工場での色管理・その他の注意点 中国企業の壁(その43)

投稿日

 
  生産マネジメント
 
 工場の識別表示の手段として色を使うこと。色の持っている意味を信号を例として説明すると理解が深まるというこれまでの連載記事に対して、読者の方から「中国人で信号を守っているのは、1部都市部だけだ」「もともとそうした教育が幼少の段階で行われていない」とのコメントがありました。実はコメントにはまだ続きがありますので引き続き解説します。
 
 ・コメント:ここから
 
 ◆ 中国にも一定の割合で色盲の人がいて、赤色、緑色に対する色盲が多い。
 ◆ 実際90年代に、色分けする仕事をさせたら、いつも間違えて入れる社員がおり、最初は会社に対する悪意かと思ったほどでした。ひょっとしたらと思って工員の色盲検査をしたら、結構な割合で色盲の人がいました。
 ◆ これは青島の工場での話ですが、全従業員700人に対して検査をしたら、一般に言われている日本人の中の色盲の方の割合よりも多かったということがありました。
 
 ・コメント:ここまで
  
 この話は、決して色盲の方を差別している訳ではありません。割合の話もあくまでのコメントをいただいた方の工場での事例です。中国全体でそうだということではありません。
 
 ただ、日本でもそうですが中国でも一定の割合で色盲の方がいるとすれば、そのことは工場を運営管理する側として認識しておく必要があります。
 
 色で管理をするにしても、色盲の人がいることを考えると色だけではなく、文字による表示も併せてやることが大事になってきます。
 
 さまざまな人が働いている工場ですから、みんなが何らかの形でわかるようにしておくことが必要ということです。
 
 また前回、中国に進出した日系の工場の貢献として、中国社会の成熟度を高めたことがあると書きました。これに対して読者の陳仁超さんから下記のようなコメントをいただきました。
 
◆ 大賛成です。私もかつて考えていた問題です。
◆ 企業がルール意識・マナー意識のな...
 
  生産マネジメント
 
 工場の識別表示の手段として色を使うこと。色の持っている意味を信号を例として説明すると理解が深まるというこれまでの連載記事に対して、読者の方から「中国人で信号を守っているのは、1部都市部だけだ」「もともとそうした教育が幼少の段階で行われていない」とのコメントがありました。実はコメントにはまだ続きがありますので引き続き解説します。
 
 ・コメント:ここから
 
 ◆ 中国にも一定の割合で色盲の人がいて、赤色、緑色に対する色盲が多い。
 ◆ 実際90年代に、色分けする仕事をさせたら、いつも間違えて入れる社員がおり、最初は会社に対する悪意かと思ったほどでした。ひょっとしたらと思って工員の色盲検査をしたら、結構な割合で色盲の人がいました。
 ◆ これは青島の工場での話ですが、全従業員700人に対して検査をしたら、一般に言われている日本人の中の色盲の方の割合よりも多かったということがありました。
 
 ・コメント:ここまで
  
 この話は、決して色盲の方を差別している訳ではありません。割合の話もあくまでのコメントをいただいた方の工場での事例です。中国全体でそうだということではありません。
 
 ただ、日本でもそうですが中国でも一定の割合で色盲の方がいるとすれば、そのことは工場を運営管理する側として認識しておく必要があります。
 
 色で管理をするにしても、色盲の人がいることを考えると色だけではなく、文字による表示も併せてやることが大事になってきます。
 
 さまざまな人が働いている工場ですから、みんなが何らかの形でわかるようにしておくことが必要ということです。
 
 また前回、中国に進出した日系の工場の貢献として、中国社会の成熟度を高めたことがあると書きました。これに対して読者の陳仁超さんから下記のようなコメントをいただきました。
 
◆ 大賛成です。私もかつて考えていた問題です。
◆ 企業がルール意識・マナー意識のない従業員に対する教育も、企業の責務であると思います。学校での教育失敗(点数だけ、進学率だけの教育)を補う役目もあることを認識して、積極的に取り組むべきだと思います。
◆ また、ルール・マナーもわからない従業員は、品質のよい製品を作ることが考えられません。
◆ その意味では、自社 + 社会の両面において貢献できる意味があり、教育資源(教育施設の完備、教育人員の育成・招聘、教育時間の確保など)を十分に投入すべきだと思います。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

根本 隆吉

中国工場の改善・指導に強みを持っている専門家です。 社名の「KPI」は「Key Process Improvement」のことで、工場の最も重要な工程の改善・再構築を第一の使命と考え皆様を支援します。

中国工場の改善・指導に強みを持っている専門家です。 社名の「KPI」は「Key Process Improvement」のことで、工場の最も重要な工程の改...


「生産マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
信頼性工学に基づく製品開発、仕様から保守までの一貫した品質確保の手法とは

【目次】 1. 仕様 信頼性工学の原則に基づいた設計を行うことが重要である。適度な冗長性を持たせたり、故障モードを考慮した設計を行...

【目次】 1. 仕様 信頼性工学の原則に基づいた設計を行うことが重要である。適度な冗長性を持たせたり、故障モードを考慮した設計を行...


在庫を利用して購入コストを下げるには(その4)

1.在庫品と受注品を組み合わせて操業度を高める(自動車方式)    ブルウィップ効果の激しい受注生産品と安定的な在庫生産品の生産を組み合わせ...

1.在庫品と受注品を組み合わせて操業度を高める(自動車方式)    ブルウィップ効果の激しい受注生産品と安定的な在庫生産品の生産を組み合わせ...


人手不足に対応する生産平準化とは

 宅配業界の人手不足が話題になりましたが、日本の工場での人手不足も深刻化しています。特に溶接工、塗装工、機械工、大型トラック運転手といった熟練工で顕著です...

 宅配業界の人手不足が話題になりましたが、日本の工場での人手不足も深刻化しています。特に溶接工、塗装工、機械工、大型トラック運転手といった熟練工で顕著です...


「生産マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
マシニング加工の改善 伸びる金型メーカーの秘訣 (その16)

 今回は、M工場の金型課におけるコンサルティング事例として、マシニング加工の改善について取り上げます。    近年、CAD/CAMシステムの...

 今回は、M工場の金型課におけるコンサルティング事例として、マシニング加工の改善について取り上げます。    近年、CAD/CAMシステムの...


汎用3次元CAMの活用 伸びる金型メーカーの秘訣 (その17)

 今回、紹介する機械加工メーカーは、株式会社W精密です。同社は創業して11年目の比較的若い企業であり、主な事業内容は、産業機械・専用機などで用いられる金属...

 今回、紹介する機械加工メーカーは、株式会社W精密です。同社は創業して11年目の比較的若い企業であり、主な事業内容は、産業機械・専用機などで用いられる金属...


3次元データ加工のセオリー 伸びる金型メーカーの秘訣 (その15)

 今回紹介する部品加工メーカーは、T鉄工所です。同社は、フォークリフトの構成部品の機械加工を行っており、特に溶接製缶品の切削や穴あけに特化した加工技術が得...

 今回紹介する部品加工メーカーは、T鉄工所です。同社は、フォークリフトの構成部品の機械加工を行っており、特に溶接製缶品の切削や穴あけに特化した加工技術が得...