人財教育・人材育成、自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

投稿日

人財教育・人材育成、自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

【目次】

    ▼さらに深く学ぶなら!
    「行動科学」に関するセミナーはこちら!

    ▼さらに幅広く学ぶなら!
    「分野別のカリキュラム」に関するオンデマンドセミナーはこちら!

    1. 自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

    聞こえの良い見出しやフレーズがあります。「アットホームな職場」はもはやネタにされていますが、他にもやりがいのある仕事、急成長の業種、悩みに寄り添う、成長できるなど色々なワード(雰囲気言葉)があります。これらフレーズを使うこと自体は構いませんが、人によってその具体的な内容やイメージが異なることに注意しなければなりません。例えば「やりがいのある仕事」と言っても、たくさんの成果を出すこと、多くの顧客と関わること、1つの大規模な仕事をすること、人を育てることなど色々な仕事があります。自分にとって「やりがいのある仕事」が、相手にとって「やりがいのある仕事」と必ずしもイコールではないのです。

     

    広告に見られるフレーズには具体...

    人財教育・人材育成、自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

    【目次】

      ▼さらに深く学ぶなら!
      「行動科学」に関するセミナーはこちら!

      ▼さらに幅広く学ぶなら!
      「分野別のカリキュラム」に関するオンデマンドセミナーはこちら!

      1. 自分自身の感覚を研ぎ澄まして雰囲気言葉に要注意

      聞こえの良い見出しやフレーズがあります。「アットホームな職場」はもはやネタにされていますが、他にもやりがいのある仕事、急成長の業種、悩みに寄り添う、成長できるなど色々なワード(雰囲気言葉)があります。これらフレーズを使うこと自体は構いませんが、人によってその具体的な内容やイメージが異なることに注意しなければなりません。例えば「やりがいのある仕事」と言っても、たくさんの成果を出すこと、多くの顧客と関わること、1つの大規模な仕事をすること、人を育てることなど色々な仕事があります。自分にとって「やりがいのある仕事」が、相手にとって「やりがいのある仕事」と必ずしもイコールではないのです。

       

      広告に見られるフレーズには具体性が低いものが多いです。あまり詳細に記述すると多くの人が集まりにくいからです。これも一つの商売です。しかし、自分自身にとって例えば「やりがいのある仕事」がどのようなことか把握しておくことは大事です。他にも自己成長や経験についても認識しましょう。単に成果が欲しい、と言ってやみくもに行動するよりも、これらのことを自分で認識すると余計な行動が減って、成果を出す時間も早くなります。そして、自分自身の感覚が研ぎ澄まされると、周りの雰囲気言葉に無駄に影響されずに自分のやることを淡々とこなせるようになります。

       

      2. 不安や心配の癖

      人は常に頭を使って色々なことを考えます。計画や企画などももちろん考えます。しかし、時には考える必要のないことも考えます。不安や心配などです。自分のプレゼンに対して相手は何を思うのだろうか、納得してくれるだろうか、失敗しないだろうか、など考えることがあります。ですが、このような単なる相手の印象や感想について考えることは意味がありません。考えることは自分のプレゼンが通るか通らないか、通るためには何を伝えなければならないか、などです。

       

      しかし、やっかいなことに不安や心配な考え事は1日中常につきまといます。そして適切な考えを邪魔します。自分では「そんなことは無い」と思っていても、気が付くと不安や心配について考えています。この不安や心配はいくら考えても相手がどのような感想や判断をするのか分からないので答えや結論がでません。そのため、頭の中で堂々巡りすることになります。これが時間の無駄なのはもちろんですが、「考える」という労力も無駄にしていることになります。そして、本当に考えなければならないことに使う時間や労力が大きく損なわれます。

       

      これは頭の中でほぼ無意識的に行われているので、無駄な考えをしていることに自分で気づく必要があります。自分で気づいて自覚できれば、無駄な考えはなくなります。無駄な世界にハマっていると気づきにくくなります。これも目に見える癖と同様に考えの癖なので、意識して直すことができます。

       

      連載記事紹介:ものづくりドットコムの人気連載記事をまとめたページはこちら!

       

      【ものづくり セミナーサーチ】 セミナー紹介:国内最大級のセミナー掲載数 〈ものづくりセミナーサーチ〉 はこちら!

       

         続きを読むには・・・


      この記事の著者

      福﨑 昌宏

      金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。

      金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。


      「人財教育・育成」の他のキーワード解説記事

      もっと見る
      メリハリのきいたプレゼンテーションで人を惹きつけるには

        「伝え方・話し方」の上手なパーソナリティーには、特徴があります。この特徴を真似れば、あなたもメリハリのきいたプレゼンテーションで、人を...

        「伝え方・話し方」の上手なパーソナリティーには、特徴があります。この特徴を真似れば、あなたもメリハリのきいたプレゼンテーションで、人を...


      物流マンへの期待値 物流人財育成(その1)

        【物流人財育成 連載目次】 1.物流マンへの期待値 2.物流IEを育成する 3.物流技術スタッフを育成する 4.物流現場管理を...

        【物流人財育成 連載目次】 1.物流マンへの期待値 2.物流IEを育成する 3.物流技術スタッフを育成する 4.物流現場管理を...


      文の書き方を考える

      1. 肯定文を書く 【事例1】  以下の文を読んでください。   ①:田中さんが作ったカレーと高橋さんが作ったカレーの味は同じではない。②...

      1. 肯定文を書く 【事例1】  以下の文を読んでください。   ①:田中さんが作ったカレーと高橋さんが作ったカレーの味は同じではない。②...


      「人財教育・育成」の活用事例

      もっと見る
      人的資源マネジメント:自分の「徳」を知って成果を出す(その1)

       「徳」という単語は高い人間性を表現するときに使われます。たとえば、「徳がある人」「徳を高める」「徳を積む」というような使い方をします。「徳」というのは道...

       「徳」という単語は高い人間性を表現するときに使われます。たとえば、「徳がある人」「徳を高める」「徳を積む」というような使い方をします。「徳」というのは道...


      職場の活動を人財育成と職場活性化の場にするには

       私が勤務していた会社では、「安全衛生推進パトロール」というものがありました。職場ごと、毎月当番制で、所属する職場を巡回し、安全面や3S、5Sの面でパトロ...

       私が勤務していた会社では、「安全衛生推進パトロール」というものがありました。職場ごと、毎月当番制で、所属する職場を巡回し、安全面や3S、5Sの面でパトロ...


      人材の課題 伸びる金型メーカーの秘訣 (その20)

       今回、取り上げる金型メーカーは、I 精機株式会社です。同社は、高い職人技術で、金型製作から試作板金、部品加工まで幅広く手がけてきましたが、今後はその職人...

       今回、取り上げる金型メーカーは、I 精機株式会社です。同社は、高い職人技術で、金型製作から試作板金、部品加工まで幅広く手がけてきましたが、今後はその職人...