設計審査(DR)の50例の具体的取組み法

設計の品質保証・コスト低減・納期短縮目標実現に必須!

50のケーススタディによる前向きのデザインレビューの具体的取組み法

セミナー趣旨

あなたの所ではDR(Design Review=設計審査)をDR-0(製品企画),DR-1(基本設計と検証)段階,DR-2(詳細設計・評価)段階とその都度丁寧に繰り返し実施しているのに,上市(市場へ販売開始)当初から様々なクレーム多発繰返しに手を焼いていませんか?また開発過程段階で目標コストを中々実現できずに頭を抱えていませんか?更に当初目標とした開発期間の短縮を実現できず上市のタイミングを逃して競合他社に後れを取り悔しい思いをしていませんか?
クレームが多い原因は,仕様書へ構成品個々の目標寿命値設定が欠如している事と,寿命確認の検証試験欠如に原因が有ります。そのため市場・客先クレームによるクレーム対策費は各社売上げの2%を超え,機械・電機関連製品では,振動・衝撃劣化,疲労劣化,腐食劣化,摩擦・摩耗劣化,振動・ねじり劣化,熱衝撃劣化の6項目が部品不具合原因の80%を占め,電装・計装・実装系不具合では,落雷高圧サージ電圧損傷,水滴付着繰返し絶縁劣化損傷,静電気放電発火・引火,電磁ノイズ誘導・誤作動,過負荷発熱焼損,部品ワイヤ断線,膨張・収縮半田剥離で機能停止の7項目が,原因の90%以上を占める現状実態があります。
また開発段階で目標コストを中々実現出来ない原因は,基本設計段階で原理・方式・構造・形状・材料・工作法・他の組合せの異なる多数の試作案作成による事前のコスト試算で横並び比較・評価して最良の目標コスト選択による実現法へ取り組んでいない事が大きな理由です。
更に目標開発期間を中々短縮出来ない理由は,個々の寿命確認試験へ加速試験法を活用・導入短縮して取り組んでいない事が原因です。
これらは,開発時に達成・実現すべき目標仕様(構成品条件に対する目標寿命値と寿命経過後の目標信頼度値,目標コスト金額値,目標開発期間日数値)設定時の不備と,複数開発試作案の作成と試算による横並び評価および試作品の検証実施による寿命確認実施方法の不備が主要な原因です。つまり何れも行うべき事を事前にきちんと行わずに取り組んだ結果の付け払いとして発生した。と理解する事が大切です。
何故担当者および関係者がDR時に行うべき事を行わなかったのか?何故当初目標として設定した事が実現出来なかったか?絶えず原因を見直し反省,改善する視点が欠如していた結果に他なりません。
本セミナーでは,DRを50のケーススタディテーマで具体的に取組み法をご紹介する講座と設定しました。現在実施中のDRの改善が必要とお考えの方に,是非ご参加をお勧め致します。

セミナーのポイント

  • 設計管理面から前向きのDRの具体的取組み法
  • 開発品のクレーム未然予防対策としてのDR取組みのあり方・考え方
  • 目標コスト実現に必要対策としてのDR取組みのあり方・考え方
  • 開発・設計期間短縮対策としてのDR取組みのあり方・考え方
  • 設計クレーム予防に必要な構成品の目標寿命値と信頼度値の設定法
  • 目標コスト確保に必要な構成品の横並びコスト比較・評価法
  • 目標開発所要期間短縮に必要な寿命確認加速試験実施法
  • DRの具体的取組み法として50のケーススダデイ

