今回は、「スケジュールやタスクをどうやって管理しているのか」という話題です。僕が「フランクリン・プランナーを使っている」と言うと、皆が「えー、まだ紙を、しかもフランクリン・プランナーを使っているの?本当?化石のようだ」と驚かれてしまいました。
リーンシックスシグマに専念する前は、これでもソフトウェア・エンジニアを 20 年以上やっていたので、そこに集まっていた連中の誰よりもコンピュータやソフトウェアに詳しいと自負しています。もちろんスマートフォンや PC のソフトウェアも色々と試しました。それでもあえて紙のプランナーを使っているのには、いくつかの理由があります。その理由について、説明します。
1. 個人レベルの PDCA サイクルを実現するため
リーンシックスシグマのプロジェクトを担当する同僚達たちの中には PDCA サイクルを分かったように語っている連中もいますが、僕から言わせれば、連中は語るだけで実行はしていません。連中が語るのは、いつも企業レベルやプロセスレベルの PDCA サイクルばかりです。
連中は、リーンシックスシグマを使ってもなかなか会社や組織が変わることができない理由を「PDCA が上手く回っていないから」というような感じで語るのです。会社や組織を変えようとする前に、まず個人自らが変わっていかなければならないと思います。そして個人が変わっていくには、システム手帳を使って小さな PDCA ...