工場の構造 儲かるメーカー改善の急所101項(その62)

更新日

投稿日

生産マネジメント

 

5、設備改善の基本

◆ 工場の構造

 皆さんは、扉がやたらに多い工場を見たことがありませんか?

 出入り口の扉にはじまって、機械の扉、廊下の扉、資材収納ロッカーの扉、事務所の扉、倉庫の扉…と何をするにもどこに行くにも、扉の開け閉めが必要な工場です。

 以前、イギリスの工場に行った際、とにかく扉の多さに驚いたことがあります。理由を聞くと「法律がそうなっているから仕方がない…」という答えが返って来たのですが、本音を聞くと、意味のない多さだという答えが返って来たことを覚えています。

 当然ですが、扉があれば開け閉めの動作が必要になります。もちろん絶対に必要な扉はありますが、毎回の開け閉めは邪魔で面倒ですから理想はゼロなのだと思います。もし、工場の中に扉があったら、本当に必要かどうかを疑ってかかることです。

 防犯、防音、安全、衛生、省エネ、保温、法律上…といった必要不可欠の理由以外は美観上か、何となくだったりすることが多いと思います。工場はムダ追求の場所ですから、何となくあるといった物があってはならないと思いませんか。

 そもそもひねって開けるドアノブは、左利きの人には開けにくいし、両手が塞がっていたら開けられません。電車の各車両にある連結部の扉は本当に必要でしょうか?ムダに気付いて、最近は扉のない車両も増えています。

 昔からそうであった建物の構造のようなことになると、もうすべて当たり前の変えられない事実…といった受け止められ方がされがちですが、例外はないはずです。

今回の言葉   

******************************************
 工場内の扉は、防犯、防音、安全、衛生、省...

生産マネジメント

 

5、設備改善の基本

◆ 工場の構造

 皆さんは、扉がやたらに多い工場を見たことがありませんか?

 出入り口の扉にはじまって、機械の扉、廊下の扉、資材収納ロッカーの扉、事務所の扉、倉庫の扉…と何をするにもどこに行くにも、扉の開け閉めが必要な工場です。

 以前、イギリスの工場に行った際、とにかく扉の多さに驚いたことがあります。理由を聞くと「法律がそうなっているから仕方がない…」という答えが返って来たのですが、本音を聞くと、意味のない多さだという答えが返って来たことを覚えています。

 当然ですが、扉があれば開け閉めの動作が必要になります。もちろん絶対に必要な扉はありますが、毎回の開け閉めは邪魔で面倒ですから理想はゼロなのだと思います。もし、工場の中に扉があったら、本当に必要かどうかを疑ってかかることです。

 防犯、防音、安全、衛生、省エネ、保温、法律上…といった必要不可欠の理由以外は美観上か、何となくだったりすることが多いと思います。工場はムダ追求の場所ですから、何となくあるといった物があってはならないと思いませんか。

 そもそもひねって開けるドアノブは、左利きの人には開けにくいし、両手が塞がっていたら開けられません。電車の各車両にある連結部の扉は本当に必要でしょうか?ムダに気付いて、最近は扉のない車両も増えています。

 昔からそうであった建物の構造のようなことになると、もうすべて当たり前の変えられない事実…といった受け止められ方がされがちですが、例外はないはずです。

今回の言葉   

******************************************
 工場内の扉は、防犯、防音、安全、衛生、省エネ、保温、法律上…必要なものに限定せよ。
******************************************

「儲かるメーカー改善の急所<101項> 」

 日本経営合理化協会出版局 柿内 幸夫 

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

柿内 幸夫

現場で全員で『知のすり合わせ』を実行して経営改革

現場で全員で『知のすり合わせ』を実行して経営改革


「生産マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
P/L再生(収益性向上)の具体的手法 (その1) スループットバランス分析とは

 金融関係者や会計士が主体で行われる企業再生では、B/S面でのデューデリジェンスをベースにした資産や債務の処理が優先されることが多いようです。B/S面での...

 金融関係者や会計士が主体で行われる企業再生では、B/S面でのデューデリジェンスをベースにした資産や債務の処理が優先されることが多いようです。B/S面での...


改善の目を養おう:改善のヒント(その5)

【改善のヒント連載目次】 1. 儲かる現場づくりとは 2. チームとして改善を進める 3. 現場から人を抜く 4. からくり改善とは 5...

【改善のヒント連載目次】 1. 儲かる現場づくりとは 2. チームとして改善を進める 3. 現場から人を抜く 4. からくり改善とは 5...


中国工場の実状を知る、部品・材料について 中国工場の品質改善(その26)

【第2章 中国工場の実状を知る】 【日本工場と中国工場の違い】  前回のその25に続いて解説します。  ここでは、3M(人、設備、材料)それぞれ...

【第2章 中国工場の実状を知る】 【日本工場と中国工場の違い】  前回のその25に続いて解説します。  ここでは、3M(人、設備、材料)それぞれ...


「生産マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
部品加工メーカーのチャージ計算とは

    今回は、企業規模に関係なく相談の多い、部品加工メーカーにおけるチャージ計算について解説します。チャージとは、時間あたりの加工...

    今回は、企業規模に関係なく相談の多い、部品加工メーカーにおけるチャージ計算について解説します。チャージとは、時間あたりの加工...


東南アジアのOEM先、生産改善のアプローチとは

        今回は、東南アジアのOEM先の生産改善の進め方について、OEM先へのアプローチ、何をまず、提案すればよいかなどを解説します。   ...

        今回は、東南アジアのOEM先の生産改善の進め方について、OEM先へのアプローチ、何をまず、提案すればよいかなどを解説します。   ...


多能工育成の手順

 多能工の育成手順について考察してみます。  「多能工化、進めないといけないのはわかっちゃいるけど、なかなかうまく進まないな」という企業は大変多いと思い...

 多能工の育成手順について考察してみます。  「多能工化、進めないといけないのはわかっちゃいるけど、なかなかうまく進まないな」という企業は大変多いと思い...