軸を明確にすることで得られる効果 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その10)

更新日

投稿日

 
 技術マネジメント
 
 先日お会いした経営陣との会話から得たビジネスヒントをご紹介します。
 
 少人数で技術開発にまつわるビジネスを推進する上で、様々な営業を受けると思います。
 
 「うちの会社のこの技術を使えば、御社の製品はもっと品質が上がりますよ。」
 
 「ここを共同開発すれば、こんなビジネスチャンスにつながるはずなので一緒にやりませんか?」etc…
 
 イヤラシイ話になりますが、ビジネスという性格上、お金の匂いがする技術や関心の高い開発テーマには色々な人達がコンタクトをしてきます。
 
 そして、どれもが美味しそう、またはどれもが胡散臭く感じる…など、迷われることがあるかと思います。今回、お会いした経営者の方は、迷いが全くないということでした。
 
 なぜ、迷いがないのかお尋ねしたところ、「自社にとって要・不要がすぐ判断できる状態であるから」でした。つまり、数多くの提案を受けた場合には、ご自身の会社やその事業の「軸」が明確になっているかが問われるということです。
 
 私は通常、この「軸」=「戦略」と表現していますが、今回は「軸」のまま解説します。
 

◆「軸」があることがもたらす効果

 
 決裁者はもとより、担当者を含めたステークホルダー全員が迷わず業務を進めることができる社外や社内からの提案(協業やサービスの売り込み)の要・不要がすぐ判断できる上市までの期間が最短かつ、不要な人件費などコストがかからず実現できる「ビジネス目標が最短で最安コストで達成できる」これに勝る喜びはないのではないでしょうか?
 
 ご自身の事業に「軸」があるのか、それは明確に定義されているのか、「軸」を社員が理解し行動に生かせている...
 
 技術マネジメント
 
 先日お会いした経営陣との会話から得たビジネスヒントをご紹介します。
 
 少人数で技術開発にまつわるビジネスを推進する上で、様々な営業を受けると思います。
 
 「うちの会社のこの技術を使えば、御社の製品はもっと品質が上がりますよ。」
 
 「ここを共同開発すれば、こんなビジネスチャンスにつながるはずなので一緒にやりませんか?」etc…
 
 イヤラシイ話になりますが、ビジネスという性格上、お金の匂いがする技術や関心の高い開発テーマには色々な人達がコンタクトをしてきます。
 
 そして、どれもが美味しそう、またはどれもが胡散臭く感じる…など、迷われることがあるかと思います。今回、お会いした経営者の方は、迷いが全くないということでした。
 
 なぜ、迷いがないのかお尋ねしたところ、「自社にとって要・不要がすぐ判断できる状態であるから」でした。つまり、数多くの提案を受けた場合には、ご自身の会社やその事業の「軸」が明確になっているかが問われるということです。
 
 私は通常、この「軸」=「戦略」と表現していますが、今回は「軸」のまま解説します。
 

◆「軸」があることがもたらす効果

 
 決裁者はもとより、担当者を含めたステークホルダー全員が迷わず業務を進めることができる社外や社内からの提案(協業やサービスの売り込み)の要・不要がすぐ判断できる上市までの期間が最短かつ、不要な人件費などコストがかからず実現できる「ビジネス目標が最短で最安コストで達成できる」これに勝る喜びはないのではないでしょうか?
 
 ご自身の事業に「軸」があるのか、それは明確に定義されているのか、「軸」を社員が理解し行動に生かせているのか、これら全てを確認しながらビジネスを進めてください。
 
 次回は、新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その11)技術はリスト化しておくを解説します。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

川崎 響子

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。


「技術マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
機能とは 設計機能(その1)

【設計機能 連載目次】 設計機能(その1)機能とは  設計機能(その2)設計上の機会損失  設計機能(その3)機能の分類&n...

【設計機能 連載目次】 設計機能(その1)機能とは  設計機能(その2)設計上の機会損失  設計機能(その3)機能の分類&n...


自社の存在価値 普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その117)

  前回から、「思考を構成する2つの要素」のうちの「思い付く」、そしてさらにその「思い付く」ための2つの要素の「知識や経験を整理するフレー...

  前回から、「思考を構成する2つの要素」のうちの「思い付く」、そしてさらにその「思い付く」ための2つの要素の「知識や経験を整理するフレー...


『価値づくり』の研究開発マネジメント (その11)

     今回は、オープンイノベーションを経済学のキーワードから「競争原理」について、解説します。 ◆関連解説『技術マネジメ...

     今回は、オープンイノベーションを経済学のキーワードから「競争原理」について、解説します。 ◆関連解説『技術マネジメ...


「技術マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
成功体験が重荷となる製品開発プロセス(その2)

◆ 解決策    成功体験が重荷となる製品開発プロセス(その1:現状の課題)では、スマートフォンで起きていることを例にして、従来の組み込みソ...

◆ 解決策    成功体験が重荷となる製品開発プロセス(その1:現状の課題)では、スマートフォンで起きていることを例にして、従来の組み込みソ...


設計部門の課題と原因分析(その3)

【設計部門の課題と原因分析 連載目次】 1. 設計部門の現状を正確に特定する 2. 課題分析と課題の根本原因除去 3. 設計部門用に用意したコン...

【設計部門の課題と原因分析 連載目次】 1. 設計部門の現状を正確に特定する 2. 課題分析と課題の根本原因除去 3. 設計部門用に用意したコン...


プリウスの開発事例から学ぶ画期的挑戦

トヨタ・プリウスが1997年に世界初の量産ハイブリッド車として市場に出た時は大きな衝撃を社会にもたらしました。2009年に20万8876台を売り上げ、...

トヨタ・プリウスが1997年に世界初の量産ハイブリッド車として市場に出た時は大きな衝撃を社会にもたらしました。2009年に20万8876台を売り上げ、...