アイディアの種の蓄積 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その20)

更新日

投稿日

 
  技術マネジメント
 

◆ アイディアの種を簡単に蓄積する「写真メモ」とは

 
 今回は「アイディアの種を簡単に蓄積する方法」をご紹介します。タイトルからも想像できるかと思いますが、その答えは…「写真メモ」です。
 
 もし、新規事業・新商品の企画を作ることになったら、まずはアイディアを大量に出す作業が発生します。
 
 最初の100件程度までは順調にアイディアが湧き出てくるかもしれません。ただし、500件となったら、そう簡単にはいきません。
 
 同じアイディアを繰り返し何回も出してしまうということも出てきます。アイディアに煮詰まったら、もしくは早々に煮詰まりそうだなと感じているのならば、「写真メモ」活動に取り組んでください。
 
 「写真メモ」とは、そのままズバリ、スマートホンなどによる「写メ」を示します。朝の情報番組、通勤時間中で目にする広告、新聞記事をはじめ、休日に行くショッピングモールなどで気になったものの写真を片っ端から撮り貯めしておきます。
 
 この「撮り溜め」がポイントです。
 
 インスタグラムの「コレクション機能」のようにお気に入り画像を蓄積しておき、いざアイディアに煮詰まった時には「虎の巻」のごとく、ざっと眺めてみてください。すると、この「写真メモ」から意外にもアイディアの種となることがあります。
 
 「写真メモ」は「手書きメモ」よりも簡単に、そして無意識にメモする方法です。
 
 統一性も脈絡もなく、無意識に気になる情報を残しているように思えますが、意外とその時のご自身の興味の対象が色濃く反映されています。アイディア出しを日常業務で行なっているならば尚更、無意識に求めている情報にセンサーが働いているはずです。
 
 テキストではなく、写真というイメージが目に飛び込んでくるため、一覧で見直す最中に、トンがったひらめきにつながることも。
 
 「写真メモ」は手軽に残すことができるツールですので、義務的に行うのではなく...
 
  技術マネジメント
 

◆ アイディアの種を簡単に蓄積する「写真メモ」とは

 
 今回は「アイディアの種を簡単に蓄積する方法」をご紹介します。タイトルからも想像できるかと思いますが、その答えは…「写真メモ」です。
 
 もし、新規事業・新商品の企画を作ることになったら、まずはアイディアを大量に出す作業が発生します。
 
 最初の100件程度までは順調にアイディアが湧き出てくるかもしれません。ただし、500件となったら、そう簡単にはいきません。
 
 同じアイディアを繰り返し何回も出してしまうということも出てきます。アイディアに煮詰まったら、もしくは早々に煮詰まりそうだなと感じているのならば、「写真メモ」活動に取り組んでください。
 
 「写真メモ」とは、そのままズバリ、スマートホンなどによる「写メ」を示します。朝の情報番組、通勤時間中で目にする広告、新聞記事をはじめ、休日に行くショッピングモールなどで気になったものの写真を片っ端から撮り貯めしておきます。
 
 この「撮り溜め」がポイントです。
 
 インスタグラムの「コレクション機能」のようにお気に入り画像を蓄積しておき、いざアイディアに煮詰まった時には「虎の巻」のごとく、ざっと眺めてみてください。すると、この「写真メモ」から意外にもアイディアの種となることがあります。
 
 「写真メモ」は「手書きメモ」よりも簡単に、そして無意識にメモする方法です。
 
 統一性も脈絡もなく、無意識に気になる情報を残しているように思えますが、意外とその時のご自身の興味の対象が色濃く反映されています。アイディア出しを日常業務で行なっているならば尚更、無意識に求めている情報にセンサーが働いているはずです。
 
 テキストではなく、写真というイメージが目に飛び込んでくるため、一覧で見直す最中に、トンがったひらめきにつながることも。
 
 「写真メモ」は手軽に残すことができるツールですので、義務的に行うのではなく、楽しみながら興味を持ったものを撮り続けることをおすすめします。日常の業務では出会えない、新たな気づきが得られる可能性大です。ワクワクすることに躊躇せず、五感を使ってアイディアのタネを入手してください。
 
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

川崎 響子

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。


「技術マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
PESTEL分析 普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その37)

        前回から市場の知識を得る方法として、マクロ環境分析のPESTEL分析を解説しています。今回も...

        前回から市場の知識を得る方法として、マクロ環境分析のPESTEL分析を解説しています。今回も...


製品開発における上流設計の重要性とDfX(その3)DfXの具体的な進め方とポイント

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「技術マネジメント」に関するセミナーはこちら! ◆ DfXの具体的な進め方とポイント 前回の製品...

【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「技術マネジメント」に関するセミナーはこちら! ◆ DfXの具体的な進め方とポイント 前回の製品...


日本の事例 オープンイノベーションとは(その4)

         【オープンイノベーションとは 連載目次】 1. オープンイノベーショ...

         【オープンイノベーションとは 連載目次】 1. オープンイノベーショ...


「技術マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
設計部門の仕組み構築(その2)

 前回のその1に続いて解説します。  繰り返しになりますが、事例としてあげている設計部門では、現状の課題を次のように整理できています。 (1)繰り返し...

 前回のその1に続いて解説します。  繰り返しになりますが、事例としてあげている設計部門では、現状の課題を次のように整理できています。 (1)繰り返し...


先行技術テーマを企画段階で評価するには

1.先行技術開発    イノベーション、すなわち価値創造がものづくり企業におけるR&Dのミッションとして期待される中で、それを実現す...

1.先行技術開発    イノベーション、すなわち価値創造がものづくり企業におけるR&Dのミッションとして期待される中で、それを実現す...


製品設計におけるトレードオフのコントロールとは

        今回は、次のような想定で、製品設計におけるトレードオフのコントロールをどう考えればよいかを解...

        今回は、次のような想定で、製品設計におけるトレードオフのコントロールをどう考えればよいかを解...