プラスチック製品を設計・開発する際、避けて通れないのが「粘弾性特性」の理解です。前回は、一定の力が加わり続けることで変形が進む「クリープ現象」を解説しました。今回は、その対となる重要な現象「応力緩和(リラクゼーション)」について紐解きます。応力緩和は、変形を一定に保ったときに、内部の応力が時間の経過とともに低下していく現象です。製品の外観からは変化が見えにくいため見落とされがちですが、ラケットのガットの弛みなど、身近な製品にも深く関係しています。本記事では、応力緩和の基本メカニズムから、数式モデルを用いた説明、さらには温度との関係性まで分かりやすく解説します。