セミナープログラム

  1. DR組織運営および事前準備編
    1)手戻り防止では、DRの主要任務を点検会から事前指導会へ重点を転換する
    2)客先指摘仕様洩れ手戻り予防では、基本仕様項目の主要部はDR会が作成する
    3)事前市場ニーズ調査では、先行競合品と併せ、新規見込み購買層調査も義務付ける
    4)先行技術調査では、先行メーカ動向と併せ、新規参入見込みメーカ有無動向調査も義務付ける
    5)開発仕様書の要求機能設定では、市場ニーズ調査から従来品に無い特徴機能設定を義務付ける
    6)開発品の要求性能設定では、市場ニーズ調査から従来品に無い特徴性能設定を義務付ける
    7)開発品の要求特性設定では、従来品に無い特徴特性設定を義務付ける
    8)要求設計条件設定では、従来品に無い寿命値設定を義務付ける
    9)要求設計条件設定では、従来品に無い信頼度値設定を義務付ける
    10)開発品の構想図作成では、従来品に無い原理・方式・構造選択を義務付ける
  2. DR 0(商品企画・開発仕様作成)実施法編
    11)開発仕様書と構想図作成段階で確認すべき項目
    12)確認仕様書案で確認すべき項目
    13)構想図案で確認すべき項目
    14)メカ系構想設計部位案で確認すべき項目
    15)制御・実装系構想設計部位案で確認すべき項目
    16)計測器系構想設計部位案で確認すべき項目
    17)メカ系構想設計部位案で検証前に確認すべき項目
    18)制御・実装系構想設計部位案で検証前に確認すべき項目
    19)計測器系構想設計部位案で検証前に確認すべき項目
    20)構想設計案作成図書で確認すべき項目
  3. DR 1 の(1)(試作品設計と検証)実施法編
    21)試作品設計段階で事前確認すべき項目
    22)メカ系部位試作品設計案で事前確認すべき項目
    23)制御・実装系部位試作品設計案で事前確認すべき項目
    24)計測器系部位試作品設計案で事前確認すべき項目
    25)メカ系部位試作品案の検証で事前確認すべき項目
    26)制御・実装系部位試作品案の検証前に確認すべき項目
    27)計測器系部位試作品案の検証前に確認すべき項目
    28)メカ系部位試作品案の検証結果評価法で事前確認すべき項目
    29)制御・実装系部位試作品案の検証結果評価法で確認すべき項目
    30)計測器系部位試作品案の検証結果評価法で確認すべき項目
  4. DR 1 の(2)(基本設計着手時の不具合予防)実施法編
    31)基本設計で開発品と既存品組合せ部位の確認項目
    32)基本設計で環境条件の確認項目・その1
    33)基本設計で環境条件の確認項目・その2
    34)基本設計で環境条件の確認項目・その3
    35)基本設計で鉄系材料使用部位の確認項目・その1
    36)基本設計で鉄系材料使用部位の確認項目・その2
    37)基本設計で非鉄系材料使用部位の確認項目・その1
    38)基本設計で非鉄系材料使用部位の確認項目・その2
    39)基本設計で非金属系材料使用部位の確認項目・その1
    40)基本設計で非金属系材料使用部位の確認項目・その2
  5. DR 2(詳細設計着手時の不具合予防)実施法編
    41)詳細設計で炭素鋼熱処理部品の確認項目
    42)詳細設計で部品形状の確認項目
    43)詳細設計で衝撃強さ確保の確認項目
    44)詳細設計で磨耗強さ確保の確認項目
    45)詳細設計でねじ締結部の確認項目
    46)詳細設計で部品素材選択の確認項目
    47)詳細設計でステンレス鋼選択の確認項目
    48)詳細設計で深絞り品置き割れ防止の確認項目
    49)詳細設計で溶接品質確保の確認項目
    50)詳細設計で異種金属接触による腐食防止の確認項目

以上の50事例で具体的実施法をご紹介

◎ 質疑とコンサルテーション

セミナー講師

伊豫部 将三 氏
伊豫部技術士事務所所長
技術士(機械部門)
設計力向上委員会代表

富士重工(株)生産技術部門へ17年間勤務後,1974年(昭和49年)伊豫部技術士事務所を開設,工場生産合理化・IE改善業務,技術開発・製品設計部門・生産技術部門改善等のコンサルタントとして活躍中。海外企業の指導経験も豊富。(社)日本技術士会・機械部長,理事を歴任。

主な著書に「組立・ハンドリング自動化実例図集」,「品質機能展開(QFD)表事例集」(新技術開発センター刊),「設計の経験則101」,「設計者の心得と実務101」,「設計のマネジメント101」,「設計の基本仕様51」,「設計の故障解析51」,「設計の凡ミス退治101」,「設計のムダ退治101」など多数。

セミナー受講料

25,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

25,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

DR(デザインレビュー)

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DR(デザインレビュー)

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