの本来的な意味を紹介し、その後それらを踏まえた実際の各ゲートでの評価項目、ゲートでの議論の方法、その他運用法および体制についての議論を行います。
~主催者より~
講師と同業者、コンサルティング業の方の受講はお断りいたします
受講対象・レベル
・研究開発部門企画管理者・担当者
・実際に製品開発・研究開発に携わる管理者・担当者
・新規事業企画・経営企画管理者・担当者 の皆様 など
習得できる知識
・ステージゲートプロセスの本質の理解
・ステージゲートプロセスの全体像の把握
・ステージゲートプロセスの評価法の習得
・ゲート会議での意思決定法 など
セミナープログラム
(1)ステージゲート・プロセスとは?
(2)ゲートでは製品や事業の成功の視点で評価する
(3)ステージゲートは方法論ではない
‐ステージゲート『法』という命名は誤り
‐全てのプロセスには既にステージとゲートが存在
‐英語ではStage-gate process
(4)ステージゲート・プロセスの背景と歴史
2.なぜ今きちんとしたステージゲート・プロセスが必要なのか?
(1)21世紀の日本の産業界の現実
(2)日本企業が行く道
(3)革新的製品・事業・技術創出には
(4)ステージゲート・プロセスの狙いの新しい視点
‐不確実性に積極的に対処し、かつマネイジする
‐個別テーママネジメントから全体マネジメントへ
3.ステージゲート・プロセスの誤解と真実
(1)テーマを切るためのものではない
(2)経営者の意思決定の『代替』ではない(意思決定の強力な『支援』の仕組み)
(3)進捗管理の手法ではない(ゲートでは進捗管理も行うが)
(4)デザインレビューの一部ではない
(5)「不確実性の高い初期段階には役に立たない」ものではない
4.不確実性への対応としてのステージゲート・プロセスの11の工夫
(1)不確実性を低減する
工夫1:積極的市場との対話
工夫2:フロントローディング
工夫3:英知を集める
(2)不確実性を所与とする
工夫4:多産多死
工夫5:投資を段階的に増やす
工夫6:評価の段階的精緻化
工夫7:初期には迷ったら前に進める
(3)不確実性に起因する判断の誤りを所与とする
工夫8:中止になっても非公式には継続の自由を与える
工夫9:中止テーマに別予算を与える
(4)中止にしても成果を活用
工夫10:中止になっても金庫に保存して活用
工夫11:成果を外部に提供(オープンイノベーション)
5.ステージゲート・プロセスの種類
6.ゲートの役割と評価項目
(1)不確実性対応のフレームワークを踏まえ具体的な活動にまで翻訳
(2)ゲートの役割
(3)ゲートにおける評価項目の全体像
(4)評価項目【1】:「プロジェクトの進捗度」
(5)評価項目【2】:「プロジェクトの魅力度」に関する評価項目例(※:この部分は評価項目別に詳細に議論)
(6)各ゲート別評価項目の考え方
(7)評価項目【3】:「今後の目標・施策・計画」
(8)「戦略」の構成要素との関係
(9)クーパー案と本案の関係
7.ゲートでの評価と意思決定
(1)評価者の役割
(2)誰が評価するか?(ゲート会議出席者)
(3)評価のタイミングは?
(4)誰が成果物(ゲート会議用資料)を作るか?
(5)プロセスマネジャーとは?
‐プロセスマネジャーの役割
‐プロセスマネジャーは誰がなるか?
(6)議論・意思決定の3つのステップ(準備およびゲート会議の進め方)
‐3つのステップ
・ステップ1:事前の成果物の評価者への提出と準備
・ステップ2:検討会でのプレゼンテーションと質疑応答
・ステップ3:検討会での評価者の間での議論と意思決定
‐注意点
・必ずゲート会議用テンプレートを作る
・ゲート会議用テンプレートの工夫と注意点
・ゲート会議での有効な議論・意思決定法
8.ステージゲート・プロセスの導入事例(富士フイルム)
9.ステージの活動
(1)成果物(ゲートに向けての評価用資料)の作り方
(2)情報源・情報収集法
・仮説・検証・進化を中心に
・フェルミ推定を活用
10.研究開発担当者のステージゲート導入に対する抵抗への対処法
11.最後に:ステージゲートのその他の重要な意味
(1)研究者と経営者とのコミュニケーションツール:研究開発活動の見える化を実現
(2)研究者の事業化マインドを高める
(3)評価者にとっての学びの場
(4)イノベーション創出への貢献
□質疑応答□
セミナー講師
<主なご経歴>
大手電機メーカー、アーサー・D・リトル(ジャパン)(株)、(株)フュージョンアンドイノベーション等を経て、現在ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長 技術マネジメントおよび経営に関するコンサルティングにおいて30年の経験を有す。2022年3月まで日本工業大学大学院技術経営研究科(MOT)教授を兼務。北海道大学工学部、米国コーネル大学経営学大学院(MBA)卒
<ご専門>
テクノロジーマネジメント、新規事業戦略、マーケティング
<著書・論文>
【著書】「プロフィット・ピラミッド超高収益を実現する14のシンプルな法則」 ダイヤモンド社(韓国語及び中国語でも出版) 「高収益革命のデザイン」(ダイヤモンド社)「製造業の高収益革命」(同上)「全図解 戦略参謀マップ」(同上)
【訳書】「エマソン 妥協なき経営」ダイヤモンド社、「ステージゲート法 製造業のイノベーションマネジメント」(原著「Winning at New Products」ロバート・クーパー著) 英治出版 2013年 「会社の不文律」(ダイヤモンド社)、その他共著・共訳、雑誌への寄稿多数近著
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(備考)※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
講師のプロフィール
プロフェッショナリズムと豊富な経験をベースに、革新的な製品やサービスを創出するプロセスの構築のお手伝いをいたします。
浪江 一公
なみえ かずきみ / 東京都 / ベクター・コンサルティング株式会社
ベクター・コンサルティングは、Bridging technologies and markets toward creating innovationsを目指し、クライエント企業様に技術と市場との間の橋渡しによりイノベーションの...続きを読む
受講料
55,000円(税込)/人