トレンド技術は課題ありきで取り入れる 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その15)

更新日

投稿日

 
  技術マネジメント
 
 今回は自社の商品や生産性の効率化などにトレンド技術を取り入れる前に注意したいことを解説します。
 
 昨今のトレンド技術といえば、第4次産業革命(=インダストリー4.0)が頭に思い浮かぶかと思います。AIやIoT、ロボット…また社会的にも「働き方改革」など、人手を省く社会へと移り変わり、みなさまの会社もこの変化に対応しようとすでに手を打たれているのではないでしょうか。
 
 さて、社会や産業の変化に伴い、自社における次の一手を検討する前に考えていただきたいことがあります。
 
 それは、「 課題から考える 」ことです。
 
 私がなぜこのテーマをお伝えしようと考えたかと言うと、AIのような昨今のトレンド技術をどうしても自社に取り入れたい、取り入れられなければこの先、会社の存続に関わるのでは、と半ば追い詰められたような経営者や組織リーダーにお会いする機会が何度もあったからです。
 
 この先10年でなくなる職業など、個人のみならず会社の存続を問う情報が日々否応なしに入ってくるため、不安になるお気持ちは十分理解できます。
 
 ただ、AIやIoT、ロボットなどトレンド技術に関わった事業をすれば経営は安定するということはないはずです。誤解のないようにお伝えすると超短期であれば別ですが、長期的にはないと思います。
 
 なぜなら「事業は課題を解決するから成り立つ」からです。
 
 今回の記事では、トレンド技術を取り入れる前に取り組んでいただきたいことを3つのステップにまとめました。
 

1. 会社や組織のありたい姿(=目標)を整理する

 
 この場合のありたい姿は、新商品でも働き方改革など社内の生産性向上であっても構いません。
 

2. ありたい姿と比較し、現在抱えている会社や組織の課題をピックアップする

 
 現状の自社のレベルとありたい姿のギャップを客観的にとらえ、課題として整理します。
 

3. 課題の解決策を3つ以上、出す

 
 ここで初めてトレンド技術が課題解決の手法として現れます。3つ以上の解決策をあげる意味は思考の偏りを減らし、選択した解決策が途中でNGとなった場合の保険を持ってくためです。
 
・・・・・
 
 以上から分かるように、前提に課題があり、その課題を解決するための一つの手段としてトレンド技術が出てきます。そして、複数ある課題解決の手法の中から自社・組織の長期的な戦略にとって最適な手法を選択することを進めてください。
 
 選択した手法がトレンド技術であれば、ご自身も...
 
  技術マネジメント
 
 今回は自社の商品や生産性の効率化などにトレンド技術を取り入れる前に注意したいことを解説します。
 
 昨今のトレンド技術といえば、第4次産業革命(=インダストリー4.0)が頭に思い浮かぶかと思います。AIやIoT、ロボット…また社会的にも「働き方改革」など、人手を省く社会へと移り変わり、みなさまの会社もこの変化に対応しようとすでに手を打たれているのではないでしょうか。
 
 さて、社会や産業の変化に伴い、自社における次の一手を検討する前に考えていただきたいことがあります。
 
 それは、「 課題から考える 」ことです。
 
 私がなぜこのテーマをお伝えしようと考えたかと言うと、AIのような昨今のトレンド技術をどうしても自社に取り入れたい、取り入れられなければこの先、会社の存続に関わるのでは、と半ば追い詰められたような経営者や組織リーダーにお会いする機会が何度もあったからです。
 
 この先10年でなくなる職業など、個人のみならず会社の存続を問う情報が日々否応なしに入ってくるため、不安になるお気持ちは十分理解できます。
 
 ただ、AIやIoT、ロボットなどトレンド技術に関わった事業をすれば経営は安定するということはないはずです。誤解のないようにお伝えすると超短期であれば別ですが、長期的にはないと思います。
 
 なぜなら「事業は課題を解決するから成り立つ」からです。
 
 今回の記事では、トレンド技術を取り入れる前に取り組んでいただきたいことを3つのステップにまとめました。
 

1. 会社や組織のありたい姿(=目標)を整理する

 
 この場合のありたい姿は、新商品でも働き方改革など社内の生産性向上であっても構いません。
 

2. ありたい姿と比較し、現在抱えている会社や組織の課題をピックアップする

 
 現状の自社のレベルとありたい姿のギャップを客観的にとらえ、課題として整理します。
 

3. 課題の解決策を3つ以上、出す

 
 ここで初めてトレンド技術が課題解決の手法として現れます。3つ以上の解決策をあげる意味は思考の偏りを減らし、選択した解決策が途中でNGとなった場合の保険を持ってくためです。
 
・・・・・
 
 以上から分かるように、前提に課題があり、その課題を解決するための一つの手段としてトレンド技術が出てきます。そして、複数ある課題解決の手法の中から自社・組織の長期的な戦略にとって最適な手法を選択することを進めてください。
 
 選択した手法がトレンド技術であれば、ご自身も会社・組織も株主などのステークホルダーも納得がいく事業戦略になるのではないでしょうか?
 
 何はともあれ、第一に課題を見つめてください。
 
 次回は、新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その16) AIを活用する前に決めておくべきこととはを解説します。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

川崎 響子

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。


「技術マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
イノベーションの発想 普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その123)

  前回、前々回に引き続き、今回も「切り取った知識の重要部分を発想するフレームワークを使って、イノベーションを発想する」にもとづき、日々の...

  前回、前々回に引き続き、今回も「切り取った知識の重要部分を発想するフレームワークを使って、イノベーションを発想する」にもとづき、日々の...


技術企業の高収益化【技術企業の高収益化 全47回から厳選記事】

  技術企業の高収益化が無料でお読みいただけます! ◆技術企業の高収益化:競合比較はなぜ悪か? 研修に先立ち、その狙いや聴講者、習得を...

  技術企業の高収益化が無料でお読みいただけます! ◆技術企業の高収益化:競合比較はなぜ悪か? 研修に先立ち、その狙いや聴講者、習得を...


MVP(minimum viable product:実用最小限の製品)とは 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その57)

1. 新規事業や新商品の立ち上げは、なぜスピードが問われるのか  新規事業や新商品の立ち上げをミッションに活動する際に必ずといっていいほどトップから...

1. 新規事業や新商品の立ち上げは、なぜスピードが問われるのか  新規事業や新商品の立ち上げをミッションに活動する際に必ずといっていいほどトップから...


「技術マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
設計部門の仕組み改革(その3)

【設計部門の仕組み改革 連載目次】 1. システムやツールの導入を伴う設計部門の仕組み改革の進め方 2. 設計部門の仕組み改革、事例解説 3. ...

【設計部門の仕組み改革 連載目次】 1. システムやツールの導入を伴う設計部門の仕組み改革の進め方 2. 設計部門の仕組み改革、事例解説 3. ...


システム設計6 プロジェクト管理の仕組み (その38)

◆システム設計は仮説と検証の繰り返し     前回は、システム(ここでは製品も含めてシステムと呼ぶことにします)に必要とされる要件を漏れなく...

◆システム設計は仮説と検証の繰り返し     前回は、システム(ここでは製品も含めてシステムと呼ぶことにします)に必要とされる要件を漏れなく...


進捗の可視化は必要最小限にするのがポイント(その1)

  1. メトリクスによる進捗管理サイクル    進捗管理とは、作成した計画にもとづいて現在の状況を把握することと、計画と実績に...

  1. メトリクスによる進捗管理サイクル    進捗管理とは、作成した計画にもとづいて現在の状況を把握することと、計画と実績に...