質量分析(MS)入門

試料性質や分析目的に応じた装置や測定方法の選択法、
そのための前処理法とは?

マススペクトルの解析法、トラブルシューティングも解説


講師


エムエス・ソリューションズ(株) 代表取締役 博士(工学) 髙橋 豊 先生
横浜市立大学 客員教授

■ 主経歴

・1990年日本電子(株)入社
 応用研究センター研究員
  LC/MSを用いた応用研究、LC-MS装置制御ソフトウェアの開発、
  ナノESIイオン源の開発、マイクロチップと分析機器を組み合わせたデバイス開発
・2010年日本電子(株)退社、エムエス・ソリューションズ(株)設立、代表取締役

■ 専門・得意分野
質量分析全般、LC/MSおよびLC/MS/MSによる定性・定量分析、マススペクトル解析

■ 本テーマ関連の学会・協会・団体等
日本質量分析学会、液体クロマトグラフィー研究懇談会


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


■ セミナーポイント
 本セミナーは、会社業務や大学の研究でGC/MS, LC/MSなどを扱い始めた初心者〜中級者のための質量分析(mass spectrometry, MS)の入門編です。MSは、測定する試料の性質や分析目的によって、前処理法や使う質量分析計の種類、測定法などが異なります。最適な状態で装置を使い、得られたデータ(マススペクトル)を正しく解析し、目的通りの結果を得るためには、イオン化や質量分析計の原理を理解する事が重要です。
 本セミナーでは、GC/MSとLC/MSを中心に、質量分析では何が出来るのか、試料の性質や分析目的に応じた装置や測定方法の選択の仕方、そのための前処理法、マススペクトルの解析法、トラブルシューティングなどについて解説します。

■ 受講後、習得できること
・GC/MSとLC/MSの違い
・イオン化法の原理
・質量分析計の原理
・クロマトグラフィーの原理
・マススペクトルの基本的な読み方


セミナー内容


1. 質量分析の基礎
 1.1 質量分析で出来る事
 1.2 質量分析計の構成
 1.3 種々のイオン化法の原理
 1.4 種々の質量分析計の原理

2. クロマトグラフィーの原理
 2.1 ガスクロマトグラフィー
 2.2 液体クロマトグラフィー

3. クロマトグラフと質量分析計の接続
 3.1 GC/MSとLC/MSの違い
 3.2 クロマトグラフィー質量分析による定性分析と定量分析

4. マススペクトルの基本的な読み方
 4.1 GC/MSで得られるマススペクトル
 4.2 ライブラリーサーチについて
 4.3 LC/MSで得られるマススペクトル
 4.4 フラグメントイオン解析の基礎

5. 試料の前処理
 5.1 サンプリング
 5.2 代表的な試料前処理法(ろ過、遠心分離、液液抽出法、固相抽出法、除タンパク法)
 5.3 質量分析における試料前処理の注意点
 5.4 固相のバリエーション

6. トラブルシューティング
 6.1 感度が突然低下した
 6.2 シグナルが不安定になった
 6.3 再現性が悪い
 6.4 バックグランドイオン強度が高い
 6.5 日常的なメンテナンス

7. まとめ(質疑応答)