身体の活用 儲かるメーカー改善の急所101項(その21)

2.モノづくり〈現場改善の基本〉

◆ 身体の活用

 私は心身統一合氣道という武道を習っています。自分では師範のおっしゃる通りに身体を使っているつもりですが、どうもできていないようです。特に腰の使い方などは、改めてきちんと教わってその通りにやってみるとビックリするくらいに技にキレが出ます。ゴルフでも腰の使い方で飛距離が大きく伸びた経験をされている方も多いことでしょう。

 武道はもちろん、スポーツでもへっぴり腰ではうまくならないし、勝てるようになりません。プロとアマチュアの違いは腰の入り方だと聞いたこともあります。

 モノづくりでも全く同じことがいえると思います。現場を歩いていて作業者の様子を見てみると、どんな作業であっても後ろ姿だけで熟練度がかなり分かるということがあるのです。

 一流の作業者はあらゆる動作において必ず腰が入った姿勢を取っているものです。ネジを締めたりバリを取ったりといったちょっとした作業であっても、上手な人は決して手だけの作業ではなくしっかりと腰を入れて仕事をしているものです。

 当たり前のことですが、腰が入っていないで、腰をかがめたり逆に反り返った姿勢で仕事を続けていれば、余計に疲れるし微妙な力の入れ方も難しくなるのです。作業の習熟で腰が入るようになればそれが一番いいのですが、足を踏ん張りやすくできる作業台の導入などで誰でもが自然に腰が入るような作業状況を作ることも大切だと考えます。

 あるいは上手な人の作業の様子をビデオで録って...

、それをまだ上手になっていない人のビデオと比較して理解を早めることなどもぜひやって頂きたい腰の入れ方の上達法です。

今回の言葉  

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 腰が入っているか。
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「儲かるメーカー改善の急所<101項> 」
日本経営合理化協会出版局 柿内 幸夫 

◆関連解説『生産マネジメントとは』

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