人財教育・人材育成、どのような方法が最も効果的かを考えるより、とにかく行動を最優先にする

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人財教育・人材育成、どのような方法が最も効果的かを考えるより、とにかく行動を最優先にする

【目次】

    1. 一生懸命

    「一生懸命頑張ります」という言葉はよく言います。新しい目標などに対して決意表明のように使われます。とても良い言葉ですが、実は具体的な中身や行動については明記されていません。このタイミングで明記する必要はないかもしれませんが、別途行動にまとめる必要はあります。「一生懸命頑張る」というと毎日熱血的で情熱的な姿を想像するかもしれませんが、やるべきことを日々着々とこなす方が成果につながります。やる気やモチベーションはもちろん大事ですが、行動を起こすことはもっと大事です。反対にやる気やモチベーションが下がっても、日々の行動を済ましていればよいのです。しかし、行動を起こすのが嫌な程やる気やモチベーションが下がると問題になります。とは言え、行動が止まることが問題なので、やる気やモチベーション自体はそこまで重...

    人財教育・人材育成、どのような方法が最も効果的かを考えるより、とにかく行動を最優先にする

    【目次】

      1. 一生懸命

      「一生懸命頑張ります」という言葉はよく言います。新しい目標などに対して決意表明のように使われます。とても良い言葉ですが、実は具体的な中身や行動については明記されていません。このタイミングで明記する必要はないかもしれませんが、別途行動にまとめる必要はあります。「一生懸命頑張る」というと毎日熱血的で情熱的な姿を想像するかもしれませんが、やるべきことを日々着々とこなす方が成果につながります。やる気やモチベーションはもちろん大事ですが、行動を起こすことはもっと大事です。反対にやる気やモチベーションが下がっても、日々の行動を済ましていればよいのです。しかし、行動を起こすのが嫌な程やる気やモチベーションが下がると問題になります。とは言え、行動が止まることが問題なので、やる気やモチベーション自体はそこまで重要ではありません。

       

      成果を出すために毎日行動が必要なのは明確ですが、やる気やモチベーションなど気持ちの側面は毎日高い状態を保つ必要はありませんし、現実的に不可能です。人の集中力は長時間持続しません。結果的に一生懸命頑張ることは、行動ベースなのです。やる気がなくても、疲れていても、時間がなくても毎日行動することなのです。

       

      2. 日々の積み重ね

      いきなり大きな成果を目標として掲げるのは良いですが、その中身は日々の小さなことの積み重ねです。人と会うためにアポを取る、製品・サービスのプレゼンをする、製品品質の見直しと改善を図るなど地道な作業です。あまり華やかさはありません。それでも続けることが成果を得るための手段の一つとなります。もちろんラッキーや偶然もありますが、自分で何かできることは地道な作業です。

       

      そして地道な作業にも色々あります。今の状態からミスや失敗の確率を下げること、新しいこと、出来ることの範囲を少しずつ広げることなどがあります。どちらも大事なことであり、状況も変わるのでどちらが正解かを出すことは難しいです。それでも、今の状態では失敗を少なくする方が効果的か、出来ることを広げる方が効果的かは、そのたびに判断しなければなりません。

       

      どのような方法が最も効果的かを考える時間はほとんど意味がないので、とにかく行動を最優先することが大事です。行動していくと、より効果的な方法が分かってくるからです。「何をしたらよいか分からない」時はその時思いついたことでよいのです。誰でもできる簡単なことでよいのです。それを続けることが大事だからです。最初の思いつきがあまり効果的ではなかったと後から分かることもあります。それは行動し続けた結果ともいえます。

       

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      この記事の著者

      福﨑 昌宏

      金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。

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