製品開発の効率化を目指してPDM/PLMを導入したものの、「思ったような投資効果が出ない」「現場の業務が逆に停滞している」といった壁にぶつかっていませんか?実は、設計・製造リンクのIT化が失敗する最大の原因は、構想や運用をシステムベンダーへ「丸投げ」していることにあります。市場や組織の変化に迅速かつ低コストで対応するためには、外部任せにせず、自社主導でシステムを設計・拡張できる「社内IT化要員」の存在が不可欠です。本記事では、PDM/PLMの導入で成果を出すための進め方や、他社事例を交えたIT化要員の具体的な育成方法、インダストリ4.0時代を見据えたIT基盤構築の重要性を分かりやすく解説します。
2.設計・製造リンク構築(IT化)の進め方
PDM/PLM は設計・製造リンクの中核となるシステムですが、このリンクの構想がない状態での PLM/PDM 導入は、その後の運用において大きな混乱や滞留を生じさせることになります。実際、PDM/PLM にかかる費用や投入した工数に見合う投資効果を得ていないというマネジャーの不満や、システムに縛られてかえって効率が落ちているという開発現場からの不満をよく聞きます。
このような PDM/PLM を導入しても十分な効率化ができていない、もしくは成果が出ていない組織のほとんどは、IT化を技術者の片手間で行っているほか、タスクフォースや委員会を設置して兼任で進めたり、構想や設計段階からシステムベンダーに丸投げしたりしています。実は設計・製造リンクのような全体最適となる設計・製造のIT化ができない最大の原因は、自社で開発業務全体を視野に入れたIT化要員を置いていないことなのです。
PLM/PDM の導...