プロジェクトの進行をスムーズに! PERTの全て 【連載記事紹介】

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PERT

 

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◆プロジェクトの進行をスムーズに管理する

PERT(Program Evaluation and Review Technique)は、プロジェクトの計画に際して、作業と作業を矢印で結ぶことで、それらの関係性を明確に示します。 さらに各作業の所要時間を記入することで、経路ごとの所要時間や最短時間また最も長くなる経路すなわちボトルネックとなる経路を見つけることが可能となり、この経路をクリティカルパスと呼び、それを見つける方法がCPM(Critical Path Method)です。 スケジュール表のタスクをバー状に表現するガントチャートに似ていますが、タスク数が増えてしかも相互の関係性が複雑になると管理が難しくなりPERTが真価を発揮します。

 

◆PERTのメリット

プロジェクトに必要な工程を経験や勘に頼らず確認できるようになり、各工程の所要時間や依存関係を把握できることが大きなメリットとして挙げられます。

 

PERTが一般に認知されるまでは、プロジェクトはプロジェクト・マネジャーの勘や経験によって進行されてきました。そのため、進行が上手なプロジェクトマネージャーならいいのですが、まだまだ初任者のプロジェクトマネージャーなどはプロジェクトの失敗する確率がかなり上がってしまう状態でした。その状態に陥ってしまうと、目の前のタスクを優先してしまいプロジェクトをトータルで見ることが出来なくなってしまい、完了まで導けるプロジェクトマネージャーとなれない場合もあります。

 

しかし、PERTを利用すると、メリットでもある「必要な工程の時間の把握」「各工程の関係性の把握のしやすさ」などが整理されて経験が浅いプロジェクトマネージャーにも、プロジェクトの進行をスムーズにできるようになってきています。

 

また、プロジェクトではさまざまな関係者が関与します。そのプロジェクトメンバーの間で情報共有が容易になることで、どのような流れで作業を進めていくかが明確となるため、スムーズに作業を進めていくことができます。次の連載は、10回に分けて、 ものづくりドットコム登録専門家の粕谷氏がPERTを紹介している貴重な解説記事です。

 

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【執筆者紹介】

粕谷 茂さん

 

<<この連載を利用の際のお願い>>

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