儲かるメーカー改善の急所101項(その49) 少数精鋭化の方法

生産マネジメント

4、作業改善の基本

◆ 少数精鋭化の方法

 「少数精鋭化」という言葉は現場でよく聞かれる言葉の一つであると思います。とても重要なことであり、会社に少数精鋭のチームがいくつもあったら、これからのポストコロナあるいはウィズコロナの時代にとても心強いですね。では「どうしたら少数精鋭のチームを作ることができるか」が今回のテーマです。

 少数精鋭は少数にすることから始めるのがうまくいく秘訣だと思います。精鋭化してから少数にするのではなく、少数にすることから始めます。ただし優秀な人から順に抜いて少数化することがポイントです。

 なぜかというと、人は何人か集まるとお互いに無い部分を補うようになる特性があるからです。10人いるチームでナンバーワンを抜かれたチームは、それまでのナンバーツーが次のリーダーに育ちます。逆に最もできない人を抜いてしまうと、それまで少しマシだった人がだるま落としのようにずり落ち始めます。どちらの方法でも9人の少数のチームになるのですが、後者の方法だと全体のレベルが下がってしまいます。

 精鋭化には勇気をもって優秀な人から抜くことです。そして抜いた人にはよりチャレンジングな仕事を与えます。そうすることで「次は自分が」と残った人のヤル気も増すでしょう。

 ダメな人を外すことや精鋭化から始めようとする会社を見たことがありますが、うまくいっていませんでした。人の特性やモチベ―ションを知らなければ「烏合の衆(うごうのしゅう)」になってしまうのです。

今回の言葉   

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 少数精鋭は少数から。上から人を抜くと精鋭化する。
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「儲かるメーカー改善の急所<101項> 」

    日本経営合理化協会出版局 柿内 幸夫 


この記事の著者

柿内 幸夫

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