調達品のコストダウンを実現する6ステップ
コストダウンの基礎知識、調達先との付き合い方、価格交渉により「狙い通りの価格」に合意する方法を詳しく解説!
セミナー趣旨
製造業における調達費の割合はますます増大しています。さらに物価高や円安による調達品のコスト上昇の対応策としての目標コストに収める活動が急務となっています。しかし、調達品のコストダウンの考え方や進め方を正しく理解していないため、狙い通りの価格が実現できていない調達担当者が非常に多いようです。
コストダウンというとVE(Value Engineering)を思い浮かべる方が多いでしょう。ただVEにより改善アイデアを出しただけでは、実際の調達価格は下がりません。そこには調達機能として、調達先との付き合い方、価格交渉などを組み合わせて狙い通りの価格に合意させる必要があるからです。
各企業でこのようなアプローチを盛り込んだ体系的な教育が行われているケースは少なく、そのため各担当者は経験に基づいた自己流のやり方で行われています。その結果、ベテランと新人の業務能力の差となって表れ、即戦力としての期待に沿えないのではないでしょうか。
このような環境下では、目標を実現するために一律的なお願いや、ひどい場合は買いたたきが行われ、企業間取引に悪影響を与えてしまうことさえ起こります。理想的な交渉とは、お互いを尊敬しつつ、緻密で戦略的なアプローチによりウイン・ウインの結果を導くことです。
そこで、これらを目指して「調達品のコストダウン」を成功させるポイントと進め方を詳しく解説するセミナーを開催します。着実な成果を得るために、「準備、見積評価、交渉企画、交渉計画、交渉実施、着地」と6つのステップにそって行うべき事項を明確にして、誰でも目標に到達できる方法をご紹介します。
調達部門の方々は、本セミナーで得た知識を活用して、狙い通りの調達品のコストダウンを実現してください。
セミナープログラム
- 1章:調達品コストダウンの基本的考え方
- 1.改善アイデア発想と価格交渉の組合せ
- 2.認識しておくべき事項
- 3.調達品の特性によるコストダウン
- 4.コスト追求の考え方
- 5.調達品の価格交渉のポイント
- 2章:狙い通りの結果に持っていく交渉手順
- ステップ1「準備」
- ステップ2「見積・評価・相互比較」
- ステップ3「交渉企画」
- ステップ4「交渉計画」
- ステップ5「交渉実施」
- ステップ6「着地」
- 3章:交渉手順に沿った進め方
- ステップ1.「準備」
- ステップ2.「見積・相互比較・競争」
- ステップ3.「交渉企画」(場所、時間、人の決定)
- ステップ4.「交渉計画」(場所、時間、人の決定)
- ステップ5.「交渉実施」
- 交渉1:具体的な数字を示して主導権を取る
- 交渉2:条件を変えて再見積を取る
- 交渉3:さらに条件を変えながら時間を掛けて交渉する(粘りつよく)
- ステップ6.「着地」
セミナー講師
佐々木 伸 氏
日本ビジネスブレーン株式会社 代表取締役
日本大学理工学部機械工学科卒業。三井造船(株)プラントエンジニアリング事業本部にて、石油化学プラント、天然ガスパイプライン等の機器設計、配管設計に従事する。
ジェムコ日本経営にて、部長コンサルタントとして多面にわたる領域の経営コンサルティングに従事する。
日本ビジネスクリエイトにて、執行役員として設計領域、生産領域等製造業の全般領域での経営コンサルティングに従事する。
アドビックコンサルティング取締役を経て、2006年日本ビジネスブレーン株式会社設立、代表取締役就任。
製造業の現場改善、新生産ライン構築、生産管理システム導入、設備企画、新工場建設企画、物流センター企画、製品コストダウン、事務改善、設計領域の業務改革、サプライチェーン改革、ERP導入を目指した全社業務改革、商品企画、新規事業企画など製造業の全般領域での実践型経営コンサルティングを手掛ける。
「儲かる工場のための設備企画・構想マニアル」
「満足できる工場レイアウト検討の基本原則と構想の進め方マニアル」
「IoT時代の設計力強化を目指した設計情報の可視化と改善・改革マニアル」
「適正在庫の決め方と在庫削減のすすめ方マニアル」
「設計と生産の間の大きな壁を破る設計と生産の連携技術マニアル」「満足できる部品調達を実現するサプライヤー管理と運用マニアル」(新技術開発センター),SCP入門(共著),情報技術辞典(執筆者)等の執筆。
セミナー受講料
33,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
備考
職場・自宅 全国どこからでも参加できます。
「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。
※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。
受講料
33,000円(税込)/人





