◆ CCT曲線
TTT曲線はA1変態点以下の温度にて保持する状態を表します。
しかし、実際の熱処理では温度を保持することよりも連続的に冷却する方が一般的です。そこで、オーステナイト温度から冷却速度を表示して、マルテンサイト変態(記事:パーライト変態・マルテンサイト変態:金属材料基礎講座(その95)にて解説)を起こすのに必要な冷却速度を表したのがCCT曲線(Continuous Cooling Transformation curve 連続冷却変態曲線)です。CCT曲線を図1に示します。

図1.CCT曲線
...






![金属材料基礎講座[機能材料・強度設計コース] 金属材料基礎講座[機能材料・強度設計コース]](https://assets.monodukuri.com/product/photo/5a73d3e9-bfc0-4c45-a6ba-2fc4e284732d.jpeg?d=0x0)

