はじめに、 知財の持つ価値
知財経営の実践については、その重要性が参考文献のように報告されています。〔1〕〔2〕知財の活用を、企業経営においては、常に意識しましょう。知財経営が有効となるのは、技術が自分の会社の強みとなる場合です。自社の強みを分析してみることが必要です。強みが技術にある場合は、知財戦略を考えてみましょう。
1. 知財経営:意匠とは
意匠権は、工業製品のデザイン全般が保護対象です。どのようなデザインも意匠権で保護されるわけではありません。量産される工業製品の美的デザインが保護対象です。工業製品ということで、構想段階のデザインや形のないものは対象になりません。美的デザインであっても、工業製品である必要があります。
絵画や彫刻は、美的デザインですが、工業製品でありませんので対象になりません。意匠法は、産業の発達を目的としていますので、芸術分野は対象とはならないわけです。しかし、たとえば、こけしのような工芸品の場合、一定数の量産が可能ですので、対象になります。意匠権の対象は、「視覚を通じて」ですので、手触りや匂い、香りのデザインは対象ではありません。






