人財教育・人材育成、自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

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人財教育・人材育成、自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

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1. 自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

聞こえの良い見出しやフレーズがあります。「アットホームな職場」はもはやネタにされていますが、他にもやりがいのある仕事、急成長の業種、悩みに寄り添う、成長できるなど色々なワード(雰囲気言葉)があります。これらフレーズを使うこと自体は構いませんが、人によってその具体的な内容やイメージが異なることに注意しなければなりません。例えば「やりがいのある仕事」と言っても、たくさんの成果を出すこと、多くの顧客と関わること、1つの大規模な仕事をすること、人を育てることなど色々な仕事があります。自分にとって「やりがいのある仕事」が、相手にとって「やりがいのある仕事」と必ずしもイコールではないのです。

 

広告に見られるフレーズには具体...

人財教育・人材育成、自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

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1. 自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

聞こえの良い見出しやフレーズがあります。「アットホームな職場」はもはやネタにされていますが、他にもやりがいのある仕事、急成長の業種、悩みに寄り添う、成長できるなど色々なワード(雰囲気言葉)があります。これらフレーズを使うこと自体は構いませんが、人によってその具体的な内容やイメージが異なることに注意しなければなりません。例えば「やりがいのある仕事」と言っても、たくさんの成果を出すこと、多くの顧客と関わること、1つの大規模な仕事をすること、人を育てることなど色々な仕事があります。自分にとって「やりがいのある仕事」が、相手にとって「やりがいのある仕事」と必ずしもイコールではないのです。

 

広告に見られるフレーズには具体性が低いものが多いです。あまり詳細に記述すると多くの人が集まりにくいからです。これも一つの商売です。しかし、自分自身にとって例えば「やりがいのある仕事」がどのようなことか把握しておくことは大事です。他にも自己成長や経験についても認識しましょう。単に成果が欲しい、と言ってやみくもに行動するよりも、これらのことを自分で認識すると余計な行動が減って、成果を出す時間も早くなります。そして、自分自身の感覚が研ぎ澄まされると、周りの雰囲気言葉に無駄に影響されずに自分のやることを淡々とこなせるようになります。

 

2. 不安や心配の癖

人は常に頭を使って色々なことを考えます。計画や企画などももちろん考えます。しかし、時には考える必要のないことも考えます。不安や心配などです。自分のプレゼンに対して相手は何を思うのだろうか、納得してくれるだろうか、失敗しないだろうか、など考えることがあります。ですが、このような単なる相手の印象や感想について考えることは意味がありません。考えることは自分のプレゼンが通るか通らないか、通るためには何を伝えなければならないか、などです。

 

しかし、やっかいなことに不安や心配な考え事は1日中常につきまといます。そして適切な考えを邪魔します。自分では「そんなことは無い」と思っていても、気が付くと不安や心配について考えています。この不安や心配はいくら考えても相手がどのような感想や判断をするのか分からないので答えや結論がでません。そのため、頭の中で堂々巡りすることになります。これが時間の無駄なのはもちろんですが、「考える」という労力も無駄にしていることになります。そして、本当に考えなければならないことに使う時間や労力が大きく損なわれます。

 

これは頭の中でほぼ無意識的に行われているので、無駄な考えをしていることに自分で気づく必要があります。自分で気づいて自覚できれば、無駄な考えはなくなります。無駄な世界にハマっていると気づきにくくなります。これも目に見える癖と同様に考えの癖なので、意識して直すことができます。

 

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この記事の著者

福﨑 昌宏

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