実践してこその戦略立案 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その13)

更新日

投稿日

 
  技術マネジメント
 
 今回は「実践してこその戦略立案」について解説します。
 
 当たり前のように感じられるかもしれませんが、実は戦略を実践に移せない企業は結構あります。市場調査や競合調査をしっかり行い、自社のコア技術の方向性を示したにも関わらずなぜ実践できないのでしょうか?
 
 当然、作成した戦略は承認されたものにも関わらずです。
 
 よくあげられる理由は、次の4点などです。
 
  1.  戦略立案組織と開発組織が異なり、情報が正確に伝わらない
  2.  戦略立案組織と開発組織が異なり、組織間に業務の優先度に違いがある
  3.  戦略の抽象度が高く、行動計画に落とし込めない
  4.  戦略を踏まえ開発計画を立てると、QCDを達成できないことがわかった
 
 新規事業・新商品の開発がうまくいっていないと感じる企業である場合、戦略を立案することだけをミッションとする組織があるとこれは厄介です。
 
 戦略はあくまで実践してこそ意味があります。行動しない戦略は、「絵に描いた餅」となります。
 
 既存事業や既存商品のようにある程度、将来が予測できる、もしくは安定的な市場ニーズを予測できる場合は別として、新規事業立ち上げ期に作成する戦略は開発メンバー自らが取り組むように進めてください。
 
 なぜなら、自分が開発すると理解することで当該意識が芽生え、実際の開発をリアルに想像することで「実践可能な戦略」、「行動につながる戦略」を作成するからです。
 
 また、リアルに想像して戦略を立案するということは、品質・開発日程・開発コストを含め、社内外に期待する協力や資産を踏まえた、より現実的な開発計画を初期段階で作ることができます。
 
 そのため、実際の開発スタート時に見直したらQCD計画が破綻するということにはなりにくいでしょう。
 
 また協力依頼先への事前ネゴシエーションなども並行して進めることができ、結果として早く開発を進めることができます。
 
 戦略は実践・実行してこそ、価値があります...
 
  技術マネジメント
 
 今回は「実践してこその戦略立案」について解説します。
 
 当たり前のように感じられるかもしれませんが、実は戦略を実践に移せない企業は結構あります。市場調査や競合調査をしっかり行い、自社のコア技術の方向性を示したにも関わらずなぜ実践できないのでしょうか?
 
 当然、作成した戦略は承認されたものにも関わらずです。
 
 よくあげられる理由は、次の4点などです。
 
  1.  戦略立案組織と開発組織が異なり、情報が正確に伝わらない
  2.  戦略立案組織と開発組織が異なり、組織間に業務の優先度に違いがある
  3.  戦略の抽象度が高く、行動計画に落とし込めない
  4.  戦略を踏まえ開発計画を立てると、QCDを達成できないことがわかった
 
 新規事業・新商品の開発がうまくいっていないと感じる企業である場合、戦略を立案することだけをミッションとする組織があるとこれは厄介です。
 
 戦略はあくまで実践してこそ意味があります。行動しない戦略は、「絵に描いた餅」となります。
 
 既存事業や既存商品のようにある程度、将来が予測できる、もしくは安定的な市場ニーズを予測できる場合は別として、新規事業立ち上げ期に作成する戦略は開発メンバー自らが取り組むように進めてください。
 
 なぜなら、自分が開発すると理解することで当該意識が芽生え、実際の開発をリアルに想像することで「実践可能な戦略」、「行動につながる戦略」を作成するからです。
 
 また、リアルに想像して戦略を立案するということは、品質・開発日程・開発コストを含め、社内外に期待する協力や資産を踏まえた、より現実的な開発計画を初期段階で作ることができます。
 
 そのため、実際の開発スタート時に見直したらQCD計画が破綻するということにはなりにくいでしょう。
 
 また協力依頼先への事前ネゴシエーションなども並行して進めることができ、結果として早く開発を進めることができます。
 
 戦略は実践・実行してこそ、価値があります。せっかく時間を使って作成するのであれば、意味のあるものにしたいですね。
 
 次回は、新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その14)10年後のロードマップの考え方を解説します。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

川崎 響子

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。

革新的なテクノロジー事業を最速&確実に量産まで立ち上げます。 世界No.1商品を創る企業を世の中に送り出し続けることが私の使命です。


「技術マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
行動の価値 普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その149)

  ◆イノベーションにおける5つめの行動の価値 現在イノベーションにおける行動の重要性を解説していますが、前回までは、イノベーションにお...

  ◆イノベーションにおける5つめの行動の価値 現在イノベーションにおける行動の重要性を解説していますが、前回までは、イノベーションにお...


エネルギーインフラ 見えてきた、2030年の技術社会 (その3)

  【見えてきた、2030年の技術社会 連載目次】 1.  自動車業界のパラダイムシフト 2.  シェアリングエコ...

  【見えてきた、2030年の技術社会 連載目次】 1.  自動車業界のパラダイムシフト 2.  シェアリングエコ...


機能とは 設計機能(その1)

【設計機能 連載目次】 設計機能(その1)機能とは  設計機能(その2)設計上の機会損失  設計機能(その3)機能の分類&n...

【設計機能 連載目次】 設計機能(その1)機能とは  設計機能(その2)設計上の機会損失  設計機能(その3)機能の分類&n...


「技術マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
スーパーマンではなくプロフェッショナルな技術者に(その2)

【プロフェッショナルな技術者 連載目次】 1. 製品開発現場が抱えている問題 2. プロフェッショナルによる製品開発 3. 設計組織がねらい通り...

【プロフェッショナルな技術者 連載目次】 1. 製品開発現場が抱えている問題 2. プロフェッショナルによる製品開発 3. 設計組織がねらい通り...


作業要素の進捗分析3 プロジェクト管理の仕組み (その20)

 前回のその19:作業要素の進捗分析2に続いて解説します。    一つひとつの作業要素の完了判断は、明確になっている必要があります。改めて作...

 前回のその19:作業要素の進捗分析2に続いて解説します。    一つひとつの作業要素の完了判断は、明確になっている必要があります。改めて作...


新技術の特長活かした新規事業機会創出に向けて

※イメージ画像   1. 電子部品業界を牽引 ~ リバーエレテック社  今回は水晶振動子や水晶発振器を中心に業界のリーディングカンパニー...

※イメージ画像   1. 電子部品業界を牽引 ~ リバーエレテック社  今回は水晶振動子や水晶発振器を中心に業界のリーディングカンパニー...