技術企業の高収益化【徹底解説】

更新日

投稿日

技術マネジメント

 

技術企業の高収益化が無料でお読みいただけます!

◆技術企業の高収益化:競合比較はなぜ悪か?

研修に先立ち、その狙いや聴講者、習得を目指すスキルなどを依頼企業と打ち合わせています。先日、その打ち合わせの中である会社の現状を聞きました。その会社では「競合比較表に基づいて商品企画を行っており、個々の比較項目で良い性能を出すことが開発の企画において常識になっている」とのことでした。競合比較表は下表のようなイメージです。この表に基づき、「機能YとZ、Wを強化しなければならない」というのがこの会社の商品企画となるそうです。

 

表. 競合比較表のイメージ

技術マネジメント

 

「いまだにそんなことをやっているんだな」というのが、この話を聞いた感想です。でももしかすると、こうした競合比較表を活用している会社は依然として多いのかもしれません。皆さんの会社ではいかがですか。

 

◆競合比較表は競合との同質化、低収益化を招く悪

競合比較による商品企画は、技術経営と知財の観点から見ても論理的に間違いです。なぜ間違っているのかを解説します。皆さんは、なぜなのか論理的に説明できますか?。技術企業の高収益化について、ものづくりドットコム 登録専門家の中村 大介氏が解説しています。

 

【技術企業の高収益化 全47回から徹底解説】

 

【執筆者紹介】

中村 大介さん

 

<<この連載を利用の際のお願い>>

ここで紹介する連載の転載は固くお断りします。少人数での個人的な勉強会での使用のみに限定してください。

◆【特集】 連載記事紹介:連載記事のタイトルをまとめて紹介、各タイトルから詳細解説に直リンク!!

 


「技術マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
講演「ものづくりプロセス革新のススメ」要旨

1.社会変化とものづくりの現状、革新の必要性  国内の製造業事業所数は平成5年には約70万件を数えましたが、15年後の平成20年には44万件余りと37%...

1.社会変化とものづくりの現状、革新の必要性  国内の製造業事業所数は平成5年には約70万件を数えましたが、15年後の平成20年には44万件余りと37%...


将来に向かっての強みを設定する要件 普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その47)

        前回はKETICモデルのK(Knowledge)の知識の3つの要素の内、「自社の強み」の中の...

        前回はKETICモデルのK(Knowledge)の知識の3つの要素の内、「自社の強み」の中の...


自社のコア技術の発信 普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その32)

       今回も前回に引き続き、「その1:自社のコア技術の補完技術」を探す方法としての自社のコア技術の発信について...

       今回も前回に引き続き、「その1:自社のコア技術の補完技術」を探す方法としての自社のコア技術の発信について...


「技術マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
技術資源の有効活用: 事例紹介 (その2)

 TRM(Technology Resources Management)事例その2は、建築物の防食事業を営む企業の取り組みをご紹介いたします。   ...

 TRM(Technology Resources Management)事例その2は、建築物の防食事業を営む企業の取り組みをご紹介いたします。   ...


進捗の見える化:第1回 プロジェクト管理の仕組み (その10)

 この数回はプロジェクト管理の仕組みについて解説していますが、表面的な仕組みではなく、本質的な課題に対応したより進化・深化した仕組みにするための考え方を解...

 この数回はプロジェクト管理の仕組みについて解説していますが、表面的な仕組みではなく、本質的な課題に対応したより進化・深化した仕組みにするための考え方を解...


マトリクス体制での品質保証3 プロジェクト管理の仕組み (その32)

 前回のマトリクス体制での品質保証2に続いて解説します。    これまで説明してきたのは、プロジェクトごとに作成する品質計画(プロジェクト品...

 前回のマトリクス体制での品質保証2に続いて解説します。    これまで説明してきたのは、プロジェクトごとに作成する品質計画(プロジェクト品...