QFDの普及 QFDの歴史(その4)

更新日

投稿日

【QFD(品質機能展開)連載目次】

 その後1988年以来、日科技連の中に「品質機能展開研究会」が引き継がれ、運営委員を中心に組織化されて、シンポジウム・セミナー・国際・企画委員会および研究開発部会が編成され、今日まで継続して研究が続けられています。この間極めて多くの研究者が参加し、その蓄積の上でQFD が発展していったことに感謝したいと思います。

 QFDに関するセミナーは、1983年の日本生産科学協会(2日間)、日本規格協会(3日間)、中部品質管理協会(2日間)、日科技連(4日間)のコースが開設されました。現在日科技連では、品質機能展開セミナーを年4回、同セミナー実践コース、「業務プロセス設計手法」による業務の「見える化と改善」セミナー、同シンポジウムの4種が開催されています。

 一方1987年には、日本規格協会から出版された「新製品開発のための品質展開活用の実際」が、翻訳されて広く世界で活用されるに至りました[16]。さらに1990年には日科技連からの筆者の「品質展開入門」[17]および大藤・小野・赤尾著「品質展開法(1)および(2)」が出版され、その品質展開法が広く活用されています[18][19]。

 続いて、1997年には大藤・小野・永井による「QFDガイドブック」[20]および新藤編(赤尾・吉澤監修)による「実践的QFDの活用」の集大成が出版されました[21]。その後最近になって、筆者による「商品開発のための品質機能展開」[22] と、大藤氏による「QFD」が出版されて現在に至っています[23]。

以上完

 

参考文献:

[16] 赤尾洋二編(1988)『品質展開活用の実際』日本規格協会。;  Y.Akao. ed. (1990) “Quality Function Deployment-Integrating Customer Requirement into Product Design” Productivity.

[17] 赤尾洋二(1990)『品質展開入門』日科技連出版社

[18] 大藤正・小野道照・赤尾洋二(1990):『品質機能展開法(1)ー品質表の作成と演習ー(品質機能展開活用マニュアル2)』日科技連出版社

[19] 大藤正・小野道照・赤尾洋二(1994):『品質機能展開法(2)ー技術・信頼性・コストを含めた総合的展開(品質機能展開活用マニュアル3)』日科技連出版社...

【QFD(品質機能展開)連載目次】

 その後1988年以来、日科技連の中に「品質機能展開研究会」が引き継がれ、運営委員を中心に組織化されて、シンポジウム・セミナー・国際・企画委員会および研究開発部会が編成され、今日まで継続して研究が続けられています。この間極めて多くの研究者が参加し、その蓄積の上でQFD が発展していったことに感謝したいと思います。

 QFDに関するセミナーは、1983年の日本生産科学協会(2日間)、日本規格協会(3日間)、中部品質管理協会(2日間)、日科技連(4日間)のコースが開設されました。現在日科技連では、品質機能展開セミナーを年4回、同セミナー実践コース、「業務プロセス設計手法」による業務の「見える化と改善」セミナー、同シンポジウムの4種が開催されています。

 一方1987年には、日本規格協会から出版された「新製品開発のための品質展開活用の実際」が、翻訳されて広く世界で活用されるに至りました[16]。さらに1990年には日科技連からの筆者の「品質展開入門」[17]および大藤・小野・赤尾著「品質展開法(1)および(2)」が出版され、その品質展開法が広く活用されています[18][19]。

 続いて、1997年には大藤・小野・永井による「QFDガイドブック」[20]および新藤編(赤尾・吉澤監修)による「実践的QFDの活用」の集大成が出版されました[21]。その後最近になって、筆者による「商品開発のための品質機能展開」[22] と、大藤氏による「QFD」が出版されて現在に至っています[23]。

以上完

 

参考文献:

[16] 赤尾洋二編(1988)『品質展開活用の実際』日本規格協会。;  Y.Akao. ed. (1990) “Quality Function Deployment-Integrating Customer Requirement into Product Design” Productivity.

