印刷する

ホーム > 技法解説 > MTシステム > MTシステム超入門 第9回

MTシステム」の技法解説記事



MTシステム超入門 第9回

35.相関と行列

MTシステムの行列 T先生から示されたMTシステムには、当然ですが数理が出てきます。そこには「相関」と「行列」という数学が出てきます。「相関」とは、以前説明しました。これはなんとか理解できます。ところが「行列」が難しいのです。1+2=3や2×3=6なら分かりますが、たとえば25個の数値が縦5行、横5列に並んでいます。この数値の塊をうまく扱うための、いくつもの規則があるらしいのです。

 1995年当時のこと、「行列」を身につけるには書店か図書館へ行くしかありません。筆者は日科技連出版社の「はなしシリーズ(大村平著)」などで勉強を始めました。

 行列という道具を使うと、本来は複雑なことがたちどころに解けてしまうようなのです。つまり、MTシステムを使うには、それこそ行列の理解が「鍵」になります。この鍵を手に入れない限り、扉の向こう側には行けないのです。

 T先生の論文と教科書に基づいて「行列」を勉強しました。細かなことは忘れてしまいました。覚えているのは、いくつかのルールが分かれば、あとは繰り返し計算をさせればよいということです。プログラムを組み、それらしい値を得ることができるようになりました。

 M博士が数理を思いついたのは1930年代です。コンピュータはおろか電卓もない時代です。どうしていたのでしょうか。現代でもインドの人々は計算が得意とのことですが。

 

36.MTシステム研究会

 T先生は「MTシステム研究委員会」を主催されていました。毎月赤坂見附にある日本規格協会の一室で開催されます。T先生のほか、前に34.でご紹介した兼高達貳先生(医師)などが居られました。毎回、各企業から参加する15名ほどが事例報告とT先生からのアドバイスを受けます。参加費は無料です。今考えると、T先生からの指導を無料で受けられる機会はとても贅沢なことです。

 MTシステム研究会での事例報告では、非常に注意すべき点がありました。研究会は月に一度開催され、午後6~8時の二時間です。事例を持ってきた数名が順番に資料に基づいて発表しますが、発表者が発表し始めて間もなく、気になる点があるとT先生からの質問がきます。その回答が明瞭でないと、そこだけで持ち時間が過ぎてしまいます。T先生からは、入口を間違えたと思われる場合には、非常に厳しい指摘が飛んできました。



MTシステム」の関連記事が掲載されたらメールでお知らせ
(会員登録後、マイページで「お気に入り技法」をご登録ください)

③他にも数々の特典があります。詳しくは↓のボタンから会員登録ページをご覧ください!

無料会員登録

会員登録は無料です。登録も1分で完了しますので、是非ご登録ください!


画像検査、振動検査などの自動化を進めませんか。MTシステムで低コストに確実に実現できます。

品質工学(タグチメソッド)」の質問

実験ができない場合について (2016-10-24 08:21:03)
…続きを見る

MTシステム」の他の技法解説記事

MTシステム超入門 第1回 (2013-05-23)
MTシステム超入門 第16回 MTシステムの種類(後編) (2013-11-15)
MTシステム超入門 第3回 (2013-06-12)
MTシステム超入門 第15回 MTシステムの種類(前編) (2013-11-11)
監視や検査のリアルタイムな処理、MTシステムとは (2012-05-23)
MTシステム超入門 第2回 (2013-05-30)
MTシステム超入門 第22回 タグチメソッドとマーケティング (2014-01-23)
MTシステム超入門 第22回 マハラノビスの距離 (2015-03-09)
MTシステム超入門 第10回 (2013-08-12)
MTシステム超入門 第21回 (2014-01-16)

MTシステム」の活用事例

T法によって拡張されたパラメータ・スタディー (2012-07-18)
半導体製造プロセスにおけるパラメータ設計とT法の併用による超効率的条件最適化 (2012-03-05)
イプシロンロケットとMTシステム (2013-10-03)


MONO - モノづくりを愛する起業家達のためのコワーキングオフィス

月刊ビッグライフ21 BigLife21 私たちは全国420万中小企業の代弁者です。

オープンイノベーション支援サービス | Linkers(リンカーズ)