中国企業の壁(その53) 中国製設備購入時のチェックポイントとは

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品質管理
 
 中国工場・品質管理関連のセミナーを継続して実施していますが、受講者の方からの質問で最近多いと感じるのが、「中国メーカーの設備を購入することを検討しているが、どのようなことに気を付けたらよいか」と言う内容です。
 
 わたしは設備に関して門外漢と言う訳ではありませんが、設備調達のプロという訳でもありません。ですので、これらの経験がある知人友人にいろいろ教えてもらい、質問者の方にとって有益な指針となるような情報を提供できるように努めました。
 
 自社製品に使う部品や材料だけでなく、その生産に使う設備・機械も日本製から中国製にシフトしてきています。その理由は、価格が日本製に比べて格段に安いということに尽きます。
 
 中国メーカーの設備・機械の信頼性に不安は抱きつつも、価格の魅力に導入の検討をしない訳にはいきません。ただ、可能性のあるリスクについて事前に情報を得て、少しでもそれを軽減したうえで購入したいと考えている訳です。これは当然のことだと思います。
 
 中国メーカー製の設備・機械は、日本製のものに比べ信頼性が劣り故障が多いのは事実です。先ずこのことを念頭に置いて、どのようなことに注意すべきかを考えます。
 

1. アフターケア

 故障が多ければ、それへの対応、つまりアフターケアがとりわけ重要になってきます。どの程度アフターケアをしてくれるのかをしっかり確認します。しかし、メーカーはいいことしか言わないので、可能であればユーザーを教えてもらい、そのユーザーに聞いてみるのが一番です。
 

2. 自社での修理対応

 アフターケアは問題ないレベルと確認できたとします。次に考えるべきことは、自社で修理対応できるかということです。「機械の故障=生産停止」ですからすぐに修理が必要です。このときにメーカーを呼ぶのではなく、ある程度は自社で修理対応できることが求められます。自社にそのスキルがあるのかについてもきちんと見てください。また、修理の際に必要な部品は容易に入手可能であることも大事です。もし、メーカーからしか入手できないものがあれば、入手にかかる日数や予備を持つことの必要性も検討します。
 

セミナー「中国工場の品質管理/改善と生産性改善の進め方」

10:00 ~ 17:00 

北とぴあ・803会議室:北区王子 1-11-1

37,800円

3. 会社の実績と継続の確認

 中国設備メーカーとしての実績も事前に確認します。会社の継続年数や購入しようとしている設備の販売実績が十分あることは必須でしょう。加えて日系や欧米系企業への販売実績有無も確かめます。
 
 会社の継続性は重要です。中国では儲かると思えば、すぐに新規参入してきますがダメなら撤退も早いですから、継続してその事業をやっていると言うことが、会社としての信頼性につながってきます。
 

この記事の著者

根本 隆吉

中国工場の改善・指導に強みを持っている専門家です。 社名の「KPI」は「Key Process Improvement」のことで、工場の最も重要な工程の改善・再構築を第一の使命と考え皆様を支援します。

【当社の考え方・方針】 中国工場のものづくりは、まず「品質の安定化」、「品質管理の定着化」 品質が安定し品質管理が定着していなければ、生産性向上や在庫削減等の課題に取り組んでも成果は上がりません。品質が安定して初めて、これら課題への展…

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