「発想チェックリスト」とは

 商品企画七つ道具のアイデア発想法の実践的活用法を解説しています。既に、商品企画七つ道具におけるアイデア発想法は解説しました。今回は発想法の中でも、ものづくりの方に使いやすい「発想チェックリスト」についてです。
 

1. 発想チェックリストとは

 大分類9項目と小項目からなるチェックリスト項目を元に、アイデアを出す方法です。アイデアを出す対象商品が具体的であり、短時間に多くのアイデアが欲しい場合に有効です。
 
 他のアイデア発想法のアイデアを出す段階で、チェックリスト項目を適用するとアイデアが出しやすくなります。
 
 その、大分類9項目と小項目は次のようです。
 

(1)他への転用は?(Put it other use?)

①他に使い道はないか?
②そのままで新しい使い道は?
③改造して他の使い道は?
 

(2)他への応用は?(Adapt?)

①他にこれと似たものはないか?
②過去に似たものはないか?
③何か真似できないか?
 

(3)変更したら?(Modify?)

①楽にしたら?
②使い方を変えたら?
③意味、色、動き、音、匂い、様式、デザインなどを変えられないか?
 

(4)拡大したら?(Magnify?)

①より強く
②より高く
③より長く
④より厚く
⑤高級にしたら
⑥高機能にしたら
 

(5)縮小したら?(Minify?)

①何か減らせないか?
②より小さく
③濃縮
④ミニチュア化
⑤より低く
⑥より短く
⑦より軽く
⑧機能を絞ったか
⑨分割できないか
 

(6)代用したら?(Substitute?)

①他の素材は?
②他の動力は?
③他の場所は?
 

(7)再配列(アレンジ)し直したら?(Rearrange?)

①要素を取り換えたら?
②他のパターンは?
③他のレイアウトは?
④他の順序は?
 

(8)逆にしたら?(Reverse?)

①ポジとネガを取り換えたら?
②逆はどうか?
③失敗例を教訓にしたら?
④後ろ向きにしたらどうか?
⑤上下ひっくり返したら?
⑥逆の役割は?
 

(9)結合させたら?(Combine?)

①ブレンド、合金、品揃え、アンサンブルしたらどうか?
②アイデアを組み合わせたら?
③キャラクターをプラスしたら?
 
 

2. チェックリスト発想法の例

 10年前に発想法研修でグループ演習した時のパソコンのアイデアになります。現在スマートフォンやタブレットで実現している気がします。
 
(1)他への転用は :レジでお財布代わりになるパソコン
(2)他への応用は :液晶テレビの代わりになるリビングパソコン
(3)変更したら    :ワンセグチューナー付きパソコン
(4)拡大したら    :屋外で使える頑丈なパソコン、ブルーレイを搭載した高機能パソコン
(5)縮小したら    :メモ帳だけ使えるパソコン、メールだけのパソコン
(6)代用したら    :電池で動作するパソコン
(7)再配列したら :キーボードが無く手書き認識のパソコン
(8)逆にしたら    :画面を180度回転できるパソコン
(9)結合したら    :ケータイ電話と融合したパソコン
 

セミナー「これならできる!ミニデザインレビューの実践法」

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【千代田区一番町】 新技術開発センター研修室

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3. チェックリスト発想法の特徴

① 手軽にアイデア発想ができます
② チェック項目から創意工夫、応用ができます
 
 業種、産業別を問わず使いやすい発想法ですので、是非、実践してみて下さい。
 
【参考文献】
星野匡著:『発想法入門』、日本経済新聞社、(1989)
高橋誠著:『創造力事典』、モード学園出版局、(1993)
神田範明編著:『ヒットを生む商品企画七つ道具 よくわかる編』、日科技連出版社、(2000)
 

この記事の著者

石川 朋雄

日本のものづくりは品質向上に切磋琢磨し,高品質な商品を開発しました。高品質商品と顧客価値創造を融合する商品企画のシステム化を提案します。

商品企画七つ道具(P7)を活用した顧客視点の商品企画コンサルティングを行います。この根幹は「顧客価値追求の仕組み」を提案致します。 企画の流れは顧客の声を的確に仮説構築(インタビュー調査)を行います。仮説案を元に顧客の声と商品の客観的な…

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