人財教育・人材育成、まず行動、変化はすぐに表れない

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人財教育・人材育成、まず行動、変化はすぐに表れない

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    1. まず行動、最も悪いことは考えている時間が長く、行動が止まっていること

    結果が出なくて「これでいいのだろうか」と悩むことは多々あります。結果を出すための行動があまり効果的ではない可能性もありますが、すぐにベストの方法が見つかることも少ないです。これまでの振返りや新しい方法のトライアンドエラーはもちろん必要です。しかし、ここで最も悪いことは悩んで考えている時間が長くて、行動が止まっていることです。

     

    考えることは何事においても必要ですが、半日や長くても一日考えて何も答えがでないなら、それ以上考えてもいいアイデアは浮かばないでしょう。そういう時は効果的か否かではなく、少なくともやらないよりはやった方がいいだろ...

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      1. まず行動、最も悪いことは考えている時間が長く、行動が止まっていること

      結果が出なくて「これでいいのだろうか」と悩むことは多々あります。結果を出すための行動があまり効果的ではない可能性もありますが、すぐにベストの方法が見つかることも少ないです。これまでの振返りや新しい方法のトライアンドエラーはもちろん必要です。しかし、ここで最も悪いことは悩んで考えている時間が長くて、行動が止まっていることです。

       

      考えることは何事においても必要ですが、半日や長くても一日考えて何も答えがでないなら、それ以上考えてもいいアイデアは浮かばないでしょう。そういう時は効果的か否かではなく、少なくともやらないよりはやった方がいいだろう程度でも行動しましょう。自分では考えているつもりでも人の集中力はそれほど長く続かないので、長く考えるよりは目に見える行動をする方が良いのです。そうすれば、少しでも良い方向に向かう可能性があります。また行動した結果、何かいいアイデアが浮かぶこともあります。そしたらそれをトライするのです。

       

      大きな結果を出す人を見ると「何か特別なことをしているのではないか?」と思うことがあります。もちろん特別な結果を出すためには特別なことを行っている可能性はあります。また、一つ一つの行動や作業は特別ではないけれども長く継続した結果「特別」となった可能性もあります。

       

      2. 変化はすぐに表れない

      今までと違った成果を出すために新しいこと、今までとは別のことをはじめますが、その結果が表れるまでには時間がかかります。これは、新しいことをはじめても今までの習慣がまだ残っているからです。変化する前の結果が出つくしてから、新しいことに対する結果が表れはじめます。トライアンドエラーは大事ですが、そのサイクルを早くしすぎると、検証の時間がなさすぎて結局良い結果が得られたとしても一番影響したものが何か分からなくなってしまいます。いわゆる様子見をするのです。

       

      大きな成果を出すためにはもちろん大きな変化が必要です。そして、変化するための時間も長くなります。何か新しいスキルを完全に身につける、覚えるためには時間がかかるのと同様に、成果を出すための過程も時間がかかります。変化自体はきっかけだとしても、成果を出すことは一瞬では不可能です。地道な積み重ねが必要です。新しいことへのアンテナを常に意識しつつ、一日一日を止まらずに進みます。止まることが一番マイナスになります。前進の反対は後退ではなく停止です。後退は他の道を探しているようなものです。もちろん停止の影響もすぐには表れず、徐々に周りから取り残されていくようになります。

       

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      この記事の著者

      福﨑 昌宏

      金属組織の分析屋 金属材料の疲労破壊や腐食など不具合を解決します。

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