系列型収束アイデア発想―因果分析法の進め方

更新日

投稿日

1.因果分析法とは

  問題の原因を見つけ出してカード化します。そのカードを原因→結果とつなげながら本質的な原因を追求してゆく方法です。収束技法の一種となります。

 

2.因果分析法の進め方

①原因カードの中で重要なカードを20枚以内にしぼります。(他カードは捨てる)

②B4かA3用紙を1枚用意します。(カードが15枚程度ならB4それ以上ならA3)

③用紙の中央に、原因カードで重要と思われるものを1枚置きます。

④他のカードから、その元の原因とみなされるものを選び、左側におき、次のように矢印でつなぎます。

因果分析アイデア発想法のマーク

⑤結果と思われるカードを右側におきます。

⑥新たに原因や結果と思われる事実が出たら、カード化してレイアウトします。

⑦次々と事実や原因のカードをつなげていきます。

⑧図を完成させて評価します。

 例えば、メンバーレベルでは改善できないもの...

1.因果分析法とは

  問題の原因を見つけ出してカード化します。そのカードを原因→結果とつなげながら本質的な原因を追求してゆく方法です。収束技法の一種となります。

 

2.因果分析法の進め方

①原因カードの中で重要なカードを20枚以内にしぼります。(他カードは捨てる)

②B4かA3用紙を1枚用意します。(カードが15枚程度ならB4それ以上ならA3)

③用紙の中央に、原因カードで重要と思われるものを1枚置きます。

④他のカードから、その元の原因とみなされるものを選び、左側におき、次のように矢印でつなぎます。

因果分析アイデア発想法のマーク

⑤結果と思われるカードを右側におきます。

⑥新たに原因や結果と思われる事実が出たら、カード化してレイアウトします。

⑦次々と事実や原因のカードをつなげていきます。

⑧図を完成させて評価します。

 例えば、メンバーレベルでは改善できないものは左側を広くぬり、改善がかなり困難なものはカードの左側にタテ線をひいたりします。図1に事例を示します。

因果分析アイデア発想法の事例

図1 因果分析法の使用事例

◆関連解説『アイデア発想法とは』

   続きを読むには・・・


この記事の著者

髙橋 誠

企業のイノベーション戦略の構築と実践をお手伝いし、社員の創造性開発を促進し、新商品の開発を支援します!

企業のイノベーション戦略の構築と実践をお手伝いし、社員の創造性開発を促進し、新商品の開発を支援します!


「アイデア発想法一般」の他のキーワード解説記事

もっと見る
創造思考、「1人の時」「他の事をしている」と「突然」に!

  1.現代のビジネスマンは寝歩車で考える  私の研究所で、1984年に「現代の発想パターン調査」を実施しました。ビジネスマンを中心に、...

  1.現代のビジネスマンは寝歩車で考える  私の研究所で、1984年に「現代の発想パターン調査」を実施しました。ビジネスマンを中心に、...


プロシューマー・アンケート法(1) 【快年童子の豆鉄砲】(その42)

  ◆ プロシューマー・アンケート法(1) 1.「 プロシューマー・アンケート法(略称:PA法)」とは 1)はじめに 先ず、プロシュ...

  ◆ プロシューマー・アンケート法(1) 1.「 プロシューマー・アンケート法(略称:PA法)」とは 1)はじめに 先ず、プロシュ...


阻害条件を排除して、創造性を伸ばすには

 創造性を伸ばすためには、その条件を満たすと同時に、邪魔する条件を何とか取り除くことが大切です。右下のリストは、主に個人としての阻害条件をあげたものです。...

 創造性を伸ばすためには、その条件を満たすと同時に、邪魔する条件を何とか取り除くことが大切です。右下のリストは、主に個人としての阻害条件をあげたものです。...


「アイデア発想法一般」の活用事例

もっと見る
-列車のブレーキ‐ 偶然を生かしたセレンディピティのひらめき (その2)

 列車事故に偶然遭遇し、圧縮空気の機械を利用してブレーキに応用した、アメリカの発明家 ジョージ・ウェスティングハウス                  ...

 列車事故に偶然遭遇し、圧縮空気の機械を利用してブレーキに応用した、アメリカの発明家 ジョージ・ウェスティングハウス                  ...


連想ゲームで発想した事例 -電池と振り子時計-

1.ガルバーニの研究を受け継いで、最初の電池を考案したイタリアの物理学者アレッサンドロ・ボルタ  最初に電池を考案したのは、イタリアのアレッサンドロ・ボ...

1.ガルバーニの研究を受け継いで、最初の電池を考案したイタリアの物理学者アレッサンドロ・ボルタ  最初に電池を考案したのは、イタリアのアレッサンドロ・ボ...


自然界をヒントにした発想事例3 -護身用具、緊急救助法-

1.ソーダ・サイフォンを見て、高圧ガスを使った護身用具を発想した、イギリスの創造学者 エドワード・デ・ボノ    &nbs...

1.ソーダ・サイフォンを見て、高圧ガスを使った護身用具を発想した、イギリスの創造学者 エドワード・デ・ボノ    &nbs...