工場の人財獲得競争を勝ち抜く採用・定着施策のすすめ方〜待ちの採用から,呼び寄せる採用へ〜
事例をもとに,採用に対する考え方や方法,今整えなければならない仕組みや制度を解説!
セミナー趣旨
受講のおすすめ
・有能な人材登用の考え方~公募スタイルからスカウトスタイルへ
・中途採用で有能な人材を確保する考え方
・有能な外国人財の採用事例~ワーカーを対象にしない考え方
・地方大学の技術力への注力とそこにかかわる学生人材の活かし方,採用法
かつては「募集をかければ人が来る」時代でした。しかし今,人が集まらない・定着しないという現象が常態化し,企業の未来そのものが揺らぎ始めています。
採用してもすぐに離れてしまう――そんな「人財の流出」が横行する中,従来型の“公募依存”では,優秀な人材を惹きつけることが困難になってきました。
製造業をはじめとする現場では,応募者数の減少が顕著であり,“待つ採用”から“迎えに行く採用”への転換が急務です。
つまり,「公募型」から「スカウト型」へと採用思想を刷新しなければ,良質な人材との接点すら持てなくなってしまいます。
さらに,人材獲得競争が激化する現在では,中途採用においても相応の報酬提示が不可欠です。制度設計を怠れば,既存社員との待遇バランスが崩れ,組織の波動が乱れ,停滞を招く要因にもなりかねません。
幸い,リモートツールの普及により,接点の創出と関係性の構築が容易になりつつあります。DXツールを活用し,環境適応力を高める試みはすでに始動しています。
このような背景を踏まえ,“超人手不足時代”における採用と定着の新たな在り方を,具体的な事例とともに紐解いていきます。
受講対象・レベル
・製造業における,人事戦略担当者の方
・人手不足に悩んでいる企業の方
・早期退職などに悩みがある方
・組織運用の重要性を理解しているがやり方が分からない,うまくいっていない方
必要な予備知識
特に必要ありません
習得できる知識
・人手不足時代における優秀な人材の確保の考え方,やり方事例
・採用活動の変化させるべきポイント
・中途採用をうまく行う時の社内制度など,受け入れに関するやるべきこと
・人材の早期退職を防ぐ人財育成のポイント
セミナープログラム
- 1.解説1 工場版スカウト戦略の意義
- (1)早期接触で企業理解が深まる:学生が企業を知る機会が増え,入社後のミスマッチが減る
- (2)育成前提で迎えられる:企業側が教育設計を事前に準備できる
- (3)地域密着型の採用が可能:地元の学校と連携することで定着率が高まる
- (4)企業ブランドの構築につながる:若年層への認知度向上と好印象形成
- (5)企業ブランドに紐づく中途採用率向上
- 2.解説2 工場版スカウト戦略の実際
- (1)学校との連携強化
- (2)インターンシップ・職場体験の充実
- (3)奨学金・教育支援制度の導入
- (4)SNS・動画による企業PR
- (5)学校内スカウト制度の構築
- 3.解説3 外国人人財の活用法(活きた人財運用方法)
- (1)技術力を持つ人材の発見
- (2)ワーキングからエンジニアリングへと仕事を変化
- (3)意欲の強化と定着への誘因強化
- (4)多視点,多様性の社内コミュニケーションの変化
- (5)リーチの仕方の考察
- 4.解説4 具体的活用の視点
- (1)教育機関との連携強化
- (2)グローバル人財としての育成
- (3)地方大学の“技術力”に着目
- (4)技術コンテスト・ハッカソンの活用
- (5)地元志向と定着率の高さを活かす
- 5.中途採用の考え方と社内整備
- (1)受け入れ給与格差の考察〜せざるを得ない高賃金での採用と社員給与とのバランス
- (2)スキルセットと賃金体系の整合
- (3)技術・技能職へのキャリア形成と昇進制度,資格制度の重要性
- ◎ 質疑応答
- ●キーワード
- 人材不足,採用,早期退職,技能伝承,熟練技能者採用,外国人財,地方大学,スマートファクトリー,DX2.0,品質問題,コアコンピタンス,イノベーション
セミナー講師
藤平 俊彦 氏
株式会社スモールワン コンサルティング事業部 パートナーコンサルタント
1959年,北海道生まれ。
大手食品メーカーなどで,主として生産技術・生産管理業務に従事。
1996年,コンサルティング会社 株式会社アルファブレーンコンサルタントに入社。上場製造業を中心に,生産性向上,コストリダクション,購買改善など実践的コンサルティングを実施。
2002年同社取締役就任。その後,トーマツコンサルティング株式会社(現デロイトトーマツコンサルティング株式会社),日本オラクルを経て,現職。
パートナーコンサルタントとして活動。
著作:
2025年「バーチャルファクトリー-人財育成,技能伝承のためのDXツールによる多工場一体化-」(新技術開発センター刊)
2006年「利益がぐんぐん増加する製販一体改善」(日刊工業新聞社刊)
特集記事:日刊工業新聞社「工場管理」2022年8月号p.60特集,2023年2月号p.13第2特集,11月号p.60特集,2024年5月号p.30掲載,11月号p.60掲載
セミナー受講料
35,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
備考
職場・自宅 全国どこからでも参加できます。
「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。
※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。
受講料
35,000円(税込)/人




