やろうと思っているけどできないことばかり、の克服(その3)

 やろうと思っているけどできないことでモヤモヤしている気持ち。そんな気持ちを克服する方法の3回目です。
 
 これまで紹介したのは次のステップです
 
Step 0. やろうと思っているけどできないことのリストアップ
Step 1. 本当に必要かどうかの確認(いくつかの質問に答える)
Step 2. 優先順位を決める(比較する)
Step 3. 小さな単位にブレークダウン
 
 これまでのステップで、最初に作ったリストにはもともと 20 個のやりたいけどできない項目が並んでいましたが、3つになりました。これまでのステップで項目があまり減ってない人、いますか?
 
 では、減っていない人への最後のステップです。それは・・・
 
 もう一度、Step1からやり直すこと。当たり前でがっかりしましたか?でも、次のことに気をつけてもう一度やってみましょう。やり直すときは、本当に必要かどうかの質問をしたり優先順位を決めたりするわけですが、大切なのは、勇気を持って「消す」こと。迷っているなら消す。これがポイントです。
 
 たとえリストから削除したとしても、本当に大切なことを忘れることは絶対にありません。時が来たらまたやりたいこととして復活するので大丈夫。安心してバッサリ消してください。スッキリした気分になりましょう。
 
 最後のステップも実行しましたか?
 
 これまでのステップで、「やろうと思っているけどできないリスト」は、今の自分にとって本当に必要な、大切な項目だけになっているはず。
 
 さて、残った項目の中には、まだやる気になっていないものがあるかもしれません。今回は、このようなやる気になっていない項目の対処方法がテーマです。まず最初にやることは、心理的抵抗の中身を洗い出すことです。具体的には次の4つの状態について気持ちや行動を書き出します。
 
やりたいけど今できない理由(今の苦)
やりたいけど今やらない理由(今の快)
やりたいことをやらないままの結果(未来の苦)
やりたいことをやったときの結果(未来の快)
 
 ぼくは「ホームページの作り直し」がやる気にならない項目のひとつですから、これで実際にやってみたいと思います。まず最初はやりたいけど今できない理由です。行動できないわけですから、やることが「苦」となっている理由があるはずです。その理由や気持ちを書き出します。
 

今の苦:

・ホームページ作りのソフトを勉強するのが面倒
・思い通りのものにならなくて時間のムダになるかも
・まとまった時間を作るのが大変
・作り直しのための作業が膨大な気がする
 
 次は今やらない理由です。やりたいけどできないのは、さっきとは逆で、やらない方が気分が良かったり幸せに感じることがあるからです。その理由や気持ちを書き出します。
 

今の快:

・他のことに時間を使うことができる
・これ以上忙しくならない
・ホームページ作りのソフトを買ったのでいつでもできる
・できなくて困っている自分を想像しなくてすむ
 
 こうやって書き出してみると、まだやってないにもかかわらず、時間がかかったり、面倒だったりすることを嫌がっていることがわかりますね。気が重いわけです。次に、やらないままでずっと過ごすとどうなるのかを想像します。このままやらないでいると、どんな困ったことや苦しいことが待っているのかを書きます。
 

未来の苦:

・新しい仕事が来なくなる
・お客さんなどからの印象が悪くなる
・営業の時に自信がなくなる
・いつも気にかかって落ち着かない
 
 これはまだ来ていない未来を、今あるように想像することが大切です。1年も2年もホームページは今のまま。ホームページを見るたびに気になることが増えていきます。ページビューの解析レポートを見るとどんどん減っていっています。知り合いの会社は頻繁にホームページが更新されていてうらやましくて、何だか会うのも気が引けます。・・・というような感じでどんどんイメージを膨らませます。
 
 最後は、やろうとしたことをやったときにどうなるのかを書きます。実際に行動することで1年後や2年後に手に入ることやそのときの気持ちを書き出すのです。
  
  
 

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未来の快:

・気になっていたことが解消できて気分がいい
・積極的に宣伝したり、自慢したり (!?) できる
・次々とやりたいと思っていたことができる
・ワクワクして新しいことをやりたくなる
 
 これも未来のことですから、今自分がそこにいるような感じでありありと想像することが大切です。ぼくは、考えたことをワクワクしながらすぐにホームページに反映させているイメージです。思いついたことが形になるって楽しいですね。さっきと全然違います。
 
 未来の苦と未来の快を具体的に、そして、今あるようにありありとイメージすることが大切なのです。どうですか、やる気がわいてきませんか?
 
 ぼくはワクワクした気持ちでやる気が出てきました。中には、暗い未来がプレッシャーとなって今やらないといけないと焦る人もいるでしょう。どちらでも、やる気になればいいのです。
 
 ただ、ここまでやってみて、未来の快より今の快の方が強かったり、未来の苦より今の苦の方が強かったりする場合もあります。こんな時は、やろうとしていること自体をきっぱりとやめた方がいいでしょう。やったとしても未来は魅力的ではないのですから。
 
 次回は、やろうと思っているけどできないことばかり、の克服(その4)です。
 

この記事の著者

石橋 良造

組織のしくみと個人の意識を同時に改革・改善することで、パフォーマンス・エクセレンスを追求し、実現する開発組織に変えます!

社会や生活を変える「ものづくり」と、そんな製品やサービスを開発する「ひとづくり」を行う組織づくりのために、日科技連石川賞を受賞した仕組み改革の実績や、オリンピック金メダルを生んだコーチング技術を活用した意識改革の実績など、持っているリソー…

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