組織生き残りのための戦略 物流BCPについて考える(その4)

更新日

投稿日

 
  SCM
 
 

【物流BCPについて考える 連載目次】

(1) BCPのポイントとは

 
 結局のところ、何か事が起きた際に会社として「何を優先するのか」、「そのための方法はどうするのか」ということがBCPではポイントになってくると言えるのでしょう。それが「組織生き残りのための戦略」だということになります。
 
  •  有事にはどの事業や業務を優先してどの程度継続させるか?
  •  どのように継続させるのか?
  •  そのために必要な資源やコスト等をどこまで投入するのか?
 
 この戦略を実現させていくために会社内での「手順」を作成し、「文書化」していくことが必要になってきます。「手順」としては次のようなものが考えられます。
 
  •  人命と資産を守る手順
  •  災害発生直後の初動対応
  •  災害対策本部などの危機管理体制や組織
  •  連絡や報告の方法
  •  食料や飲料水などの備蓄
 

(2) 従業員とその家族の安否確認

 
 特に地震などの大規模災害が発生した場合には人命が最優先であることは言うまでもありません。そこで、会社の従業員とその家族の安否確認が最初になされるべき措置であると考えられます。
 
 皆さんの会社ではこの安否確認を短時間でできるような体制は整っていますでしょうか。たとえば今会社内に社員の安全について1時間以内に回答せよ、という指示を出したとしたらそれができるようになっているか、というこ...
 
  SCM
 
 

【物流BCPについて考える 連載目次】

(1) BCPのポイントとは

 
 結局のところ、何か事が起きた際に会社として「何を優先するのか」、「そのための方法はどうするのか」ということがBCPではポイントになってくると言えるのでしょう。それが「組織生き残りのための戦略」だということになります。
 
  •  有事にはどの事業や業務を優先してどの程度継続させるか?
  •  どのように継続させるのか?
  •  そのために必要な資源やコスト等をどこまで投入するのか?
 
 この戦略を実現させていくために会社内での「手順」を作成し、「文書化」していくことが必要になってきます。「手順」としては次のようなものが考えられます。
 
  •  人命と資産を守る手順
  •  災害発生直後の初動対応
  •  災害対策本部などの危機管理体制や組織
  •  連絡や報告の方法
  •  食料や飲料水などの備蓄
 

(2) 従業員とその家族の安否確認

 
 特に地震などの大規模災害が発生した場合には人命が最優先であることは言うまでもありません。そこで、会社の従業員とその家族の安否確認が最初になされるべき措置であると考えられます。
 
 皆さんの会社ではこの安否確認を短時間でできるような体制は整っていますでしょうか。たとえば今会社内に社員の安全について1時間以内に回答せよ、という指示を出したとしたらそれができるようになっているか、ということです。
 
 このような安否確認システムはすでに商品として販売されているため、それを導入されている会社もあるかもしれません。
 
 一方でこういったシステムでも東日本大震災の時にはうまく機能せずに安否確認が遅くなったという話も聞いています。
 
 次回に続きます。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
サプライチェーンもTビジネスからeビジネスへ

 あらゆるビジネスが、伝統的な従来の商売のやり方(トラィデショナル:Tビジネス)から、コンピュータとインターネットを使った商売のやり方(エレクトロニクス:...

 あらゆるビジネスが、伝統的な従来の商売のやり方(トラィデショナル:Tビジネス)から、コンピュータとインターネットを使った商売のやり方(エレクトロニクス:...


部品メーカーのサプライチェーンにおける機会と脅威

 部品メーカーにとって大きな機会と脅威が共存する時代となったのは、経営環境が今のように過渡期で大きく変わりつつあるからです。グローバル市場とインターネット...

 部品メーカーにとって大きな機会と脅威が共存する時代となったのは、経営環境が今のように過渡期で大きく変わりつつあるからです。グローバル市場とインターネット...


サプライチェーンマネジメントは連携の技術

 1980年代から90年代始めにかけて、ドル高による海外製品の流入、大手デスカウントストアによる価格破壊で、米国の伝統的なスーパーマーケットは大きな打撃を...

 1980年代から90年代始めにかけて、ドル高による海外製品の流入、大手デスカウントストアによる価格破壊で、米国の伝統的なスーパーマーケットは大きな打撃を...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
人に教えることで物流を学ぶ

1. 物流知識を教える    自分の学びに一番役立つこととして「人に教える」ということがあります。自分があることを勉強しているときに、理解度をチ...

1. 物流知識を教える    自分の学びに一番役立つこととして「人に教える」ということがあります。自分があることを勉強しているときに、理解度をチ...


購買業務の要点:情報提供依頼の実施

 前回のその1に続いて解説します。取引をするサプライヤーはどのようにして探せばよいでしょうか。普通はインターネットで簡単に探し出すことができます。例えば、...

 前回のその1に続いて解説します。取引をするサプライヤーはどのようにして探せばよいでしょうか。普通はインターネットで簡単に探し出すことができます。例えば、...


物流におけるリスク想定 物流BCPについて考える(その3)

         【物流BCPについて考える 連載目次】 1. 事業継続を脅かすリスク ...

         【物流BCPについて考える 連載目次】 1. 事業継続を脅かすリスク ...