後工程はお客様 物流最高品質を生み出すものとは(その3)

投稿日

 
 SCM
 
 物流品質で高い水準を示す相手は顧客ばかりとは限りません。自社内であっても高品質で喜ばれることは大変重要なことだと言えます。工場内物流であれば生産ラインに対して相手が部品を取りやすいように並べてあげることも品質の一つであります。
 

1. 自社内での最高品質とは

 生産ラインが選択に迷うことなく、容器から取り出す手間も省き、生産に専念できるような状態を作り上げることが最高品質の物流につながるのです。
 
 よく「後工程はお客様」という言葉を使います。供給工程のお客様はピッキング工程であり、ピッキング工程のお客様は梱包工程であり、梱包工程のお客様は出荷工程であり、出荷工程のお客様は輸送工程であるということになります。
 
 常に自工程の後工程はお客様ですから、お客様に喜ばれる品質を示すことが必要になってくるのです。
 
 この品質のレベルは、自分が自工程であればどのような物流をして欲しいかを考えてみればわかると思います。
 
 ここでもまた「顧客が求めている以上のもの」を意識することが重要です。これが実現できれば自社内でも最高品質を生み出すことになるのです。
 

2.  S(安全)、Q(品質)、D(納期)、C(コスト)、M(マネジメント)の5つの視点

 物流にもS、Q、D、C、Mがあります。これは実はすべてがQ、つまり品質の内数だという考え方もあります。
 
 安いコストで提供できる物流、常にリードタイムを短く、定められた時刻通りに運ぶ物流、安全に無事故で遂行する物流、いつも統制がとれた物流、いずれもが物流品質が良いという要素の一つなのです。
 
...
 
 SCM
 
 物流品質で高い水準を示す相手は顧客ばかりとは限りません。自社内であっても高品質で喜ばれることは大変重要なことだと言えます。工場内物流であれば生産ラインに対して相手が部品を取りやすいように並べてあげることも品質の一つであります。
 

1. 自社内での最高品質とは

 生産ラインが選択に迷うことなく、容器から取り出す手間も省き、生産に専念できるような状態を作り上げることが最高品質の物流につながるのです。
 
 よく「後工程はお客様」という言葉を使います。供給工程のお客様はピッキング工程であり、ピッキング工程のお客様は梱包工程であり、梱包工程のお客様は出荷工程であり、出荷工程のお客様は輸送工程であるということになります。
 
 常に自工程の後工程はお客様ですから、お客様に喜ばれる品質を示すことが必要になってくるのです。
 
 この品質のレベルは、自分が自工程であればどのような物流をして欲しいかを考えてみればわかると思います。
 
 ここでもまた「顧客が求めている以上のもの」を意識することが重要です。これが実現できれば自社内でも最高品質を生み出すことになるのです。
 

2.  S(安全)、Q(品質)、D(納期)、C(コスト)、M(マネジメント)の5つの視点

 物流にもS、Q、D、C、Mがあります。これは実はすべてがQ、つまり品質の内数だという考え方もあります。
 
 安いコストで提供できる物流、常にリードタイムを短く、定められた時刻通りに運ぶ物流、安全に無事故で遂行する物流、いつも統制がとれた物流、いずれもが物流品質が良いという要素の一つなのです。
 
 つまり単に間違いを起こさない、商品を傷つけないといった直接的な品質だけではないということです。物流を取り巻くすべての管理要素が品質につながるのです。そしてそれらが上手くできることで高品質物流ができていることにつながります。
 
 このことを頭の中に入れながら日々の作業を実施していきましょう。きっと顧客の期待を上回る高品質の物流を実現できることでしょう。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
荷姿の考察 物流改善ネタ出し講座 (その4)

  【物流改善ネタ出し講座 連載目次】 1. なぜ物流は宝の山なのか 2. 宝の山の見つけ方 3. フォークリフトを考える 4. 荷姿...

  【物流改善ネタ出し講座 連載目次】 1. なぜ物流は宝の山なのか 2. 宝の山の見つけ方 3. フォークリフトを考える 4. 荷姿...


SCM効率を評価するKPIの新提案 SCM最前線 (その15)

 前回のその14に続いて解説します。   4. 面積原価を導入すると何が変わるか   (1) 資源効率視点での製品の正しい利益...

 前回のその14に続いて解説します。   4. 面積原価を導入すると何が変わるか   (1) 資源効率視点での製品の正しい利益...


生残りの手段としてのサプライチェーンとは

 「サプライチェーンマネジメント」(工業調査会)を私が出版したのは1998年ですが、それ以来日本国内のジャストインタイムやロジスティクスの分野で実績のある...

 「サプライチェーンマネジメント」(工業調査会)を私が出版したのは1998年ですが、それ以来日本国内のジャストインタイムやロジスティクスの分野で実績のある...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
環境変化と計画見直し S&OPと物流(その1)

◆「量のマネジメント」から始めよう  S&OP、つまり Sales and operation が最近にわかに脚光を浴び始めました。今までの...

◆「量のマネジメント」から始めよう  S&OP、つまり Sales and operation が最近にわかに脚光を浴び始めました。今までの...


共同輸送への道筋 トラック積載率を上げるには(その1)

◆ 容器モジュールで物流改善  物流においてトラックの積載率を上げるように仕事を考えていくことは非常に重要です。トラックの能力を常に意識して仕事をし...

◆ 容器モジュールで物流改善  物流においてトラックの積載率を上げるように仕事を考えていくことは非常に重要です。トラックの能力を常に意識して仕事をし...


マネジメントサイクルを回す 物流BCPについて考える(その9)

         【物流BCPについて考える 連載目次】 1. 事業継続を脅かすリスク ...

         【物流BCPについて考える 連載目次】 1. 事業継続を脅かすリスク ...