なぜリーンシックスシグマなのか、全体の最適化を図るには?

投稿日

  なぜリーンシックスシグマなのか、全体の最適化を図るには?
【目次】

    ▼さらに深く学ぶなら!
    「品質マネジメント」に関するセミナーはこちら!

    ▼さらに幅広く学ぶなら!
    「分野別のカリキュラム」に関するオンデマンドセミナーはこちら!

    1. 組織全体に渡る大きな問題を解決するには

    ウィキペディアでビジネス改善手法やエンジニアリング手法を検索すると、1000以上の異なった理論や手法、ツール(以下ツールと省略)などを見つけることができます。恐らく学者の数だけ違ったツール類が存在するのでしょう。

     

    そこで僕は色々なツールを実際の業務で試してみました。そして分かったことは、それぞれのツールは限られた範囲内、つまり小さな問題を解決することには役立ったものの、大きな問題を解決することにはあまり役立たなかった、ということでした。

     

    例えばある特定の製造不良を減らすために使ったあるツールがとても役に立ったとしても、その結果が他の部門に大きなマイナスの影響...

      なぜリーンシックスシグマなのか、全体の最適化を図るには?
    【目次】

      ▼さらに深く学ぶなら!
      「品質マネジメント」に関するセミナーはこちら!

      ▼さらに幅広く学ぶなら!
      「分野別のカリキュラム」に関するオンデマンドセミナーはこちら!

      1. 組織全体に渡る大きな問題を解決するには

      ウィキペディアでビジネス改善手法やエンジニアリング手法を検索すると、1000以上の異なった理論や手法、ツール(以下ツールと省略)などを見つけることができます。恐らく学者の数だけ違ったツール類が存在するのでしょう。

       

      そこで僕は色々なツールを実際の業務で試してみました。そして分かったことは、それぞれのツールは限られた範囲内、つまり小さな問題を解決することには役立ったものの、大きな問題を解決することにはあまり役立たなかった、ということでした。

       

      例えばある特定の製造不良を減らすために使ったあるツールがとても役に立ったとしても、その結果が他の部門に大きなマイナスの影響を与えたり、根本原因である不具合を生みやすい製品の設計自体を変えることができなかったり、全体としてはあまり効果がなかった、というような事です。そもそもツールを使うときはある特定の問題を解決するためであって、広い範囲の大きな問題を解決するためではないので、当然と言えば当然の結果なのですが。

       

      では仮に、もっと広い範囲、つまり様々な組織部門に渡る大きな問題を解決するために、それぞれの部門がそれぞれ最適と思われるツール使って個別の問題を解決したとしたら、全体の問題も効果的に解決できるでしょうか。答えは否でしょう。きっと解決策に整合性がなく、 フランケンシュタインのような恐ろしい結果になってしまうと思います。

       

      なぜリーンシックスシグマなのか、全体の最適化を図るには?

      図. ツールと部分最適化

       

      2. リーンシックスシグマの価値

      多くのツールは局所的な部分最適化を目的としているため、決して全体を最適化するものではありません。全体を最適化する、つまり大きな問題を解決するためには、もっと別の方法が必要になってきます。

       

      それには色々な方法があるとは思いますが、企業内に統一した問題解決のためのフレームワークを導入することも1つの方法です。リーンシックスシグマはその代表的なフレームワークの1つであり、多くのツール類を統合して、全体の最適化を図ることができます。それがフレームワークの目的であり価値でもあります。

       

      時々、ツールを使うことが即ちリーンシックスシグマであるように誤解されている方がいますが、厳密に言えば、リーンシックスシグマは問題を解決するための考え方や順序であり、たまたまその実現方法として各種のツールを正しい順番で使っているだけのことです。ツールを使うことがリーンシックスシグマの価値なのではなく、問題を解決し、全体を最適化する効果的な考え方や順序、そしてその方法を提供することがリーンシックスシグマの価値なのです。

       

      連載記事紹介:ものづくりドットコムの人気連載記事をまとめたページはこちら!

       

      【ものづくり セミナーサーチ】 セミナー紹介:国内最大級のセミナー掲載数 〈ものづくりセミナーサーチ〉 はこちら!

       

         続きを読むには・・・


      この記事の著者

      津吉 政広

      リーンやシックスシグマ、DFSSなど、問題解決のためのフレームワークを使った新製品の開発や品質の向上、プロセスの改善を得意としています。「ものづくり」に関する問題を一緒に解決してみませんか?

      リーンやシックスシグマ、DFSSなど、問題解決のためのフレームワークを使った新製品の開発や品質の向上、プロセスの改善を得意としています。「ものづくり」に関...


      「シックスシグマ」の他のキーワード解説記事

      もっと見る
      DFSS 導入の難しさ DFSS とは何か(その3)

             【DFSS とは何か、連載目次】 1. DFSS とは何か(その1) DFSS は強力な...

             【DFSS とは何か、連載目次】 1. DFSS とは何か(その1) DFSS は強力な...


      DFSSとは何か 【連載記事紹介】

        DFSSとは何かの連載が無料でお読みいただけます。   リーンシックスシグマは聞いたことがあっても、DFSS(Desig...

        DFSSとは何かの連載が無料でお読みいただけます。   リーンシックスシグマは聞いたことがあっても、DFSS(Desig...


      SIPOC チャート SIPOC (その1)

      【SIPOC チャート、連載目次】 1. SIPOC (その1)SIPOC チャート 2. SIPOC (その2)SIPOC はとてもシンプルなツ...

      【SIPOC チャート、連載目次】 1. SIPOC (その1)SIPOC チャート 2. SIPOC (その2)SIPOC はとてもシンプルなツ...


      「シックスシグマ」の活用事例

      もっと見る
      改善の仕上げ、シックスシグマも最後のControlフェイズは効果確認と標準化

      1.緊急監査の事例  あるサプライヤーでちょっと問題が起こり、対応策の話し合いを兼ねて緊急監査に出向いた時の事例です。一見するとQCサークル活動を全...

      1.緊急監査の事例  あるサプライヤーでちょっと問題が起こり、対応策の話し合いを兼ねて緊急監査に出向いた時の事例です。一見するとQCサークル活動を全...


      スケールド・アジャイル・フレームワーク (SAFe) 初めての PI プランニング

              僕が勤める部門で導入を進めている スケールド・アジャイル・フレームワーク(SAFe)の初めて...

              僕が勤める部門で導入を進めている スケールド・アジャイル・フレームワーク(SAFe)の初めて...


      あえて意思決定を遅らせるとは

         リーンシックスシグマで使うツールの多くは意思決定を助けます。優先順位をつけて意思決定を助けたり、システマチックな思考順序が意思決定に導い...

         リーンシックスシグマで使うツールの多くは意思決定を助けます。優先順位をつけて意思決定を助けたり、システマチックな思考順序が意思決定に導い...