物流の数値データ:物流の関心度とは(その1)

更新日

投稿日

サプライチェーンマネジメント

 

◆物流の数値データ

日本では昔から物流に対する関心度は低いと言わざるを得ません。物流に対する学問も確立されていません。物流の仕事をしていると、周りが物流に対してもっと関心を持ってくれれば、と感じることがあります。これは物流を本業とする事業者も、メーカーなどで物流の仕事をしている人も同様に感じていることと思います。

 

物流に携わっている人にとってはさびしい限りですが、これを嘆いていても解決にはつながりません。解決に向けての方法は1つだけ。それは自分たちで変えていくしかない、ということです。何故なら人任せにしようとしても、その人が物流に関心を持っていませんから、頼りようがないからです。

 

そこで多くの人に物流に関心を持っていただくことを考えていきたいと思います。まずはメーカーなどの物流のユーザーから考えてみましょう。真っ先に実施すべきこと、それは物流を数字で示すことです。最も効果的な方法は「物流コスト」をデータで示すことでしょう。

 

たとえばある製品を出荷するにあたり、製品1台あたり300円かかる、というように物流コストを明確化することです。部品調達で200円、工場内物流オペレーションで150円、出荷で300円というように、製品1台あたりでデータ化することが重要です。

 

売上高物流コスト比率というものがあります。これはその名の通り、売上高に対する物流コストの比率です。会社のマクロでの物流を把握するためには参考になります。ただしこれだけではピンとこない人がほとんどですから、先ほど示したようなデータが望ましいと思います。

 

この数字を見せられて黙っている経営者はいないのではないでしょう...

サプライチェーンマネジメント

 

◆物流の数値データ

日本では昔から物流に対する関心度は低いと言わざるを得ません。物流に対する学問も確立されていません。物流の仕事をしていると、周りが物流に対してもっと関心を持ってくれれば、と感じることがあります。これは物流を本業とする事業者も、メーカーなどで物流の仕事をしている人も同様に感じていることと思います。

 

物流に携わっている人にとってはさびしい限りですが、これを嘆いていても解決にはつながりません。解決に向けての方法は1つだけ。それは自分たちで変えていくしかない、ということです。何故なら人任せにしようとしても、その人が物流に関心を持っていませんから、頼りようがないからです。

 

そこで多くの人に物流に関心を持っていただくことを考えていきたいと思います。まずはメーカーなどの物流のユーザーから考えてみましょう。真っ先に実施すべきこと、それは物流を数字で示すことです。最も効果的な方法は「物流コスト」をデータで示すことでしょう。

 

たとえばある製品を出荷するにあたり、製品1台あたり300円かかる、というように物流コストを明確化することです。部品調達で200円、工場内物流オペレーションで150円、出荷で300円というように、製品1台あたりでデータ化することが重要です。

 

売上高物流コスト比率というものがあります。これはその名の通り、売上高に対する物流コストの比率です。会社のマクロでの物流を把握するためには参考になります。ただしこれだけではピンとこない人がほとんどですから、先ほど示したようなデータが望ましいと思います。

 

この数字を見せられて黙っている経営者はいないのではないでしょうか。物流担当者は大変かもしれませんが、上位者が無関心でいるよりはましでしょう。ではこの数値データ、すぐに出せる部分がある一方で、ちょっと手間がかかる場合もあると思います。そこでどのようにしてデータ把握をしていくかについて考える必要があります。

 

次回に続きます。

 

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
格差が拡がるSCM   SCM最前線(その2)

 SCM最前線、前回のその1に続いて解説します。   1.SCM達成度は範囲よりも質が重要     これまで、SCM...

 SCM最前線、前回のその1に続いて解説します。   1.SCM達成度は範囲よりも質が重要     これまで、SCM...


ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その2)

◆「ギリギリまでつくらない、運ばない、仕入れない」    前回は「ギリギリまでつくらない、運ばない、仕入れない」の概要を説明いたしました。今...

◆「ギリギリまでつくらない、運ばない、仕入れない」    前回は「ギリギリまでつくらない、運ばない、仕入れない」の概要を説明いたしました。今...


第3のSCM: 社会変革共創を前提とした唯一の戦略 

           1. 既存と異なるSCMを考える  前回の「第3のSCM: 複雑系・安定・利益」では、需要か制約と同期させる既存以外のSCM...

           1. 既存と異なるSCMを考える  前回の「第3のSCM: 複雑系・安定・利益」では、需要か制約と同期させる既存以外のSCM...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
情報発信で物流改善を進めよう 物流側からの情報発信の重要性(その5)

 物流は往々にして何らかの行動の結果として生まれる現象ととらえることができます。前回の事例のように各部門が部分最適を求めて勝手に動くとその傾向が強まります...

 物流は往々にして何らかの行動の結果として生まれる現象ととらえることができます。前回の事例のように各部門が部分最適を求めて勝手に動くとその傾向が強まります...


出荷場の環境整備 出荷物流を改善しよう(その3)

        多くの会社が物流に目を向けてこなかったせいで出荷場の環境整備が遅れています。メーカーであれば生産優先ですから、生産工程の環境整備はば...

        多くの会社が物流に目を向けてこなかったせいで出荷場の環境整備が遅れています。メーカーであれば生産優先ですから、生産工程の環境整備はば...


サプライヤー評価:購買業務の要点(その10)

  取引先であるサプライヤーときちんとした関係を築いていくことは大切なことです。すなわち、購買業務として欠かせない重要業務がサプライヤーマ...

  取引先であるサプライヤーときちんとした関係を築いていくことは大切なことです。すなわち、購買業務として欠かせない重要業務がサプライヤーマ...