イメージしにくい商材の良さを伝えるには 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その39)

更新日

投稿日

 
  技術マネジメント
 
 今回は企画提案や初期開発でつまづきやすい、「開発商材の良さ」が相手に伝わらないという悩みの解決方法です。
 
 「開発商材の良さ」を伝えたい相手はどなたでしょうか?
 
 最も多いのが、開発の決裁権限を持つ上位職ではないでしょうか?
 
 いくら資料の品質やプレゼンスキルを磨いて答申に望んでも、決裁者がいまいちピンと来ていないという表情をしていたら、危険信号です。
 
 これだけ技術や情報が増加している昨今、該当分野出身の決裁者であっても新しい価値を生みだすような開発商材の場合、話の1割も伝わらないことがほとんどです。
 
 せっかく吟味した商材アイディアを無駄にしないために、こんな解決策があります。それは…「プロトタイプを作って見せる」ことです。
 
 近年は3DプリンタやArduinoなどのテストボード等プロトタイプに利用しやすいハードウェアが充実してきています。また何もハードウェアを作り込まずとも筐体を自作してもいいかと思います。
 
 私もダンボールで筐体を自作した経験がありますが、机上で説明する、動画で説明するよりも実物を見せた方が確実に理解され、決裁につながります。
 
 「人は自分がイメージできる人にはなれるが、イメージできない人にはなれない」などともいうように、世の中にないものを作りたいと考えたらステークホルダーが「イメージできるようにまで見せる」ことが大切です。
 ...
 
  技術マネジメント
 
 今回は企画提案や初期開発でつまづきやすい、「開発商材の良さ」が相手に伝わらないという悩みの解決方法です。
 
 「開発商材の良さ」を伝えたい相手はどなたでしょうか?
 
 最も多いのが、開発の決裁権限を持つ上位職ではないでしょうか?
 
 いくら資料の品質やプレゼンスキルを磨いて答申に望んでも、決裁者がいまいちピンと来ていないという表情をしていたら、危険信号です。
 
 これだけ技術や情報が増加している昨今、該当分野出身の決裁者であっても新しい価値を生みだすような開発商材の場合、話の1割も伝わらないことがほとんどです。
 
 せっかく吟味した商材アイディアを無駄にしないために、こんな解決策があります。それは…「プロトタイプを作って見せる」ことです。
 
 近年は3DプリンタやArduinoなどのテストボード等プロトタイプに利用しやすいハードウェアが充実してきています。また何もハードウェアを作り込まずとも筐体を自作してもいいかと思います。
 
 私もダンボールで筐体を自作した経験がありますが、机上で説明する、動画で説明するよりも実物を見せた方が確実に理解され、決裁につながります。
 
 「人は自分がイメージできる人にはなれるが、イメージできない人にはなれない」などともいうように、世の中にないものを作りたいと考えたらステークホルダーが「イメージできるようにまで見せる」ことが大切です。
 
 そのためにも「プロトタイプ」は作りこみ過ぎず、最も重要なコア技術に注力するという該当開発テーマの目的を意識してください。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

川崎 響子

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。


「技術マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
設計部門の課題と原因分析 【連載記事紹介】おすすめセミナーのご紹介

       設計部門の課題と原因分析の連載記事が無料でお読みいただけます!   ◆設計部門の...

       設計部門の課題と原因分析の連載記事が無料でお読みいただけます!   ◆設計部門の...


技術棚卸はトレンド分析と表裏一体

1.技術の棚卸はトレンド分析と表裏一体  技術の棚卸しは将来の製品像を占うトレンド分析と表裏一体です。トレンド分析は、人口推計等の統計データから将来...

1.技術の棚卸はトレンド分析と表裏一体  技術の棚卸しは将来の製品像を占うトレンド分析と表裏一体です。トレンド分析は、人口推計等の統計データから将来...


市場を各グループ、セグメントに分割する 普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その69)

 前々回から「知識・経験を物理量で整理する」議論を始めていますが、今回も前回に引き続き「整理の為に考える要素」の解説をします。 ◆関連解説記事『技術...

 前々回から「知識・経験を物理量で整理する」議論を始めていますが、今回も前回に引き続き「整理の為に考える要素」の解説をします。 ◆関連解説記事『技術...


「技術マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
‐現場観察のチェックポイント‐  製品・技術開発力強化策の事例(その8)

 前回の事例その7に続いて解説します。現場観察はどのような場合でも非常に大切です。 価値ある情報をくみ上げる観察力を絶えず自己啓発する必要があります。現場...

 前回の事例その7に続いて解説します。現場観察はどのような場合でも非常に大切です。 価値ある情報をくみ上げる観察力を絶えず自己啓発する必要があります。現場...


イノベーションのための「チーム体制」

 「最後の砦、技術力がアブナイ」では、技術者は自律性、創意工夫、挑戦意欲、変化対応力などを期待されているにもかかわらず、開発現場はそのような技術者に育てる...

 「最後の砦、技術力がアブナイ」では、技術者は自律性、創意工夫、挑戦意欲、変化対応力などを期待されているにもかかわらず、開発現場はそのような技術者に育てる...


追求するのは擦り合わせ能力を活かすマネジメント(その3)

 前回のその2に続いて解説します。図15は製品開発(設計)における調整の仕組みを詳細化したものです。「可視化」「分析」「視点切り替え」3つの要素から成り立...

 前回のその2に続いて解説します。図15は製品開発(設計)における調整の仕組みを詳細化したものです。「可視化」「分析」「視点切り替え」3つの要素から成り立...