「目標」と「計画」の限界

更新日

投稿日

 昨年「やる気の技術」というテーマでセミナーやコンサルティングの機会を通じて思ったことがあります。
 
 多くの場面で、目標設定をすることと計画をすることが重要だと教えられ、その上で行動することを要求されます。職場ではもちろんのこと、新年になると増える「夢をかなえる」「なりたい自分になる」というような場でも、目標設定と計画作成が大切だといわれます。
 
 ここに疑問を感じるのです。
 
 これは、通常の登山のように、山もその頂も移動することなく、地図があって山頂に至るコースも事前に確認できるという状況で有効なアドバイスであって、今の世の中は、多くの不確定要素を抱えていながら変化しており、その変化のスピードもどんどん速くなっている、そんな状況には良いアドバイスとは言えないのではないかと思うのです。
 
 同様のことを MIT メディアラボ所長の伊藤穰一氏が話しています。教育がテーマなのですがとても興味深い内容です。
 
 学ぶべきは、「何を学ぶか」ではなく、「どうやって学ぶか」
 
    人的資源マネジメント 
 

◆ 変化の時代に大切なこと

 
 そもそも、変化の激しい世の中では、目標そのものがどんどん変わるはずです。地図もどんどん古くなってしまい役に立たないかもしれません。
 
 地図が役に立たず、目標が動く状況下で大切になるのは、目標を追う行為そのものに「興味」を持つことであり、自ら目標を追いかけるために必要な工夫や行動を生む「姿勢」や「在り方」です。これは「内発的動機づけ(モチベーション)」に他なりません。自分が興味があるからやる、自分が大切だと思うからやる、自分に意味があるから...
 昨年「やる気の技術」というテーマでセミナーやコンサルティングの機会を通じて思ったことがあります。
 
 多くの場面で、目標設定をすることと計画をすることが重要だと教えられ、その上で行動することを要求されます。職場ではもちろんのこと、新年になると増える「夢をかなえる」「なりたい自分になる」というような場でも、目標設定と計画作成が大切だといわれます。
 
 ここに疑問を感じるのです。
 
 これは、通常の登山のように、山もその頂も移動することなく、地図があって山頂に至るコースも事前に確認できるという状況で有効なアドバイスであって、今の世の中は、多くの不確定要素を抱えていながら変化しており、その変化のスピードもどんどん速くなっている、そんな状況には良いアドバイスとは言えないのではないかと思うのです。
 
 同様のことを MIT メディアラボ所長の伊藤穰一氏が話しています。教育がテーマなのですがとても興味深い内容です。
 
 学ぶべきは、「何を学ぶか」ではなく、「どうやって学ぶか」
 
    人的資源マネジメント 
 

◆ 変化の時代に大切なこと

 
 そもそも、変化の激しい世の中では、目標そのものがどんどん変わるはずです。地図もどんどん古くなってしまい役に立たないかもしれません。
 
 地図が役に立たず、目標が動く状況下で大切になるのは、目標を追う行為そのものに「興味」を持つことであり、自ら目標を追いかけるために必要な工夫や行動を生む「姿勢」や「在り方」です。これは「内発的動機づけ(モチベーション)」に他なりません。自分が興味があるからやる、自分が大切だと思うからやる、自分に意味があるからやる、というモチベーションです。
 
 だからこそ、モチベーションを引き出すことを気分や根拠の曖昧な話に頼るのではなく、技術としてとらえ、その技術を身につけることが大切です。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

石橋 良造

組織のしくみと個人の意識を同時に改革・改善することで、パフォーマンス・エクセレンスを追求し、実現する開発組織に変えます!

組織のしくみと個人の意識を同時に改革・改善することで、パフォーマンス・エクセレンスを追求し、実現する開発組織に変えます!


「人的資源マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
技術士第二次試験で“わかりやすい答案”を書くためのポイント

1. 技術士試験でわかりやすい答案を書くためのポイント 【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対...

1. 技術士試験でわかりやすい答案を書くためのポイント 【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対...


日本的人事が強い会社を創る(その1)

1.グローバル化時代の人事制度  グローバル化が進むからこそ、日本の良さを前面に押し出した人事制度を創るべきです。なんでもかんでも欧米に見習えというので...

1.グローバル化時代の人事制度  グローバル化が進むからこそ、日本の良さを前面に押し出した人事制度を創るべきです。なんでもかんでも欧米に見習えというので...


技術企業の高収益化: 信を培うには気迫が必要

◆ 高収益経営者の正しい権力の使い方  A社で社長と研究開発担当役員が協議していた時に、社長が役員に対してこう言いました。「やめさせても、信を失わな...

◆ 高収益経営者の正しい権力の使い方  A社で社長と研究開発担当役員が協議していた時に、社長が役員に対してこう言いました。「やめさせても、信を失わな...


「人的資源マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
人材育成のコツ:褒める・叱る

   今回は「人材育成のコツ:褒める・叱る」というタイトルで事例解説します。  2020年の大きな環境変化として外せないのが「業務のオン...

   今回は「人材育成のコツ:褒める・叱る」というタイトルで事例解説します。  2020年の大きな環境変化として外せないのが「業務のオン...


人的資源マネジメント:目的(その4)

【内発的動機づけの要素である「目的」連載目次】 1. 内発的動機づけの要素である「目的」と「目標」の違いを考える 2. 本源的な質問に答えてわかる...

【内発的動機づけの要素である「目的」連載目次】 1. 内発的動機づけの要素である「目的」と「目標」の違いを考える 2. 本源的な質問に答えてわかる...


人的資源マネジメント:やる気の見える化(その2)

 技術者はもとより管理者も含めた現場のレベルアップが話題になることが多くなったと感じます。受注したい案件や契約はあるのに、現場がいっぱいいっぱいで受けるこ...

 技術者はもとより管理者も含めた現場のレベルアップが話題になることが多くなったと感じます。受注したい案件や契約はあるのに、現場がいっぱいいっぱいで受けるこ...