[17] 赤尾洋二(1990)『品質展開入門』日科技連出版社

[18] 大藤正・小野道照・赤尾洋二(1990):『品質機能展開法(1)ー品質表の作成と演習ー(品質機能展開活用マニュアル2)』日科技連出版社

[19] 大藤正・小野道照・赤尾洋二(1994):『品質機能展開法(2)ー技術・信頼性・コストを含めた総合的展開(品質機能展開活用マニュアル3)』日科技連出版社

[20]大藤正・小野道照・永井一志(1997):「QFDガイドブック(品質機能展開の原理とその方法)」日本規格協会

[21]赤尾洋二・吉澤正監修・新藤久和編(1998):『実践的QFDの活用』日科技連出版社

[22]赤尾洋二編(2010):「商品開発のための品質機能展開(知識変換のSECIモデルとQFD)」日本規格協会

[23]大藤正(2010):「QFD(企画段階から質保証を実現する具体的方法)」日本規格協会

QFD

 

● QFD入門セミナーDVDを販売しています ⇒

   続きを読むには・・・


この記事の著者

赤尾 洋二

品質機能展開(QFD)の開祖

品質機能展開(QFD)の開祖


「品質機能展開(品質表)」の他のキーワード解説記事

もっと見る
全体最適を実現するQFD QFDを考える(その4)

【QFD(品質機能展開)の考察 連載目次】 1. QFDツールが方法・仕組みに変化する 2. QFDの意味 3. マーケティングにおけるQFD ...

【QFD(品質機能展開)の考察 連載目次】 1. QFDツールが方法・仕組みに変化する 2. QFDの意味 3. マーケティングにおけるQFD ...


QFDの作成手順 前半 QFD(品質機能展開)の勘どころ (その2)

QFDの作成手順のフロー  前回は、QFD(品質機能展開)の勘どころ (その1 QFDとは)を解説しました。今回は、その2です。教科書通りにQFDを作成...

QFDの作成手順のフロー  前回は、QFD(品質機能展開)の勘どころ (その1 QFDとは)を解説しました。今回は、その2です。教科書通りにQFDを作成...


V-ModelとQFDの違いと併用

   製品開発業務では、要求仕様書、製品仕様書、開発仕様書、テスト仕様書など、数多くの仕様書を階層的に関連付けるために、V-Modelを良く使...

   製品開発業務では、要求仕様書、製品仕様書、開発仕様書、テスト仕様書など、数多くの仕様書を階層的に関連付けるために、V-Modelを良く使...


「品質機能展開(品質表)」の活用事例

もっと見る
QFD(品質機能展開)で人財開発施策を俯瞰

 QFD(Quality Function Deployment:品質機能展開)は、横軸にお客様の声を、縦軸に技術特性を記述したものです。しかし技術分野だ...

 QFD(Quality Function Deployment:品質機能展開)は、横軸にお客様の声を、縦軸に技術特性を記述したものです。しかし技術分野だ...


QFD-TRIZ-TMの連携適用による高速2ポートバルブの開発 (その1)

【QFD-TRIZ-TMの連携適用による開発事例 連載目次】 QFD-TRIZ-TM連携適用の狙い 顧客要求の本質を的確に発見し、顧客満足度に繋げ...

【QFD-TRIZ-TMの連携適用による開発事例 連載目次】 QFD-TRIZ-TM連携適用の狙い 顧客要求の本質を的確に発見し、顧客満足度に繋げ...


科学的手法(TRIZ,QFD,タグチメソッド)の社内展開:オリンパスの事例

 2011年のTRIZシンポジウムでオリンパス株式会社の緒方隆司さんが発表し、参加者投票 「私にとって最もよかった発表」で表彰された、「TRIZを含む科学...

 2011年のTRIZシンポジウムでオリンパス株式会社の緒方隆司さんが発表し、参加者投票 「私にとって最もよかった発表」で表彰された、「TRIZを含む科学...