人財教育・人材育成、自分が成長できる環境がどのような場所なのか

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  人財教育・人材育成、自分が成長できる環境がどのような場所なのか
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    1. 過去の経験や実績

    多くの経験や実績があるのは良いことですが、それに固執してしまうと新しい挑戦やチャレンジの足かせとなるリスクがあります。何かの成功体験があると、類似の状況で同じような手順や工程を行います。それ自体は特に問題ありませんが、時代が進むと何事も改善されるように経営力、技術力、コミュニケーションなど色々なことが進歩します。それによる高効率化や便利化は色々なところで起きます。その結果、昔と全く同じことを繰り返すのは次第に効率が下がっていきます。昔の成功体験や実績を新しい手法や技術と合わせてより良い方法を目指すのが適切なやり方です。しかし、それが出来ずにかたくなに新しいことを取り入れないこともあります。新...

      人財教育・人材育成、自分が成長できる環境がどのような場所なのか
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      1. 過去の経験や実績

      多くの経験や実績があるのは良いことですが、それに固執してしまうと新しい挑戦やチャレンジの足かせとなるリスクがあります。何かの成功体験があると、類似の状況で同じような手順や工程を行います。それ自体は特に問題ありませんが、時代が進むと何事も改善されるように経営力、技術力、コミュニケーションなど色々なことが進歩します。それによる高効率化や便利化は色々なところで起きます。その結果、昔と全く同じことを繰り返すのは次第に効率が下がっていきます。昔の成功体験や実績を新しい手法や技術と合わせてより良い方法を目指すのが適切なやり方です。しかし、それが出来ずにかたくなに新しいことを取り入れないこともあります。新しいことを受け入れることが、まるで過去を否定されたかのように感じるのかもしれません。しかし、決して過去や、かつての経験や実績を否定しているのではないのです。あくまでやり方の問題なのです。

       

      自分の経験や実績を自分自身のように考える人はいます。しかし、自分はあくまで自分自身であり、経験や実績は自分とは別なのです。もちろん相手自身も経験もどちらも否定しません。良い経験をしたのなら、そこに固執するのではなく、その経験を元に新しいことに挑戦して結果を出し続けます。

       

      2. 自分が成長できる環境がどのような場所なのか

      居心地のよい環境とは単に楽しい環境や楽な環境ではありません。楽しいことは人によって違うため、楽しい環境も人によって異なります。これは特に趣味・娯楽などにおいてよく見られます。そして、居心地のよい環境とは自分の状態によって変わります。常に動き続ける人、前進する人は同じように人が集まる環境を好みます。反対に止まっている人は止まっている人が集まる環境を好みます。類は友を呼ぶと似ています。もし、前進する人が止まっている人の多い環境の中に入ると、非常に居心地が悪く感じるでしょう。話も合わないでしょう。逆も同様です。止まっている人が前進する人の中に入ると居心地が悪いでしょう。なぜなら、前進する人は前進することが楽しく好きなのです。そして、止まっている人は止まっていることが好きなのです。周りの人と自分の趣向が異なるのでお互いに気まずくなります。

       

      また、自分よりもレベルの高い人の環境も居心地は良くはないです。しかし、自分の成長の延長線上に位置していれば、それほど苦にはなりません。止まっている人の中にいる時の居心地の悪さとは違った気持ちになるでしょう。身の丈よりも大きな舞台に上がったような不安や緊張感があります。自分が成長できる環境がどのような場所なのか認識すると環境選びにも役立ちます。

       

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      この記事の著者

      福﨑 昌宏

      金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。

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