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ここのところ半導体製造の分野が盛り上がってきました。しかも、ナノメートルの世界を目指しています。しかしながら、その土台、基盤がしっかりしているのか、クリーン化の基礎をきちんと持ち合わせているかと言うことを心配しています。何事も基本、基礎がしっかりしていて、その上で高いレベルへの挑戦が可能だと考えています。行き詰まった時、基本に帰れと言いますが、その基本はどこなのかと言うことです。
高いレベルを目指すとき、開発、設計、技術がしっかりしていても、それを具現化する現場の力は追いついているでしょうか。良く、理論的には可能だが・・・と言う言葉も聞きます。ものが作れなければ、現場との乖離は大きく、理論、理屈の話で終わってしまいます。いずれの企業の成功をも願いながら、桁違いの投資額ですから、損益分岐点はどの当たりになるのだろうか。企業間の差は顕著に出るのかなど気になります。その危機感を感じているので、クリーン化の基礎の部分に立ち戻り説明していきます。クリーン化について(その147)クリーン化の基礎(その9)の続きです。
2. 目標があること
◆ 活動目標を明確にし、意思統一と情報を共有する
活動には多くの人が関わります。また、直接関わらない人であっても、関係部署の方は、その内容を知っておくことが重要です。活動の状況によっては、支援もできます。「何でも良いから、とにかく現場を奇麗にしなさい」 では動きようがありません。ところがまれに、そのようなケースにも遭遇したことがあります。これが経営者や管理職からの指示でしたから、少々がっかりしました。具体的にとか、明確な内容でないものは目標にはならないですね。それを受けて行動する立場になって明確な目標にしないいと意思統一はできません。結局何もできない、しないのです。活動するには目標が必要...