国際生産成功のための基本的要点(その10)

全9回をお読み下さりありがとうございます。

まず、前回最終回のクエスチョンの解答例です。

問題は「海外で活躍できる人材をどのように育てていますか? (  )内に2~8字入れ下さい。」でした。

 1.ものづくりの(基本)を理解し、実施できるよう訓練する

 工場レベルでのものづくりの基本について、 2つのエリア(外部要因の影響の大きい入荷および出荷のバッファエリア、内部でコントロール可能な製造エリア)をはっきり認識し、バッファエリアは必要なスペースを確保し、製造エリアでは不良なく故障なく仕掛りミニマムで順序良くスムースに流れる仕組み、であると説明し、改めてその重要性を理解して貰った。 社レベルについては、同様ことをサプライチエーン・マネジメントというが、機会を見て、 この革新ナビの「技法解説」のところで紹介したいと思っている。

 

2.海外では(想定外のこと)が起こるということを前提に、これに対応できるよう訓練する

 いざ赴任してみると、言ったとおりに仕事をやらないとか、入荷部品の不良が多いとか、無断欠勤が多いとか、暴動が起るとか、いろいろ想定外のことが起る。これらは、その国、その地方、その時の事情で変るので、何を想定しておけばいいという答えはないが、各国の体験記などを読み、その地に長く住んでいる人達から情報を集め、それを元に訓練する必要性を説明した。

 

3.(マネジメント)の基本を実行できるように訓練する

 宝島別冊「まんがと図解でわかるドラッカー」を紹介した。ドラッカーの考え方は日本的 で日本の会社になじむこと、またこの本は要所に英文を抜粋して解説しているので海外では大いに役立つ。 

 

4.(管理技術)を実践的に使えるように訓練する

 管理技術とは、加工・組立・溶接など製造の固有技術をつなぐ横串で、受注から出荷までの品質を確保し、コストを下げ、納期通り納める仕組み作り・仕組み改善のための道具で数え切れないほどあるが、その内の基本として5SとQCについて実践的な使い方を紹介した。道具は「使いよう」で、上手に実践的に使えば効果が上がるが、間違って使えば無益どころか害になることもある。道具は「使いよう」は筆者のモットーである。 

 


この記事の著者

鈴木 甫

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ものづくり革新の秘訣は、やる気の醸成と技法の活用「Use Ware:頭と道具(技法)は使いよう」にあります。 鈴木は、国内・海外を通じて、戦略から現場改善に至るまで、実践的な方法で、複雑な問題をシンプルに考えて、他の専門家がギブアップし…

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