人財教育・人材育成、期待や願望ではなく成果を出すための行動

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人財教育・人材育成、期待や願望ではなく成果を出すための行動

【目次】

    1. 期待と願望、期待や願望ではなく成果を出すための行動

    将来や周りの人に対して期待や願望を持つことはよくあります。その期待や願望どおりになる時もあれば、ならない時もあります。むしろ期待通りにならないことの方が多いでしょう。期待や願望を持つことは自由ですが、これを押し付けるようになると厄介になります。「なぜ期待通りにできないのか」「なんでやってくれないのか」ここまで露骨ではなくとも、例えば□□さんなら〇〇くらいできて当然だよね。という考え方です。相手には相手の事情があります。出来ることもあれば出来ないこともあります。何でも出来て当然と思われては困ります。しかも出来ないことに対して不満を言われるなど、いいことなしです。

     

    期待や願望は自分ではない人や自分では関与できない出来事に対して〇〇してほしい、□□だったらいいな、と思うことです。自分...

    人財教育・人材育成、期待や願望ではなく成果を出すための行動

    【目次】

      1. 期待と願望、期待や願望ではなく成果を出すための行動

      将来や周りの人に対して期待や願望を持つことはよくあります。その期待や願望どおりになる時もあれば、ならない時もあります。むしろ期待通りにならないことの方が多いでしょう。期待や願望を持つことは自由ですが、これを押し付けるようになると厄介になります。「なぜ期待通りにできないのか」「なんでやってくれないのか」ここまで露骨ではなくとも、例えば□□さんなら〇〇くらいできて当然だよね。という考え方です。相手には相手の事情があります。出来ることもあれば出来ないこともあります。何でも出来て当然と思われては困ります。しかも出来ないことに対して不満を言われるなど、いいことなしです。

       

      期待や願望は自分ではない人や自分では関与できない出来事に対して〇〇してほしい、□□だったらいいな、と思うことです。自分自身の行動や責任や意思決定がほとんどありません。そのため、得られた結果に対しては「そうだったんだ」くらいの感想になります。上手くいってくれたらラッキーくらいに思っていると丁度良いです。自分が成果を出すために精一杯頑張った結果を見る時とは全く異なります。どうしても良い結果を出したければ単に期待するだけでなく、何かしら行動が必要です。ただ、そうなると期待や願望ではなく成果を出すための行動となります。

       

      2. 偉人の言葉、自分に当てはめるには・・・

      先人の偉人の言葉というのはよくあります。○○さんの言葉というものです。歴史上の人物から現在も存命の方まで幅広くあります。それらの言葉はその本人の経験や成功哲学などが詰まっていて参考になる言葉もたくさんあります。ですが、それを自分に全く同じに当てはめるのには無理があります。たとえ参考にしたい、実践したいと思う人や言葉があったとしても、その人とあなたは別の人です。違う経験、環境、状況の中にいます。そして考え方も違います。そのため、その偉人が言いたいことと、あなたがその言葉で感じたことが一致しない可能性があります。これは普段のコミュニケーションでもよく起きます。「そういうつもりで言ったんじゃないんだけど」と思われることです。日常的に会う人でもミスコミュニケーションが起きます。そのため会ったこともない人と完璧にコミュニケーションできるわけがありません。

       

      「○○さんがこう言った。だから実行する」のではなく、「○○さんがこう言った。そして私は□□と感じたからそれを実行する」というのは丸コピーではなく、自分の意見や考えにしています。何か行動に移す時は必ず自分の言葉にしなければなりません。そうしなければ、自分の行動に責任が取れません。「だって○○はそれで成功したじゃん」○○さんの成功とあなたの成功は別なのです。

       

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      この記事の著者

      福﨑 昌宏

      金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。

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