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QUESTION 質問No.240

QFDの進め方について

設計・開発  | 投稿日時:
QFDを進めるにあたり、以下3点について質問させてください。
・『要求品質』と『品質要素』の関係が密接なため、要求品質と品質要素の表の〇が斜めに一直線になってしまいます(例:要求品質(材料との高い密着性)と要求品質(密着度)のような、わかりきった関係)。項目を挙げる勘所などあれば教えていただけないでしょうか。

・『品質要素』(お客様の要求と品質を測る尺度になる要素)の中に、数値の範囲を入れる必要はないのでしょうか。
 逆に入れてはいけないなどルールがあれば教えていただきたく、よろしくお願いいたします。

・製品を作る工程の中から、隠れた故障モードを見つける役割をするのは、FMEAでしょうか。DVDのQFD応用編の中で、品質要素と業務機能で表を作成し保証項目を設定する業務展開表を参考にしようと考えております。
この業務展開表でFMEAのような使用が可能なのでしょうか。



ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

・『要求品質』と『品質要素』の関係が密接なため、要求品質と品質要素の表の〇が斜めに一直線になってしまいます(例:要求品質(材料との高い密着性)と要求品質(密着度)のような、わかりきった関係)。項目を挙げる勘所などあれば教えていただけないでしょうか。

対象とされている商品が不明のため、一般的な回答となってしまいますが
要求品質の表現の中に品質要素的な表現が入り込んでしまうと対角線化が起こってしまいます。

『要求品質』と『品質要素』の関係が密接といわれますが、それは要求品質の抽出がまずいためです。

質問で述べられている通り
要求品質の表現(材料と高い密着性)の中に“密着性”が入っています。
密着性も密着度も品質要素の文言です。
技術者が要求品質の抽出を行なうと、よく陥ることです。

要求品質を抽出する場合、
お客さまにとって(材料と高い密着性)があると、何がよいのか?
なぜ、このような要求をしたのか?
と考えることです。
例えば、切削工具で密着性がよいと(設計通りの切削ができる)とか
飲料缶に対する塗料の密着性がよいなら、(表面印字が読みやすいままである)とか
“なぜ” “なぜ”を繰り返してください。


・『品質要素』(お客様の要求と品質を測る尺度になる要素)の中に、数値の範囲を入れる必要はないのでしょうか。
 逆に入れてはいけないなどルールがあれば教えていただきたく、よろしくお願いいたします。

数値の範囲とは、環境条件としての範囲でしょうか?
それとも、ねらいの品質(設計品質)の範囲でしょうか?
環境条件でしたらメモに、ねらいの品質でしたら入れません。
品質要素は質問に書かれているように、「お客さまの要求を品質のレベルで測る尺度」であって数値は一般的には入りません。


・製品を作る工程の中から、隠れた故障モードを見つける役割をするのは、FMEAでしょうか。DVDのQFD応用編の中で、品質要素と業務機能で表を作成し保証項目を設定する業務展開表を参考にしようと考えております。
この業務展開表でFMEAのような使用が可能なのでしょうか。

FMEAなどの信頼性に関する記述は、当サイト(ものづくり.com)において詳しく述べられています。
FMEAのキーワードで検索されれば12件あります。
ぜひ参考にされてください。

QFDでの業務展開あるいは信頼性展開は、
ひとつのプロジェクト、例えば商品開発において
その製造工程の中で、改訂しなくてはならないQC工程表の項目、あるいは保証業務の抽出など
工程FMEAのプロセスと似ている点があります。
ただし、QFDをすべての場面で適用しようとすると莫大なリソースを消費します。
目的に応じての適用が最前と考えております。
ですから、御社でFMEAを実施されているのでしたら、そのアウトプットを業務展開や信頼性展開に適応することをお勧めいたします。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

二つ目の質問についてですが、追加で教えていただきたいのですが、
質問させていただいた数値が指すのは『狙いの品質』です。どれぐらいといった程度は、QFDでは必要ないのでしょうか。どれくらい、の品質を作りこむためには、また違う手法があるのでしょうか。


品質要素展開表にはあくまで評価指標となる尺度のみの記載となります。
『狙いの品質』の数値目標は設計品質そのものです。
品質表作成の目的の一つは、この設計品質の設定です。
商品の、どの部分を際立たせるかをチームで議論します。
その後、機能や機構あるいは工程に展開します。

小生の感想で恐縮ですが、今回の一つ目と二つ目のご質問は基本的な内容と考えております。
社内でQFDを実施される時には、基本のセミナーを受けられることをお勧め致します。
自己流の解釈で実施されますと、工数ばかりかかって得るものが少なくなります。
(何も得られないかもしれません)
QFDを失敗された企業の方のお話を伺うと、上記のような点を多く話されていました。