バーコード照合とシャッター式ピッキング装置 物流の自動化・システム化の留意点(その3)

更新日

投稿日

 
  SCM
 
 物流工程の品質を向上したいと考えていらっしゃる方は多いと思います。製造工程ではそれなりのしくみと標準化がなされているため、不良流出には歯止めがかかっています。
 
 物流工程では作業の標準化も十分ではなく、品質管理活動もまだまだのレベルだと思われます。そこで多くの方が何か品質向上につながるシステムは無いものかと頭を悩ませています。
 
 結論から申し上げると、作業の標準化などに代表される現場管理のしくみが導入されていない物流現場では、導入したから驚くほど物流品質が向上するシステムは無いと思います。
 
 しかし、一定のミスを検知するシステム、つまり物流品質向上をサポートするシステムは無いことはありませんから紹介しておきましょう。
 

1. バーコード照合

 
 その代表選手はバーコードを読み取って確認作業を行うためのハンディーターミナルです。もちろんタブレット型のツールでも構いませんが、要は製品につけられているバーコードを電子的に読み取ることで人の判断だけに頼らずに済むしくみです。
 
 この読み取り作業を飛ばしてしまって物流不良を発生させてしまうことがありますので、そこはきちんと標準作業化して守らせるしくみが必要であることはいうまでもありません。
 
 できればバーコード照合を行わなければ出荷伝票が発行できないような歯止めをかけておくとよいでしょう。
 

2. シャッター式ピッキング装置

 
 次にシャッター式のピッキング装置です。前回、デジタル・ピッキング・システム(DPS)のお話をさせていただきました。
 
 DPSではランプのついた間口から表示された数量を取り出すしくみですが、これでも間違いは撲滅できません。
 
 隣の間口から取り出したり、ピッキング数量を間違えたりすることはまれに発生しています。これを防止するのがシャッター式ピッキング装置です。
 
 このシステムでは間口に蓋がされており、オーダーに従い該当商品の間口の蓋が開くしかけになっています。
 
 作業者はそこからしかものを取り出せませんので、ピッキングミス防止につながります。もちろん、その間口へ製品補充する際に間違ってしまえば誤出荷につながってしまいますので注意が必要です。
 
 また...
 
  SCM
 
 物流工程の品質を向上したいと考えていらっしゃる方は多いと思います。製造工程ではそれなりのしくみと標準化がなされているため、不良流出には歯止めがかかっています。
 
 物流工程では作業の標準化も十分ではなく、品質管理活動もまだまだのレベルだと思われます。そこで多くの方が何か品質向上につながるシステムは無いものかと頭を悩ませています。
 
 結論から申し上げると、作業の標準化などに代表される現場管理のしくみが導入されていない物流現場では、導入したから驚くほど物流品質が向上するシステムは無いと思います。
 
 しかし、一定のミスを検知するシステム、つまり物流品質向上をサポートするシステムは無いことはありませんから紹介しておきましょう。
 

1. バーコード照合

 
 その代表選手はバーコードを読み取って確認作業を行うためのハンディーターミナルです。もちろんタブレット型のツールでも構いませんが、要は製品につけられているバーコードを電子的に読み取ることで人の判断だけに頼らずに済むしくみです。
 
 この読み取り作業を飛ばしてしまって物流不良を発生させてしまうことがありますので、そこはきちんと標準作業化して守らせるしくみが必要であることはいうまでもありません。
 
 できればバーコード照合を行わなければ出荷伝票が発行できないような歯止めをかけておくとよいでしょう。
 

2. シャッター式ピッキング装置

 
 次にシャッター式のピッキング装置です。前回、デジタル・ピッキング・システム(DPS)のお話をさせていただきました。
 
 DPSではランプのついた間口から表示された数量を取り出すしくみですが、これでも間違いは撲滅できません。
 
 隣の間口から取り出したり、ピッキング数量を間違えたりすることはまれに発生しています。これを防止するのがシャッター式ピッキング装置です。
 
 このシステムでは間口に蓋がされており、オーダーに従い該当商品の間口の蓋が開くしかけになっています。
 
 作業者はそこからしかものを取り出せませんので、ピッキングミス防止につながります。もちろん、その間口へ製品補充する際に間違ってしまえば誤出荷につながってしまいますので注意が必要です。
 
 また、製品の重量を測定しながらピッキングを行う重量秤なども一種の物流品質向上のためのツールだと思われます。
 
 人間がやることですからミスは完璧には無くなりません。そこで少しでも作業者の負荷を軽減するとともに、物流品質向上につなげていけるツールは積極的に導入することを考えてもよいと思います。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
精度確保のキー『ブルウィップの克服』 SCM最前線 (その10)

 前回のその9に続いて解説します。   5. ブルウィップ克服の組織:SCMセンターについて    日本でSCMの導入が本格化...

 前回のその9に続いて解説します。   5. ブルウィップ克服の組織:SCMセンターについて    日本でSCMの導入が本格化...


ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その8)

1.ネット社会では商品のライフサイクルも短く、口コミで売れ行きが急激に変わる    前回のその7に続いて解説します。次のグラフを見てください...

1.ネット社会では商品のライフサイクルも短く、口コミで売れ行きが急激に変わる    前回のその7に続いて解説します。次のグラフを見てください...


ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その11)

1.予測できない売行き    前回のその10に続いて解説します。何がいつからどのくらい売れるのか、だれも予測できません。だから欠品になるので...

1.予測できない売行き    前回のその10に続いて解説します。何がいつからどのくらい売れるのか、だれも予測できません。だから欠品になるので...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
領域外の業務とは 物流倉庫業務について考える(その2)

◆ 流通加工に積極的に取り組む  通信販売で返品された商品を再製品化する業務があります。もちろんそれが可能な場合に限られますが、この業務を物流倉庫業...

◆ 流通加工に積極的に取り組む  通信販売で返品された商品を再製品化する業務があります。もちろんそれが可能な場合に限られますが、この業務を物流倉庫業...


仕事の標準化 物流と管理技術(その1)

  ◆ 標準化の重要性  物流業の人と話をしていると、管理技術の導入がまだまだだと感じることがあります。この管理技術ですが、特に物流現場...

  ◆ 標準化の重要性  物流業の人と話をしていると、管理技術の導入がまだまだだと感じることがあります。この管理技術ですが、特に物流現場...


RFP:購買業務の要点(その3)

  ◆ RFP:Request for proposal サプライヤーが取引するに値する会社なのかを知る必要があります。この候補会社は自...

  ◆ RFP:Request for proposal サプライヤーが取引するに値する会社なのかを知る必要があります。この候補会社は自...