3ムの中の第三番目とは

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◆3ムの中の第三番目の『ムリ』とは何でしょうか

 info8007工程能力や製造能力の許容を越えた行動や、定められた決まりや手順から故意に逸脱する状態を指します。例を上げて説明します。例えば納入に対するムリです。納期のムリは生産計画の見直しやリソースの偏りを発生させます。また急ぐが故にヒューマンエラーや不適合品の流出など二次災害も誘発する可能性があります。他には定期メンテナンスを無視して機械を動かす等のムリがあります。
 
 本来は止めて点検したり消耗品を交換したりしなければならないのですが時間や交換費をケチり、その結果トラブルや品質問題に繋がります。 交換時期が標準に定められていれば作った製品は厳密には不適合品になります。他にも次のような様々なムリがあります。
 
   •時間時短の為ヒーター出力をムリに上げたら破損し品質不良が発生した
 
   •休憩を挟まず連続で目視検査を行い続けた結果結果判定ミスが生じた
 
   •定期交換の処理液を”根拠無く”延ばして使用し不具合品が多発した
 
 品質に関わる変更をちょっとした事だから良いだろうと、決められた手順に従わず安易に行うと大きな問題に繋がります。言い換えればムリとは問題や事故を引き起こす可能性のある、平常状態を逸脱する行為と言えるでしょう。通常であれば行わない行為なのですが時間、コスト、怠惰、職制による外圧などで及んでしまうわけです。1番怖いのは次のような安全を無視したムリです。
 
   •人手が足りず二人作業を一人で行う
 
   •保護具の着脱が面倒で使わずに作業する
 
   •機械を止める時間が与えられない為、動かしたまま修理を行う
 
   •超過勤務の連続で重大事故が起きる
 
 ムリは責任感が強すぎる余り自発的にやってしまう場合もありますがトップの意思が悪い形で伝わり、強いられる場面が大半でしょう。私が勤めていたある外資系企業ではダウンタイムが分単位で厳格に管理されている時期がありました。新社長の方針がとにかく機械を動かし連続操業せよ!で、Preventive Maintenance(予防保全)が何時の間にかBreakdown Maintenance(事後保全)になっていました。
 
 生産量や歩留まりにも異常に厳しく休憩も満足に取れず作業に追われていました。そんな中である作業者が急ぐあまり、回転体が止まりきってないのを強引に手で停止させようとして巻き込まれ大怪我をしました。幸い命には別状は無く後遺症も残るようなものではありませんでしたが流血跡が生々しかったのを思い出します。
 
 そのオペレーターさんは若手のエースで責任感のある方でしたから僅かな時間も惜しみ、ついやってしまったのです。然しながら結果的には大怪我をし機械も止まり復旧ま...

◆3ムの中の第三番目の『ムリ』とは何でしょうか

 info8007工程能力や製造能力の許容を越えた行動や、定められた決まりや手順から故意に逸脱する状態を指します。例を上げて説明します。例えば納入に対するムリです。納期のムリは生産計画の見直しやリソースの偏りを発生させます。また急ぐが故にヒューマンエラーや不適合品の流出など二次災害も誘発する可能性があります。他には定期メンテナンスを無視して機械を動かす等のムリがあります。
 
 本来は止めて点検したり消耗品を交換したりしなければならないのですが時間や交換費をケチり、その結果トラブルや品質問題に繋がります。 交換時期が標準に定められていれば作った製品は厳密には不適合品になります。他にも次のような様々なムリがあります。
 
   •時間時短の為ヒーター出力をムリに上げたら破損し品質不良が発生した
 
   •休憩を挟まず連続で目視検査を行い続けた結果結果判定ミスが生じた
 
   •定期交換の処理液を”根拠無く”延ばして使用し不具合品が多発した
 
 品質に関わる変更をちょっとした事だから良いだろうと、決められた手順に従わず安易に行うと大きな問題に繋がります。言い換えればムリとは問題や事故を引き起こす可能性のある、平常状態を逸脱する行為と言えるでしょう。通常であれば行わない行為なのですが時間、コスト、怠惰、職制による外圧などで及んでしまうわけです。1番怖いのは次のような安全を無視したムリです。
 
   •人手が足りず二人作業を一人で行う
 
   •保護具の着脱が面倒で使わずに作業する
 
   •機械を止める時間が与えられない為、動かしたまま修理を行う
 
   •超過勤務の連続で重大事故が起きる
 
 ムリは責任感が強すぎる余り自発的にやってしまう場合もありますがトップの意思が悪い形で伝わり、強いられる場面が大半でしょう。私が勤めていたある外資系企業ではダウンタイムが分単位で厳格に管理されている時期がありました。新社長の方針がとにかく機械を動かし連続操業せよ!で、Preventive Maintenance(予防保全)が何時の間にかBreakdown Maintenance(事後保全)になっていました。
 
 生産量や歩留まりにも異常に厳しく休憩も満足に取れず作業に追われていました。そんな中である作業者が急ぐあまり、回転体が止まりきってないのを強引に手で停止させようとして巻き込まれ大怪我をしました。幸い命には別状は無く後遺症も残るようなものではありませんでしたが流血跡が生々しかったのを思い出します。
 
 そのオペレーターさんは若手のエースで責任感のある方でしたから僅かな時間も惜しみ、ついやってしまったのです。然しながら結果的には大怪我をし機械も止まり復旧まで相応の時間がかかりました。ムリした彼は咎められるべきなのでしょうが当時はブラック企業と言われてもおかしくないハードな操業が続いていたので彼に同情しても責める人は皆無でした。もちろん安全を軽視した自己判断は反省しなければなりません。
 
 業績が良くても社員のムリの上に成り立っていればいずれ破綻します。誰もが非定常となるムリは本来しなくて良いならそれがベストです。 然しながら何かしらの制約がかかると程度の差はあれムリしなければならない場面に遭遇します。そのムリが重大な問題を生み出さないか常に考えるべきでしょう。中でも安全は何をさておいても優先すべき事項であることは言うまでもありません。
 

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この記事の著者

眞名子 和義

ムダ・ムラ・ムリの「3ムの撤廃が企業収益向上に繋がる」を信条とし、お客様の"視座"に立ったご提案を致します

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