アイディアを共有する組織づくり 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その30)

更新日

投稿日

 
  技術マネジメント
 
 新規事業や新商品のアイディアをいかに発想するかについて紹介して参りましたが、今回はアイディアを共有する効果とその環境作りの方法を解説します。
 
 まず前提として、アイディアは個々が懐であたためていては意味がありません。
 
 こんな事例に遭遇したことはないでしょうか?
 
 もしくは過去にご自身が発言していたりなんてことは?
 
  • Aさん:「C社から発表された〇〇って商品、実は俺も10年前にアイディア出ていたんだよな〜。」
  • Bさん:「…えっ?!ふ〜ん、もったいなかったね。」
 
 そうです、アイディアは頭の中で思いついただけでも、アイディア帳に蓄積しただけでもダメです。 アイディアは形として世の中に公開・発表しなければいけません。
 
 つまり「知的財産」や「商品・サービス」として「価値」へと変換するということです。あなたが個人事業主などでない限り、アイディアを価値につなげる第一歩とは、発想したアイディアを仲間と共有する、公開することです。
 
 そして公開したアイディアを討議し、ブラッシュアップすることで新しい価値が創造できます。
 
 仲間との共有方法は雑談もよいですが、新規事業の創出は企業のミッションである以上、メンバーの行動を促す環境を用意することがベターです。ここで組織リーダーが用意するべき環境の一例をご紹介します。
 
 メンバー全員が出席する朝礼などでアイディア公開の場を作る。組織内の共有データベースにアイディア表を作り公開する。定例などの場でアイスブレイクとして5分間アイディア共有をさせる。このように、メンバーがアイディアを気軽に公開できる風土を作ることが組織リーダーがまず取り掛かるべき行動です。
 
 メンバーが共有するという活動に慣れてきたところで、ブラッシュアップするための意見交換の...
 
  技術マネジメント
 
 新規事業や新商品のアイディアをいかに発想するかについて紹介して参りましたが、今回はアイディアを共有する効果とその環境作りの方法を解説します。
 
 まず前提として、アイディアは個々が懐であたためていては意味がありません。
 
 こんな事例に遭遇したことはないでしょうか?
 
 もしくは過去にご自身が発言していたりなんてことは?
 
  • Aさん:「C社から発表された〇〇って商品、実は俺も10年前にアイディア出ていたんだよな〜。」
  • Bさん:「…えっ?!ふ〜ん、もったいなかったね。」
 
 そうです、アイディアは頭の中で思いついただけでも、アイディア帳に蓄積しただけでもダメです。 アイディアは形として世の中に公開・発表しなければいけません。
 
 つまり「知的財産」や「商品・サービス」として「価値」へと変換するということです。あなたが個人事業主などでない限り、アイディアを価値につなげる第一歩とは、発想したアイディアを仲間と共有する、公開することです。
 
 そして公開したアイディアを討議し、ブラッシュアップすることで新しい価値が創造できます。
 
 仲間との共有方法は雑談もよいですが、新規事業の創出は企業のミッションである以上、メンバーの行動を促す環境を用意することがベターです。ここで組織リーダーが用意するべき環境の一例をご紹介します。
 
 メンバー全員が出席する朝礼などでアイディア公開の場を作る。組織内の共有データベースにアイディア表を作り公開する。定例などの場でアイスブレイクとして5分間アイディア共有をさせる。このように、メンバーがアイディアを気軽に公開できる風土を作ることが組織リーダーがまず取り掛かるべき行動です。
 
 メンバーが共有するという活動に慣れてきたところで、ブラッシュアップするための意見交換の時間を取り入れることで、確度の高い洗練されたアイディアが生まれます。新規事業や革新的な新商品の創出には、組織風土・人材育成を並行して行うことで相乗効果が表れますので、習慣になるまで行動し続けてください。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

川崎 響子

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。


「技術マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
経済に関する5つのフレームワーク 普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その39)

        この連載ではマクロ環境分析の解説をしていますが、今回は、PESTEL(Political:政...

        この連載ではマクロ環境分析の解説をしていますが、今回は、PESTEL(Political:政...


リーン製品開発が開発チームの行動様式を変える

   今回は、リーン生産方式とリーン製品開発について解説します。リーンとは何でしょうか。リーンとは、英語のleanのことで「やせた」、「細...

   今回は、リーン生産方式とリーン製品開発について解説します。リーンとは何でしょうか。リーンとは、英語のleanのことで「やせた」、「細...


普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その175) 妄想とイノベーション創出

  前回まで自分が生物、物、さらには抽象概念になったと想像して、世の中を観察しようという話をしてきました。これは言うなれば、まさに妄想の世...

  前回まで自分が生物、物、さらには抽象概念になったと想像して、世の中を観察しようという話をしてきました。これは言うなれば、まさに妄想の世...


「技術マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
スーパーマンではなくプロフェッショナルな技術者に(その1)

【プロフェッショナルな技術者 連載目次】 1. 製品開発現場が抱えている問題 2. プロフェッショナルによる製品開発 3. 設計組織がねらい通り...

【プロフェッショナルな技術者 連載目次】 1. 製品開発現場が抱えている問題 2. プロフェッショナルによる製品開発 3. 設計組織がねらい通り...


開発工数メトリクス2 プロジェクト管理の仕組み (その22)

 今回は、進捗管理に直接関係する分析例を見てみましょう。   図56. アクティビティ重心推移    図56は「アクティビ...

 今回は、進捗管理に直接関係する分析例を見てみましょう。   図56. アクティビティ重心推移    図56は「アクティビ...


‐現場観察のチェックポイント‐  製品・技術開発力強化策の事例(その8)

 前回の事例その7に続いて解説します。現場観察はどのような場合でも非常に大切です。 価値ある情報をくみ上げる観察力を絶えず自己啓発する必要があります。現場...

 前回の事例その7に続いて解説します。現場観察はどのような場合でも非常に大切です。 価値ある情報をくみ上げる観察力を絶えず自己啓発する必要があります。現場...