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◆シックスシグマとは
シックスシグマとは品質管理面での対日本戦略として生み出され、顧客に対し、ほぼ欠陥の無いサービスを提供するというビジョンに基づいた経営管理体系です。
シグマ(=σ)は標準偏差を表す統計記号であり、100万個中の規格外が3.4個以内となるよう製品やサービスのばらつきを抑制する狙いが語源となっています。改善活動にはZD活動(Zero Defect)等もありますが、欠陥をゼロにする取り組みは現実的には不可能であり、シックスシグマは多少のばらつきは許容する考えとなっています。然しながらその名前の由来の通り100万個に対し3.4個という欠陥発生頻度(DPMO)は、ばらつき管理の目標値としては十分低いものだと言えます。
【シックスシグマ 連載記事一覧】
1. シックスシグマの概要
2. シックスシグマの教育体系
3. DMAICによる問題・課題解決型サイクル
4. Defineフェイズの目的
5. Measureフェイズの目的
6. Analyzeフェイズの目的
7. Improveフェイズの目的
8. Controlフェイズの目的
◆こんな方におすすめ!=DMAICによる問題・課題解決型サイクルを知りたい=
シックスシグマでの問題解決サイクルは、最初は問題を定義するDefineから始めます。具現化した改善対象の目的を明確にする為です。問題の中には、問題なのはわかるが、抽象的且つ曖昧で、取扱に困るものも少なく無いと思います。そのような場合は問題の構造を理解し、出来るだけ具体的因子に分解していくことで、改善すべき要因へ真に近づきます。この作業を行わないまま改善活動を開始しても、序盤の活動は改善すべき点を見つけ出す作業が主です。真の課題に辿り着かず別の方向へ向かう場合もあります。
曖昧故に何をすべきかわからず、結果として活動事態が停滞したり、目的と外れた方向へ向かってしまったりと、解決できないままの状態が続きます。もともと『シックスシグマの問題解決型雛形』は、MAICだったそうです。それが改良され最初にDefineフェイズが加わり現在のDMAICとなりました。
DMAICによる問題・課題解決型サイクルについて、専門家の眞名子氏が詳しく紹介しています。
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